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参照。

骨盤

2008-03-29 10:50:01 | 解剖生理学(骨・筋肉)
骨盤は大腿骨と脊柱の間で体を支える、強固に一体化した一群の骨の解剖学的名称である。

1個の仙骨と、それぞれ左右1対の腸骨・恥骨・坐骨の7つの骨が環状(逆円錐台状)に結合した構造をしている。大きく板状に広がった腸骨が腹腔内臓器を支えている。なお、解剖学においては腸骨・恥骨・坐骨を併せて寛骨と呼ぶこともある

仙骨は脊柱の下端の骨でもある。俗に尾てい骨と言う。
坐骨・腸骨・恥骨の結合部が大腿骨との関節になっている。肩関節と同じく球体関節で自由度は2である。

子供の頃は、腸骨・坐骨・恥骨に分かれて軟骨で結合しているが、一般的に16~17歳、遅くとも23歳くらいまでに軟骨が骨化し、骨結合する。

骨盤は法医学において、頭蓋骨と並んで最も男女差の著明な骨である為、骨盤が遺されていれば性別の鑑定が簡便である。

骨盤の中央の孔は男性では三角形に近く、女性では丸く、出産時に胎児を通すため骨盤が開く。

恥骨下角は男性(50~60度)より女性(70~90度)の方が広い。

 

骨盤の内側の空間を、骨盤腔といい、腹部の内臓のうち、骨盤腔に入っている内臓、つまり下部の内臓を骨盤内臓器(子宮のほか、膣、前立腺、膀胱、大腸の一部など)ともいう。


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