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一日も早い回復をお祈りいたします

逢ひみての

2008-11-14 17:06:18 | 本・雑誌


今日は 体調が いまいちです。
胃が痛い。
昨日 病院の予防接種で待たされたから
風邪を貰ったのかも しれません★
予防に行ったのに 貰ってどうするの?です。
(あ・・、話題が暗い。駄目ですね。)
元気だそう!自分。
・・って 余計になんだか空しいですけど。


元気になる話とか、気持ちが明るくなる話とか
そういうお話は 無いかしら?と思って。
ちょっと考えてみました。
せっかくなので 綺麗なお話をしましょう♪
百人一首です。
(まあ どうしたんでしょう 笑)。
今度 川久保くんの演じる役が 平安貴族だから
最近 時々 読んだりしてるのです。
 
NHKの年末のスペシャルドラマなので
役名の発表は もう少し後でしょうか。
「母恋ひの記」。気になってます。

原作「少将滋幹の母」の役どころと同じなら
兄弟役の鷲生さんが 藤原時平の長男さんなので
川久保くんは 三男の敦忠かなと思うのですが。

その藤原敦忠(だったら嬉しいのです・・)は 
侍従、蔵人頭、参議などを経て
従三位・権中納言にまで昇進。
琵琶の名手で、和歌にも卓越。

と書かれてます。
なんか 素晴らしい方のようです。
しかも 見た目も美しく たいへん もてたらしい。

そして 百人一首には 権中納言敦忠という名前で

「逢ひみての のちの心に くらぶれば
 昔のものを 思はざりけり」

という歌を残されてます。

はじめての逢瀬の後に贈った 後朝(きぬぎぬ)の歌。

当時の貴族社会の習慣で
女のもとに男が通う制度だったので、
逢瀬を終えて帰った後で 男が その朝に
女のもとに 歌を贈るのも 大事な習慣の1つ。
その歌のことを 後朝の歌というそうです。

逢って契った後の この恋しい気持ちに比べると
以前の物思いなど 何にも思わぬにひとしいくらいである。

とか言う「大人の」歌です。
はじめて一夜を契ったあとに 
わきおこる複雑な男の心の動揺を詠んでいる歌だそう。

それまでは「はやく逢いたいものだ」と思って
胸焦がれて 歓びを夢みていたのだけれど
なんとも不思議なことに 逢ってからの方が
以前よりも 辛い気持ちになってしまった。
もしも この先逢えぬことでも あったらと
不安の気持ちが強くなり 恋しさに苛立つ。
逢う前に 逢瀬を夢みていた頃の方が
気楽で むしろ苦しくはなかったのではなかろうか。

という「愛」の歌。
もてたんですね、敦忠さま。
素敵です。
お正月のかるた・・と思うと
お子様には 濃厚な歌ですね(照)。
言葉だけ見ると さらっとした印象ですけど、
説明を読むと「まあ、敦忠さま。」って感じです。




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