映画の「怪談」観ました。
ホラー映画は 苦手なので 怖い映画は よっぽど好きな俳優さん、女優さんが出演されないと 観に行きません。
これは 最近とっても気になる 尾上菊之助さまが 主演なので（しぶしぶ？）観に行ってまいりました。
ホラーものが 好きな方には 物足りないかもしれないですが、私は 十分怖かったです。
タイトル「怪談」は 伊達じゃないです。
見た目の怖さは そんなでもないのですが、色んな意味で怖い。
映像も 落ち着いていて 品が良く グロテスクな場面は少ないのですが やっぱり そういうシーンは 怖くて 直視出来ません。
しつこい（失礼★）黒木さんが もう 綺麗なぶん 余計に怖いですし、
可愛い井上真央ちゃんも そういう時は やっぱり怖い。
ほんとは いい人の 麻生久美子さんも 木村多江さんも 菊さまに絡むと なんだか不幸に巻き込まれるんです★
瀬戸朝香さんは 悪女が似合う（大好き）ので かっこいいですが。
でも 女優さん それぞれ とっても お美しい。
修羅場になっても、言葉にし難いシーンでも、お岩さんになってさえも まだ綺麗です。
タイプの違う女優さんが それぞれ ご自身の勝負着物姿（←こんな言葉は 無いですが 一番お似合いな お着物姿を もってこられた・・というぐらい それぞれ その方らしい お着物姿でした☆）なので それを じっくり見るのも良し☆ です。
化粧の薄い（普段見る菊さまは 歌舞伎役者なので 舞台化粧の方が馴染みがあります）菊之助さま。不思議な感じです。
目の色が薄いし、睫が長いので 見る角度によっても 印象が違って見えます。
ものすごく綺麗にも ちょっとファニー（・・すみません）にも見えます。
この方は 芸の経験の厚さが 半端ないですから 性別、年齢超えて どちらにも行ける方。ちょっと なよなよ・・と見えると 思いきや 戦うと意外と強いですし。（どうして あんなに 強いの？！・・と思いました。）←ほんと 意外なのです。
色男 金と力は・・というように思い込んでいたので よけいに そう思ったのかもしれませんが。
本人 全然悪気は無いのに 女の人の方から来てるだけなのに 結局 悪者にされてしまって かっこいいのも大変だな～とか（笑）。
断わっても、断わらなくても 悪者になって 可哀想だな～とか。
「あなたが 綺麗すぎるのよ、それで優しい とくるから タチが悪い。」とか言われるんです。
そんな事言われて、ちょっと 嬉しそうにも 一瞬見えるのだけど すぐ どんよりしてしまう 可哀想な菊さま。
すごく人間的でもありました☆
引き出しが多いので この方に関しては 興味がつきません。
ファン というまでには行かないかもしれませんが 菊之助さまは これからも出来るだけ観て行きたいと 思いました。
あと 音楽担当が 川井憲次さんでした。
色んな楽曲を担当されている方ですが、私にとっては ネクサスの音楽担当さん。
映画の中でも そういえば ここ ネクサスっぽい（・・いや ほんとに そう思ったんですよー！）と 思える展開部分とか あったんです。
今まで平和な感じだったのに 急にびっくりさせるところ、じわじわ怖くなるメロディとかは ネクサスのサントラ盤にも あったな～と 映画観ながら 思い出したりも しました。
怖いけど 品格があって 綺麗な怪談。
綺麗で 本当に良かったと思いました。
