イラストレーターあらいしづかのblog『トナカイのヤカイ』

イラストレーターのあらいしづかが、お仕事・近況・展示などを書いています。
(かつての子育て日記は、爆笑ものです)

新春フォントかるた祭り

2018年01月11日 | アート


1/10(水)FONTPLUS DAYセミナーに行ってきました。

東新宿の「えっこんなところに、まだバブリーなビルが?!」ってな
感じのキラキラしたオフィスの17階。



今話題の「フォントかるた」を作った※4人=せきねめぐみさん・伊達千代さん・星わにこさん・横田良子さんが誕生秘話から、
フォントかるたの文字の選び方、そして遊び方までをみっちり、2時間に渡って話してくれました。



※うち3人が私も仲間に入れてもらっているフリーランス集団「フラーレン」のメンバーで
好奇心旺盛なデザイナーさんたちです。

「愛のあるユニークで豊かな書体」

PC が無かった時代には、写植の書体見本帳にはこんな文章がずらりと並んでいましたっけ。

かるたの遊び方は簡単。
♪「ヒラギノ明朝体 W8」〜♪と読まれると
その字体の札を取る!というもの。

デザイン字体ならいざ知らず、
似たような明朝体やゴシック体の中から、1つを選び出していくのは至難の技。

でも、それを覚えてすかさず取るところに、面白さが凝縮しているようです。




ワンフェスに参加するために、軽い気持ちで作ったのが始まり・・というフォントかるた。
4人の作り手をロールプレイングゲームの「勇者」「戦士」「旅芸人」「賢者」に例え、
「手作業」「物流」「販売」「人件費」という魔物をどんどんやっつけて行くという話に置き換えて、
わかりやすくそして面白く話してくれました。

また、4人がデザイナーということで、プロジェクターの解説の図やイラストが
ものすご〜くわかりやすくきれい!!



今や評判が評判を呼び、大人気!のフォントかるた。
印刷博物館、DNPプラザ、ヴィレッジヴァンガードオンラインストア、Amazonでも販売中。
一家に、1フォントかるた

奥深いフォントの世界に、私も足を踏み入れようと思いました!

フォントかるたHP

#フォントかるた #フリーランス集団フラーレン #話題 #おもしろい

「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」

2018年01月04日 | 展示


2018年明けました。
(今年は喪中のため「おめでとう」は無しで。)

自宅のお正月の用意を終えてから、大晦日は独居母との静かなに過ごし、
新年は、相方実家の四世代が集まり、にぎやかに顔を合わせました。

1日3回きっちりとご飯を作りすぎ、ちょっと疲労気味。
でも、今日から平常運転の気持ちで行きたかった展示へ、
びゅーんと車飛ばして行ってきました。




板橋区立美術館
「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」
2017年11月25日(土)〜2018年1月8日(月・祝)
9時30分~17時(入館は16時30分まで)

(HPより)
南インド・チェンナイの出版社「タラブックス」。
1994 年に設立され、ギータ・ウォルフとV・ギータという
二人のインド人女性が中心となって活動。
美しいハンドメイドの絵本が知られている・・(略)。
詳細はこちらへ→http://www.itabashiartmuseum.jp

朝、10時着。駐車場がラッキーに1台空いていて滑り込みセーフ。
会場も、結構年齢の高い方々がわんさか入場していました。

シルクスクリーンの「夜の木」はやっぱり秀逸。
一冊一冊手作りしている映像もあり、見入ってしまう。



仕掛け絵本やタペストリーのような長い絵巻物風の作品もあり。





1人で完結するイラストとまた違って、
複数の人といくつもの工程を経て作られる作品は、なんだか羨ましい。

2018年早々「作りたい!描きたい!」気持ちむくむくわいてきました。

1月8日(月・祝)まで。
ちょっと遠いけど、オススメです。


#タラブックス #板橋区立美術館