アロマテラピー学習ブログ

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参照。

痛風

2008-03-13 09:26:08 | 疾病とその予防
痛風とは、高尿酸血症を原因とした急性関節炎(関節包内に析出した尿酸の結晶に対する炎症反応)を来す疾患である。名称は、痛みが風が吹くように全身を移動することから命名された。

患者の90%以上が男性で、ぜいたくな食生活をすると発症すると言われており、「帝王病」の異名で知られる。最近の疫学的研究によると、アルコールは痛風のリスクを高めるが、特にビールは最もリスクが高い。また、蒸留酒は少し高く、ワインは飲んでも痛風のリスクを高めない。また、尿酸とはプリン体と呼ばれる物質の代謝産物であり、プリン体を多く摂取すると高尿酸血症、さらには痛風の引きがねとなると考えられるが、肉のみならず魚に含まれるプリン体も痛風のリスクを高めるが、野菜に含まれるプリン体(豆類に多い)は高めない。また、砂糖の多いドリンクを週に5~6杯飲む場合やフルーツジュースの摂取が痛風のリスクを増大させる。

そのほか、精神的ストレスや水分摂取の不足は発症の引きがねとなる。特に水分摂取の不足に関しては、日常的に意識して水分を多めに取り、血中尿酸濃度を(排尿によって体外に出す事で)低く保つことが勧められている。

症状
関節に激烈な痛みがおこり、発熱を伴う。体温の低い部位ほど尿酸が析出し易いため、痛風発作は足趾(母趾)に好発する。最初に痛む部位は大抵、足の親指の第二関節である。病状が進むと足関節、膝関節まで進行する。発作を繰り返すたびに症状は増悪する。発作の痛みは骨折の痛み以上といわれ非常に苦痛を伴う。


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