今日は暖かくていい天気でござった。
日中など、ジャンバーを脱いで仕事でござったのだ。
今日は現場が二つあり、先輩職員と別れての作業となったのでござる。
利用者数名と畑で畝均しでござった。
今日こそ看板を立てたいと思いながら行ったのでござるが、結局鉄筋を二本切っただけでござった。
明日は雨という事で、看板立てなどとても出来ぬ状況でござろうな。
まあ、お天道様のする事でござるから、勝てる道理が無く従うのみでござる。
そんなこんなで、帰り方、風がかなり強く吹いて、近くの山など山の風鳴りをすることもござったのだ。
久々の山の風鳴りでござり、拙者、数分聞いていたのでござるが、二度ほど聞こえただけでござった。
どうも風の強さと向きと風筋によって、鳴ったり鳴らなかったりするようでござる。
帰り道に面白いものを見たのでござる。
農道が30mほどにわたり、大振りのネズミのようなものが、パッと見でそれこそ数百ほど、道路をサササササッと走り渡っているのでござる。
大小あれども、いずれもチョロチョロだったりサーッとだったりでござるが、どんどんと渡っているのでござる。
その間渡ったのは、数百ではとても効かぬでござろう。
拙者、「アヤー!コリャなんじゃ?」と速度を落とし、山の風鳴りを聞いた後でもござるので、チョコッと怖さもあったのでござる。
ちょっと近寄ってみたのでござる。
車のライトの光にも動じず、同じように走り渡っていくのでござる。
拙者の車は、そこから10m程度はなれていたでござろうか。
ネズミにしては少々形が変なのでござる。
まず、長い尻尾が見当たらぬのでござる。
そして、走っているというより、転がっているというほうが正しいのでござる。
どんどん梨畑から出てくるのでござる。
拙者、合点がいき申したのでござる。
梨の畑から、枯葉が風に吹き飛ばされて飛び出しているのでござったのだ!
それが道路を横断しながら転がっていくのでござる。
拙者、一人でニマニマと笑ってしまったのでござる。
「幽霊の正体を見たり枯れ尾花」という句もござるが、それでござるな。
山の風鳴りを聞き、暗さも手伝い、枯葉の飛び転がる様を、そのように見てしまったのでござる。
一人しかいないとはいえ、少々こっ恥ずかしくもあったのでござる。
その、山の風鳴りや枯れ葉のネズミもどきをもたらしたところの元凶が、この天気図の気象でござる。
一体どんな天気図の時にこのような事がおこるのかと、やや恨めしげに覗いた天気図でござる。
思い返すと、面白いものでござった。
という辺りで、「明日の心だ!」
日中など、ジャンバーを脱いで仕事でござったのだ。
今日は現場が二つあり、先輩職員と別れての作業となったのでござる。
利用者数名と畑で畝均しでござった。
今日こそ看板を立てたいと思いながら行ったのでござるが、結局鉄筋を二本切っただけでござった。
明日は雨という事で、看板立てなどとても出来ぬ状況でござろうな。
まあ、お天道様のする事でござるから、勝てる道理が無く従うのみでござる。
そんなこんなで、帰り方、風がかなり強く吹いて、近くの山など山の風鳴りをすることもござったのだ。
久々の山の風鳴りでござり、拙者、数分聞いていたのでござるが、二度ほど聞こえただけでござった。
どうも風の強さと向きと風筋によって、鳴ったり鳴らなかったりするようでござる。
帰り道に面白いものを見たのでござる。
農道が30mほどにわたり、大振りのネズミのようなものが、パッと見でそれこそ数百ほど、道路をサササササッと走り渡っているのでござる。
大小あれども、いずれもチョロチョロだったりサーッとだったりでござるが、どんどんと渡っているのでござる。
その間渡ったのは、数百ではとても効かぬでござろう。
拙者、「アヤー!コリャなんじゃ?」と速度を落とし、山の風鳴りを聞いた後でもござるので、チョコッと怖さもあったのでござる。
ちょっと近寄ってみたのでござる。
車のライトの光にも動じず、同じように走り渡っていくのでござる。
拙者の車は、そこから10m程度はなれていたでござろうか。
ネズミにしては少々形が変なのでござる。
まず、長い尻尾が見当たらぬのでござる。
そして、走っているというより、転がっているというほうが正しいのでござる。
どんどん梨畑から出てくるのでござる。
拙者、合点がいき申したのでござる。
梨の畑から、枯葉が風に吹き飛ばされて飛び出しているのでござったのだ!
それが道路を横断しながら転がっていくのでござる。
拙者、一人でニマニマと笑ってしまったのでござる。
「幽霊の正体を見たり枯れ尾花」という句もござるが、それでござるな。
山の風鳴りを聞き、暗さも手伝い、枯葉の飛び転がる様を、そのように見てしまったのでござる。
一人しかいないとはいえ、少々こっ恥ずかしくもあったのでござる。
その、山の風鳴りや枯れ葉のネズミもどきをもたらしたところの元凶が、この天気図の気象でござる。
一体どんな天気図の時にこのような事がおこるのかと、やや恨めしげに覗いた天気図でござる。
思い返すと、面白いものでござった。
という辺りで、「明日の心だ!」