映画館で MET(メトロポリタンオペラ)が
あるらしい・・?
どんな感じなのか分からないけど、
とにかく行ってみました。
正式名称は
「MET LIVE VIEWING 2008-2009」。
上映期間が1週間しかないので
(そのうえ 1日1回上映)
この忙しい時期ですが なんとか時間作って。
行くと なんだか いつもの映画の様子と違います。
先ず 料金3500円!
映画館で 3500円ですよー。
どうしようかと 一瞬怯みました。
しかし!何しろ メトロポリタンオペラです。
実際に観に行けば 交通費、宿泊費もかかって
何十万も(きっと)します。
そ、そう思えば・・きっとものすごく安いでしょう。
それにMETは なかなかチケット取れないんです。
それで 実際に劇場に足を運んで分かったことは、
いわゆるオペラを題材にした映画ではなくて
本当に NYリンカーン・センターにある
メトロポリタンオペラハウスで上演された舞台を
収録されたもので しかも それが最近のもの。
今回観た「ファウストの項罰」は
MET上演が 2008年 11月22日で
ライブビューイングの方が 2008年 12月13~19日。
ホントに 最近の舞台なんですね。
ああ、そう思うと すごく有りがたい気がします・・。
日本では 松竹株式会社さんが関わられてるそうです。
松竹さんは 歌舞伎もシネマ歌舞伎やってるし、
結構チャレンジャーです。
ずいぶん前になりますが
私もMET マンハッタンにいた頃
何度か 観に行きました。
今も そうですが その頃は もっと
お金もそんなに無かったので
行くといっても いつも後ろ~のお席。
ホントに 立ち見の方々の1つ前の席だったり
実際 立ち見も経験あるし、
裸眼じゃ もちろん見えません・・の席。
小さい時 バイオリンを習っていて
中学生くらいから 学生オケやアマチュアオケに
入っていて 訳分からないままに
オペラの曲も ひいたりしてました。
内容知らないで 題名と作曲者しか分からない状態だったけど。
だから 実際に 舞台の上で 知ってる歌が出てきて
(しかも豪華な舞台装置で 物語として全通しで)
それも 超超一流の人たちが 演じて歌うわけですから
感激しましたー。
知っている曲だと 長いオペラでも付いていける、
たとえ言葉も理解出来なくても
なんとか分かる(気がする)ので 楽しめるのです。
と言っても カルメンとかアイーダとか
チューランドットみたいな舞台も派手な方が
好きは好き。分かりやすいは 分かりやすい、ですけど。
それで このライブビューイング
その舞台映像に プラス出演者のインタビュー。
それも 楽屋袖での インタビュー、待ち時間のあいだに
緊張の面持ちの出演者のインタビューなので
すごく(本当に)ライブ感たっぷりです。
お得感も たっぷりです。
そして 本当の舞台と同じように
休憩時間が ながなが20分以上もあります。
映画館なのに。
途中で お休みあって ロビーに行ったり出来て
これも また不思議な感じです。
画面に METの座席が写っていて
あと○分みたいに 分かるんです。
時間に余裕があるのも いいですね。
今日 観た「ファウストの項罰」(ベルリオーズ)。
感想は また後で・・ですが、
何しろ「ファウストにメフィスト(フェレス)」。
これって どうしてもネクサス思い出しますね。
原作は ゲーテの「ファウスト」ですから。
ネクサスの時も「そこからかー。」みたいに思ったけど、
内容を考えながら 観ると「深いなー。」って
いまさらながら 思います。