イラストレーターあらいしづかのblog『トナカイのヤカイ』

イラストレーターのあらいしづかが、お仕事・近況・展示などを書いています。
(かつての子育て日記は、爆笑ものです)

お手伝いプチ母さん

2006年09月29日 | 子育て日記
   毎日、夕飯作りは修羅場でございます。

   6時過ぎに保育園のお迎えから帰って来て、
   すぐ取りかかれればいいんですが、
   夏以降、汗を流してから夕食、という順になっています。

   なので、夕飯作りは7時過ぎてからの時間との戦い。

   息子は部活を終えて、帰って来ているので
   「もう待てない!」と鼻息荒く夕食を待っている。
   母も濡れ髪をダッシュで乾かし、凄まじい早さで取りかかる。

   しかし、その時「お手伝いプチ母さん」登場。

   「わたち、ご飯よそってあげるわ~」と狭いキッチンにイスを持ち込む、
   お味噌汁を運ぶ、茹でている鍋を覗きたがる・・・・。

   こちらは一刻も争う夕食作りの戦場のまっただ中、、
   どこ吹く風のまったりした態度で、プチお母さんになっている
   娘はどう見ても、邪魔。

   最後は、母のものすごい形相に恐れをなした息子が
   「もう、こっち来な!!」という一言でリビングに呼び戻される娘。

   「小さい時から、家事を一緒にさせていると、
    自然と身に付くようになる」らしい。

   娘よ、お休みの時はゆっくりご飯作ろうね。
   そして、小学生になったら、ウチの家事の担い手になるんだよ。
   と、毎回食事作りの時に思いつつ、
   結局は、やっつけ仕事をして余裕で娘のお手伝い心を
   満たしてやれない母なのでした。


ひとり語り

2006年09月27日 | 子育て日記
   最近、絵本を自分で読みます。

   いやいや、天才児現れる!とか英才児教育やってます!
   なんてことじゃなくて・・・(って、誰も思ってないかあ)。

   何回も何回も同じフレーズが出て来るお話を読んでいると、
   それを覚えて、プラス自分なりのアレンジを加えて
   読み続けます。

   アナグマのイラストで有名な(昔、ガスかなんかのCMで使われてた)
   スーザン・バーレイの「はるまでまってごらん」。

   うさぎの男の子が、弟や妹を待ちこがれて木の葉や雪だるまを
   弟妹に見立てて遊ぶのだけど、なかなかうまく遊べなくて、
   その度森の動物達が「はるまでまってごらん」という物語。

   途中はだいたい、いい加減なんだけど的確に覚えてる箇所もあり、
   めずらしく母も安らかな気持ちで聞いていたりします。

   まだまだ「さ行」が「た行」になってしまう4才児。
   しましま→ちまちま、わたし→わたちとか。
   そんな舌ったらずで読むお話はホントほほえましいです。

   でも、どこぞの本で
   「子供との絵本読み聞かせは=子供との和やかな時間を共有すること」と
   書いてあったような気がするけど、
   早くバリバリ自分で読んで、自分で「おやすみ~」と寝る
   基本動作も習得して欲しいなあ、などと思ってもいますが、ね。

1人でもへっちゃら!?

2006年09月25日 | 子育て日記
   この日曜日、私ウチの市の水泳の大会に出てました。
  
   年齢別で平泳ぎ50m金メダルを獲得!
   (同年代の出場者がすごく少ないんです・・)
   なので、娘はだんなと少し大会に顔を出してから
   おウチでお留守番。

   ワタシ、メダルのせいで意気揚々と帰宅。
   3時過ぎだったので「お昼寝中かな」と静か~にドアを開ける、と、
   「ママ、お帰りなさ~い!」と元気一杯の娘の声。

   トントントンと二階のリビングに行くと、
   親戚からもらった、ピアノの発表会用のようなベルベットの半袖
   ワンピースを着て、昨日フリーマーケットで購入したエナメル風な 
   横ベルトのまだ2サイズくらい大きな靴を履き、
   こたつ机で絵を描いている娘を発見。

   横の部屋には、たたんだ布団に行き倒れのように寝ている息子。
   下の畳の部屋には、眉間にしわを寄せ苦しそうに昼寝をしている
   だんながイビキをかいていました。

   「みんな寝ちゃったから、わたち静かにしてたの」などと、
   場違いなカッコの娘は優し気に言ってました。

   朝、静かに布団から出たつもりでも
   「ママ~~~~!!」と毎朝大騒ぎの彼女。
   1階に用があって降りて行くと「ママ、早く来て~」と
   すぐ呼び戻す彼女。

   しかし、目の前の娘は1人静かに遊んでる・・・・。
   なぜ、WHY???

   手に持った金銀銅メダル獲得のうれしさもどこへやら、
   「あんたが、いつもこんな風に1人静かに遊んでくれたら、
   ワタシがあんたに金メダルをあげるよ」と
   
   すでにワタシが帰って来たとたんべたべたする、
   ストーカーもどき娘の満面の笑みを見つつ、
   つぶやくのでありました。

月に一度は「工作の日」

2006年09月22日 | 子育て日記
   ある本を買って読んでみました。
   「いわいさんちへようこそ!」岩井俊雄
   http://www.kinokuniya.co.jp/02f/d05/iwaisan.htm

   そこにはクリエイターの父が1人娘と一緒に
   いろいろな工作を作ったりした作品がおしゃれ気に
   写真付きで載っている、手作り心をそそる本。

   腐っても(ちょい腐りかけ)「イラストレーター」の私。
   ダンナだって文字で書けばかっこいい「照明デザイナー」じゃん、
   てこと気づきましたよ、この本読んで。

   で、
   小学校になったらなかなかべったり遊んだりできない事を
   想像して、
   「今、やっておかなければー!!」と叫び、
   早速、この作品作りしてみました。

   まずは、
   いわいさん本、丸写し「リベット(足が開く画鋲)」くん人形。
   うちオリジナルは、斜めに開く冷蔵庫かな・・・。

   書いて作って切ってリベットを挟んで、出来上がり~。
   簡単です。ウケます。
   でも、すぐその作業に飽きます、4才児・・・。

   この「いわいさん・・」本は1人娘にたっぷりの愛情かけて  
   パパが楽しく作っている「感」満載。
   ・・・でも、母としてはちょいむずがゆい感もあり。

   でもでも、先輩母から「すぐに子供は大きくなって手が離れて寂しい」と
   言われ続けている昨今。

   この本をキッカケに月に一度くらい(少ない?)
   「工作の日」を作ろう!と心に決めた母でした。
   (ここで宣言して、続けようというせこい私です)
   

弱気なあいつ

2006年09月20日 | 子育て日記
   この週末風邪を引きました、娘。

   土曜日、息子の小学校サッカークラブのバーベキュー大会に
   参加して元気そうにしてたのに、
   次の日の日曜日、朝から熱っぽく咳もゴホゴホ・・。

   久しぶりにダンナの実家に泊まりに行く予定を
   急きょ、ダンナと息子だけにして、
   私たち二人は家でじっとしている事になりました。

   折しも台風の雨と風が午後から吹き荒れ、
   まあ家にいるのにはちょうどいい(?!)天候。

   37度代だった体温も38.4度まで上がり、さすがの鬼母も
   この時ばかりは「ジュース飲む?ヨーグルトは?梨もおいしいよ」と
   やさしさのオンパレード。
   娘も、さすがに熱と咳で苦しいのか、リビングに布団を敷き、
   ぐったりと寝ながらDVDを見るのがやっと。

   お昼寝をしてまたテレビを眺め、ゴロゴロしています、いつもと違って。
  
   夕飯も食べたくない,と言うので母は1人で夕食を食べる事に。
   いつもは「テレビばかり見ないで、食べなさい!」とか
   「ご飯と一緒におかずも食べる!」とかいろいろと注意しないと
   ちゃんと食べない娘。
   あげくの果てには「ママのとこ座る~」と二人羽織で食べさせる始末。

   なので、今日は久々自分のペースで、食べられる絶好の機会に恵まれ、
   小さい幸せを感じつつ、ビールのプルトップをシュッパッ!

   すると
   「ママ、あたち今日一緒に食べられなくて、
   1人でさみしくてゴメンね・・・」というか細い娘の声が・・・。

   「い、いいんだよ、お風邪引いてるから食欲ないしね・・」と 
   本心を隠しつつ引きつった笑顔のワタシ。

   結局その日は、3時間くらいのお昼寝+早めの就寝で
   と~ってもいい子でしたよ。
   「その日」だけは。

   次の日心配して、熱を測ったらもう平熱。
   でも、あんなに昨日ぐったりしてたんだから、と
   母はタカをくくっていたら、咳は出るものの元気いっぱい。
   さすがに外には出なかったけれど、狭い家中を遊び回っていました。

   「一日天下」そんな言葉を歴史で習ったような・・。
   
   娘がいて、まったり過ごせる事は皆無なので、
   まさにワタシの一日天下は、娘の超早い回復で
   幕を閉じたのでありました。

雨なんかきらいだー!

2006年09月15日 | 子育て日記
   今日は久々に晴れましたね。
   しかし、今週はずーっと台風の影響か雨続き。
   そんな時は、毎日の保育園の送迎が憂鬱の種でありました。

   後ろの子供椅子には、でーんと「アンパンマン」シートが
   笑っているママチャリ全開な私の自転車。
   雨の日には、もっともっと情けない姿に変身です。
    
   ハンドルの前には、大阪のおばちゃんは
   全員持っていると言う「さすべえ」なる
   アイデアグッズを装着して、
   傘を突き立て、自分は黒いカッパを頭から着用、
   足は少し流行をはずしたスネ丈のいらない濃い茶の
   ブーツを履き、前のかごにはどこかおしゃれな店で買った
   時にもらった包装用のビニール袋(3年使用)に
   保育園グッズをねじ込みます。

   後ろには、モモンガのようなお古かっぱを着、
   フルネーム他人の名前がばっちり書いてある
   これまた、お古長靴をうれしそうに履いている娘が
   物悲しさを募らせます。

   「カッコ悪い」・・・・。
   ホントカッコ悪いです。

   できれば、保育園関係者だけしか、会いたくない
   そんな雨の日。
   でも、そんな日に限って子育てを半卒業しつつある、
   優雅なママ達に遭遇しちゃうのです。

   「あら、保育園?いってらっしゃ~い」
  
   満面笑顔です。
   こちらは、汗と雨で髪の毛は顔にくっついてゾンビ状態。

   「あと3年,あと3年弱・・。
   そしたら、あちら側へ行けるんだ」
   母は、重いペダルをこぎつつ念仏のように
   何度も心の中で唱えるのでありました。 

    
   

なぜか結ぶ・・・

2006年09月13日 | 子育て日記
   前にも掃除機に何かを結んでいた娘ですが、
   また、いろいろ「結んで」います。

   昨晩、知り合いのお通夜があり、娘が寝た頃に帰宅しました。

   すると、立てかけたコタツの足と電子ピアノ・テレビが
   ひもだらけ。

   真ん中には、ミッキーマウスの人形が首つり状態でひっかかっていて、
   暗いリビングは、巨大クモの巣状態。

   お通夜帰りだけに、一瞬背筋がゾーーー。
   
   とっても細かい結び目は、
  「世界結び目コンテスト」4才児部門優勝!くらいのものなのですが、
   その意味は、常人の大人には全く不明。
   
   ただただ「結ぶ」って作業に没頭しているのか、
   そのひもが「大きな世界」を作っているのか、
   
   とりあえず、最近足腰が弱っている母は
   「足引っかけまい」と
   お清めで酔っぱらった頭でおぼろげに思うのでありました。
   

出たな、コスプレ!

2006年09月11日 | 子育て日記
   一時、下火になっていましたが、
   またコスプレ熱、再燃です・・・。

   週末、保育園で年に一度のバザーがありました。
   お昼までの短い時間なので、外部の方が買って行く、と言うより
   内部同士で売る→買うが行われてるくらいの規模。

   なので、先週水曜日位からバザー準備がお迎え時間にあり、
   保護者は値段付けをしながら、横目で物色していました。

   ありました、ありました!
   娘が好きそうな変身する女の子のドレス(例・プリキュアなど)。

   私がこっそり娘に教えてしまったのが、そもそものまちがいだとは
   わかっています。
   でも、定価6,825円が、驚きの800円!(しかも、杖とティアラ付き)
   損得勘定が母の脳裏に浮かんでしまったのも事実です。

   「開始!」の放送と共にゲットしました「ふたご姫(詳細不明)」の
   水色のドレス。
   9時半から始まり、10時前には即行で帰宅しました、娘と私。

   そして、
   鏡の前で「コスプレショー」が開始です。

   「まあ、女の子は誰でも通る道だし・・」
   「小学生になれば卒業するって言うし・・」ダンナと二人、
   蒸し暑い家の中でシナを作って鏡に向かう娘を見つつ、
   つぶやいていました。

   でも・・、中学生になっても高校生になっても、ましてや
   社会人になっても「コスプレ」しちゃう人ってけっこういますよね(汗)。

   とりあえず、先の事は先の事。
   きれいなドレス(しつこいけど800円)を着て、いい気分になっている娘が
   満足してたらお安いもんだ(そりゃあ、800円だもん)と、
   お気楽に考えて、お茶を濁す父母でありました。

  

   
   

よかったね~!

2006年09月08日 | 子育て日記
   やっと見ました「ゲド戦記」。

   前売り券まで買ってあったのに、
   封切りからすでに2ヶ月余り経ってしまいました。

   私は見たい映画の批評は読まないでおきたい派なのですが、
   2ヶ月も過ぎると、いつの間にか耳に入ってしまうもの。

   なんとなくいつものジブリ作品より辛口の批評が多いらしいのを
   考慮して「まあ、とりあえず家族のイベントとして行く」位の
   スタンスで望みました。

   2時間余り、どうにか娘も席を立たず過ぎました。
   ・・・でも、その時間ほぼ食べ続けていましたよ、
   キャラメルポップコーンやおせんべいやアメなんか。

   「あたち、この歌を聴くと泣きたくなっちゃう」などと
   殊勝にも言っていたこの娘。
   とっても楽しみにしていたはずなのに、始まったらお菓子の虜。

   私も感想を・・と聞かれたら、率直に答えられません、
   娘が私のひざに乗り移って来たり、お茶を飲ませたりと
   落ち着かなかったもんで・・。

   ところが、
   帰って来たとたん「あの映画、よかったね~!」と
   心を込めて言いました、この娘。

   どこを見てたのでしょう。途中「泣いちゃう」あの主題歌がけっこう
   長く歌われているシーンもろくに見ずに食べ続けていたくせに。

   集中力があるのか、ないのか、まだまだ未知数な4才児。
   でも、徐々に映画館慣れさせて、自分の趣味に引きずり込もうと
   秘かに長期計画を立てる母でありました。


今、なにしてると思う。

2006年09月06日 | 子育て日記
   ごまかしテク、その2です。

   またも怒られそうになった時、もしくは娘がハイな時、
   よくやるこの技。

   鼻を片手で隠し、もう一方の片手の人差し指をそこに差し込みます。
   そして一言、
   「なにしてると思う?」
   こっちが気が立ってる時、「もう鼻の穴に指突っ込むのやめなさい!」と
   激怒!
   ところが、隠している手をどけると、鼻の横をホジホジしているだけ。

   マジ、気が抜けます・・・。
   怒っている自分がバカみたいです。
   こんな娘に育てた自分のアホさ加減を振り返り、怒る気力が萎えます。

   そして、娘の思うツボにぼっかりハマる母であります。