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一日も早い回復をお祈りいたします

ダークナイト観ました

2008-08-18 22:08:20 | 映画・DVD

噂のダークナイト観てきました。
良かった。
好き嫌いある映画かもしれないですが
全部が 手抜き無し 骨太で かっこいいです。
アメコミのヒーローものって 普段は気弱とか 精神的に弱いとか 女性に弱いとか
どこか やたら人間的な部分が 出てくること多いのに。
このバットマン(ブルース・ウエイン)は 
普段も 大金持ちでダンディで ちょっと胡散臭い設定だけど 
それが また嵌っていて かっこいい。
007みたいです。
クリスチャン・ベールが まさに!って感じで 嵌り役でした。

存在感では 主役をしのぐ 怖いのに目が離せないジョーカー(ヒース・レンジャー)。
メイクをしてない顔 結局出てこないので あれが素顔・・ということ?
メイクと言うより 存在そのものが ばけもの(誉め言葉)です。
共演者も 怖かったんじゃないでしょうか。
狂わされそうって言うか。
影響 受けてしまいそう。
それとも 怖すぎて 一歩引いて見ていたのかも。

ヒースは 画面で見てても 怖いので 
目は出来るだけ見ないようにしてました。

暴力のシーンも結構あったので 
出来るだけ 見ないようにして(声だけ聞いて)ました。
字幕だったので 時々分からなくなって
(英語も・・早口だと聞き取れない★)
目を開けると すごい怖いシーンで「うぅ・・。」って思ったり。

ヒース・レンジャーは 悪の象徴として 描かれてるのだけど
顔の白塗りが 途中ハゲてくるところがあって 
「やっぱり この人 人間だったか・・塗っただけなんだな」
って 気づくんです。
(人間じゃなく 悪魔とか 違う存在と思いたかった。)

本当は人間として存在してるらしい(顔がハゲてる)状態で 
他人を操作しようとしてるヒース。
そして それに「善の塊」みたいな人までもが あっさり騙されるので
余計に怖いんです。
かと言って すごく頭が切れまくってるわけでもなく 
意外と つまんない 簡単な失敗もしたりする。
企んでると言うよりも 自分で自分のことを「狂犬」と呼んで
ピエロの顔のまま 気持ちのままに行動します。
そして バットマンに異様に執着する様子は ストーカーのよう。
表と裏の存在(バットマンとジョーカー)。
(表と裏は この2人だけでは なかったのだけど。)

なんなんだ この凄い人は!・・なんですが、
この映画の撮影後の 今年の1月 お亡くなりに なったのだそうです。
それを聞くと 何も言えなくなります。
全てが 凄過ぎでした。

映画の中には 色んな 哲学的な内容も出てきて 
考えさせられるのことも 時々ありましたが
「そういう事 考えるのは また後で。」
と 思うほど アクションシーンも また 良かった。

残酷な場面もありますが 爆破のシーンもカーアクションも迫力があって
シーンが速すぎて どこがどうなってるのか分からないところも あったくらい。


バットマンは コスチュームも素敵だし、
バイクみたいな 見た事ないような新兵器 
「バットポット」が とにかくかっこいい。
マントを翻して~とか 他でやると コメディ?って思うことありますが
バットマンは「マントを翻して バットポットで敵を追い詰める」なんて ベタなことが本当に 素敵で 見惚れます。 
ビジュアルとしては バットマン見るだけでも満足です。

一方で ゴッサムシティーの救世主として 現れた
地方検事 ハービーデント。
バットマンの元カノと恋人状態で すべてに成功している米国人
と言う象徴のような存在。
いい人過ぎて それだけ★って 感じが(はじめ)しないでもないです。
あまりに 真っ直ぐなので バットマンも次第に
デントのことを 認めるようになって
(元カノのことも 認めてもいい と思うようになって)
自分に代わって この街の真の救世主になってもらおう 
とまで思うようになります。
(でも 存在感としては 正直 あの2人には まだ かなわない状態。)
ところが ある悲劇が起こって 
いきなり ものすごい存在感で 周りを圧倒するようになるのです。
(このあたりは 監督 もうホント凄いなって思いました。)

この原作 昔からあるので 
このコミックのアイディアが 最初で
これに影響受けて 作られたお話も もしかしたら多いのかも。
知らぬ間に すり込みされているから 
「あーどこかで 見た」とか「何かに似てる」とか
思ってしまったのかもしれません。
ここが スタートだったのかも。
この映画を見て いろんなヒーローものや特撮ものを思い出してました。
ネスサスも風小次も。
でも ちょっと違うかもしれないけど
「泣いた赤鬼」も なぜか 思い出しました。(日本人だけかな。)

この映画 話も俳優さんの怪演も 素晴らしいですが
脇の俳優さんも みんな無駄がなくて 
変にちゃらちゃらした人が 一切出てこないのも 印象的でした。
そんなところも 硬派で いいな と思います。
すごく いい映画!って思ったので 思い付くままに感想書いてしまって
順序とか たぶん 適当・・★だと思います。
時間があって もう1回 映画見られたら 
感想書きなおしたいです。