HYAKUSHOU日記

毎日の作業と暮らしといろいろの出来事

天気晴朗なれど

2010-12-02 20:00:45 | Weblog
 今日は暖かくていい天気でござった。
 日中など、ジャンバーを脱いで仕事でござったのだ。
 今日は現場が二つあり、先輩職員と別れての作業となったのでござる。
 利用者数名と畑で畝均しでござった。

 今日こそ看板を立てたいと思いながら行ったのでござるが、結局鉄筋を二本切っただけでござった。
 明日は雨という事で、看板立てなどとても出来ぬ状況でござろうな。
 まあ、お天道様のする事でござるから、勝てる道理が無く従うのみでござる。

 そんなこんなで、帰り方、風がかなり強く吹いて、近くの山など山の風鳴りをすることもござったのだ。
 久々の山の風鳴りでござり、拙者、数分聞いていたのでござるが、二度ほど聞こえただけでござった。
 どうも風の強さと向きと風筋によって、鳴ったり鳴らなかったりするようでござる。

 帰り道に面白いものを見たのでござる。
 農道が30mほどにわたり、大振りのネズミのようなものが、パッと見でそれこそ数百ほど、道路をサササササッと走り渡っているのでござる。
 大小あれども、いずれもチョロチョロだったりサーッとだったりでござるが、どんどんと渡っているのでござる。
 その間渡ったのは、数百ではとても効かぬでござろう。
 拙者、「アヤー!コリャなんじゃ?」と速度を落とし、山の風鳴りを聞いた後でもござるので、チョコッと怖さもあったのでござる。

 ちょっと近寄ってみたのでござる。
 車のライトの光にも動じず、同じように走り渡っていくのでござる。
 拙者の車は、そこから10m程度はなれていたでござろうか。
 ネズミにしては少々形が変なのでござる。
 まず、長い尻尾が見当たらぬのでござる。
 そして、走っているというより、転がっているというほうが正しいのでござる。
 どんどん梨畑から出てくるのでござる。

 拙者、合点がいき申したのでござる。
 梨の畑から、枯葉が風に吹き飛ばされて飛び出しているのでござったのだ!
 それが道路を横断しながら転がっていくのでござる。
 拙者、一人でニマニマと笑ってしまったのでござる。

 「幽霊の正体を見たり枯れ尾花」という句もござるが、それでござるな。
 山の風鳴りを聞き、暗さも手伝い、枯葉の飛び転がる様を、そのように見てしまったのでござる。
 一人しかいないとはいえ、少々こっ恥ずかしくもあったのでござる。

 その、山の風鳴りや枯れ葉のネズミもどきをもたらしたところの元凶が、この天気図の気象でござる。
 一体どんな天気図の時にこのような事がおこるのかと、やや恨めしげに覗いた天気図でござる。
 思い返すと、面白いものでござった。

 という辺りで、「明日の心だ!」

おデート

2010-12-01 20:49:03 | Weblog
 今日は暖かな日でござった。
 朝からちょっと気分が良くなるような小春日和でござった。
 で、出勤にはジャンバーを脱いで出かけたのでござる。

 施設へ着いて、先輩の段取りを聞いて拙者の予定を組んだのでござる。
 午後は午後の風が吹くとして、午前中は畑の畝たてと耕起と決めたのでござる。
 朝の拙者の予定は看板立てでござり、その準備で出かけたのでござるが、拙者の段取りだけで進めると仕事は食い違ってくるのでござるな。

 で、トラクターをお借りして畑へ出かけたのでござる。
 最初は畝立てでござり、まあまあ真っ直ぐに畝を立てられたと思ったのでござるが、これが見直すと結構曲がっているのでござるな。
 しかし、拙者の根性よりはかなり真っ直ぐかと一応納得させたのでござる。

 先達てからここを何回も耕起しているのでござるが、その度に冬眠に入ったところの蛙を穿り出してしまっただけでなく、殺してしまっているのでござる。
 そしてそれを狙って、カラスたちがトラクターの周りをうろつくのでござる。
 蛙には気の毒でござるが、どこで冬眠をしているかは全く判らぬことゆえ、そのような仕儀となるのでござるな。
 カラス達は、蛙だけでなく虫たちも食っているのでござる。
 蛙を見つけたときなど、争奪戦がおこる事もござるのだ。
 見ている拙者は気楽でござるが、餌にありつけるかどうかの瀬戸際でござるから、当のカラス達には必死なのでござろうな。

 そこが完了すれば、次は別の畑で耕起に入るのでござる。
 倍土板を上げて、300mほど離れた畑へ路上走行で行ったのでござる。
 その頃になると、暖かいことは暖かいのでござるが、体がちょこっと冷えてくるのでござるな。

 畑へ着いて、どう起そうかと思案タバコでござる。
 別に思案するような事は無いのでござるが、一応の思案タバコでござるな。
 お茶を一口飲んで、タバコをプーカーでござる。
 ここでは「禁煙エリア」などという面倒くさいものは無いのでござる。
 いい気分でござるな。

 前回耕起した方向と直角に耕起するのでござる。
 最終が出口直近で終れるように作業開始の場所へ着き、トラクターの準備をして開始でござる。
 半分づつ重ねたように耕起していくのでござるが、これが結構面倒くさく、時間でいうと2倍以上掛かるのでござる。
 しかし、それで土が細かく出来る事と草などを鋤きこみやすいので、今回はそうするのでござる。

 で、3・4回往復すると、カラスなどが来るのでござるな。
 ちょっと離れたところでは、おそらく雲雀と思われるのがちょこちょこと走っているのでござる。
 それぞれがそれぞれに虫などを探し回っているのでござろうな。
 周りは結構にぎやかなのでござる。
 と、気がつくと、カラスも雲雀もどこかへ消たのでござる。

 拙者の周りは、モノトーンカラーでおしゃれなお嬢さん方がたむろしているのでござる。
 スンラリとしたスタイルは抜群でござる。
 拙者の回りをチョコチョコと着いてくるのでござるから、これがかわいいのでござる。
 運転していなけりゃ、ギュッと捕まえて、熱烈なキスでもしてやろうかというようなものでござるかな。

 それが写真のお嬢さんでござる(写真は昨年拙者の田んぼで写したものでござる)。
 セキレイというお嬢さんでござるな。
 お嬢さんというものの、拙者にはオスメスの区別はつかないのでござるので、「ジュッパヒトカラゲ」でお嬢さんでござる。
 それにキスでもして、H5N1型の強毒性鳥インフルエンザでもうつった時には、目も当てられぬ事となるのでござるから、ちょっと遠慮でござるな。

 そのお嬢さん方と、今日は2時間ほどのおデートでござった。
 拙者の周りには、十羽ほどのセキレイがたむろしてござったのだ。
 動いているタイヤの1mほどまで近寄って虫を捕まえるのでござるからして、その姿がトラクターの下へ入ったら、「つぶしたかな?」と心配になるのでござる。

 ということでござり、後は「明日の心だ!」