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台風接近の中、怒涛の新学期スタート*(びっくり1)*

2009-08-31 20:05:00 | 徒然なるままに
8月31日(月)

今日は、今週の土曜日に体育祭があるため、例年よりも夏休みを1日減らしての始業式だったのに、台風接近のため、午前授業になった。

明日は台風一過の晴天の予想だが、練習時間が充分に取れないまま本番を迎えることと、毎日インフルエンザの流行におびえながらの新学期スタートとなった。

我が校では、夏休み中には事故もなく、皆、無事に過ごせたようだ。
近隣校では川の事故で亡くなった生徒もあり、悲しいスタートを切った学校もある。
夏休み、無事に乗り切ったところで、これから気をつけなくてはならないのが、インフルエンザの流行だ。
1学期にも、うがい手洗いの施行を徹底させたが、秋から冬にかけては空気も乾燥し、水温も低くなってくるので、どうしても手洗いがおざなりになってしまう。
風も冷たくなってくるので、換気も適当になる。
放課後の部活動で汗をかいてそのまま帰宅し、汗が冷えて風邪を引くパターンが多い。
インフルエンザの予防には、一人ひとりの健康管理しかないと思う。
体育祭が終われば、もうすぐ期末テストが始まる。
試験勉強で寝不足になり、朝食を抜いて登校するなどの不規則な生活や食生活から抵抗力が落ちる。特に、受験生は夏に冷房の聞いた部屋で勉強ばかりで身体を鍛えていなかったりすると、さらに抵抗力は落ち、インフルエンザだけでなく、普通の風邪なども引きやすくなっている。

教室はそういう生徒たちと50分も一緒にいる密室だ。
まずは自分が感染源にならないよう、健康管理を徹底しなくてはならない。
特に私は、一人で全学年の美術を担当しているわけで、私が休むということは自習になり、作品の完成がその分遅れてしまうのだ。
この6年間、病欠はなく、皆勤を誇る私ではあるが、今年度もそれを更新できるよう、インフルエンザ対策をしっかり実践しようと思う。

今日、久しぶりに生徒の顔を見、言葉を交わし、いつもの日常が戻ってきたことに、ほっとしているような、ワクワクしているような自分がいた。
生徒の中には、自信満々夏休みの宿題のポスターを持ってきたり、2学期の課題の下書きを見せに来た生徒もいた。
3年生の担任の先生からは、
「自己推薦文に、『美術、特にデザインは得意で先生にもほめられた』と書いてきた生徒がいるのだけれど、実際はどうなのですか」
と尋ねられた。実際、彼が描いて来た下書きはかなり気合の入ったものだった。
「1学期の鑑賞もよい視点でいい感想が書けていましたし、意欲関心に関しても優秀です。今回の作品をしっかり仕上げられたら、4から5ぐらいはつけられると思います」
と答えた。
そういう意欲を持つだけでなく、それを自己アピールに書く生徒がいてくれるというのは何より嬉しく、励みになる。

この夏休み、いろんな研修を受けて吸収したことを、授業を通してたくさんの生徒たちに還元してあげたいと思う。
新学期、ちょっと夏バテ気味の私に、生徒たちの作品がたくさんのエールをくれ、渇*(グー)*を入れてくれた。
よ~し!まずは体育祭。私は青組だけれど、どっちにとっても最高の体育祭になるように、頑張るぞ*(びっくり2)*

夏休みの反省

2009-08-30 15:03:00 | 徒然なるままに
8月30日(日)

今日は夏休み最終日。
本当は上野に『トリノ・エジプト展』を見に行こうと思っていたのだが、どうも、昨日の夜から調子が悪い。

起きてしまえば動けるのだが、なんだか体がだるい。
まさか「夏バテ?!」
こんな時は無理して遠出したり、人込みに出かけたら「インフルエンザ」の餌食になると思い、今日はおとなしく家にいることにした。
選挙にも行かなきゃならないし、末娘はまだ宿題終わっていなさそうだしね。

というわけで、この夏の総括を書いてみたいと思う。

ところで夏休み初日に立てた【夏休み、Toliton補完計画】
?国立博物館、県立博物館の美術教員のためのガイダンス、美術教育フォーラム2009、印教研、市研修会、ピアサポート研修会、コーチング研修会などに参加し、スキルアップとネットワーク拡大を図る。
?参考作品制作を兼ね、生徒に呼びかけたポスターコンクールの一般部門出品作品を制作する。あわよくば入賞して賞金GET!
?来年の教員採用試験、秋の漢字検定2級受験、美術検定3級試験に向かって勉強する!
?積読で溜め込んだ本を読破!
?残業なしで早めに帰宅し、家を片付け、手作り料理を心がける!夏休みぐらい『主婦業』と『母親業』も頑張らねば。
?帰省し、金婚式の両親を祝う!
?『やきとりじいさん体操』で10kg減量と体力づくりを頑張る!
?2年後の『マチュピチュ行き』(予定)のために、スペイン語マスターとケーナの上達、旅行情報収集を頑張る!嗚呼、マチュピチュが私を呼んでいる~!待ってろよ~、マチュピチュウ~~~~!

というわけで、
ほぼ達成できたのが、?、?、?
半分くらいはできたかなが、?、?、?
30%ぐらいしかできなかったのが?
計画倒れは?なのだが、9月の掲示板を頑張ったことで、30%達成ぐらいにしておこうかな。1学期に習った手法とこれから学習する内容の参考作品ぐらいにはなるだろうから。
?は、『マチュピチュ』ではないけれど、『シカン展』に行ってインカ文明についてはかなり勉強になったし、TBSのプロデューサーとも知り合いになったし*(ハート)*

情けないのは、?*(汗)*
予想できたこととはいえ、10?減は無謀な蜃気楼だったな~(遠い目・・・)
30%というのは、スタート時より太ることはなく、3?は減ったということと、快食・快眠・快便で、どこにいってもベストコンディションで健康に過ごせたのは、ありがたいことだと思う。
よく食べ、よく飲み、あちこちに出没してはいろんなことにパワフルにチャレンジしてなぁと思う。
後に残った70%の分は、『スポーツの秋』に継続して頑張ろうと思う。

頑張ったのは、?。夏休み前より、確実にスキルアップはできたと思う。ネットワークも大幅に広がり、得がたい出逢いとチャンスをもらった。
これを今後に生かし、更なる自分自身のスキルアップとネットワークの絆を深めて生きたいと思う。

今朝、鉛のように思い体とだるい頭だったのだが、*(テレビ)*『24時間TV』を見て、いろいろ元気付けられたり、感動して涙ぐんだりしているうちに、ヤル気と元気が出てきたみたい。
『いもと』が無事ゴールする頃には私も完全復活しなくては!
明日から、いよいよ怒涛の新学期が始まるぞ~*(びっくり1)**(びっくり1)**(びっくり1)*

みんなちがって、みんないい

2009-08-30 12:29:00 | 徒然なるままに
8月29日(土)

今日はこの夏最後の研修で、ちば造形教育広場
http://www.geocities.jp/chibazouhiroba/index.htmlの研修会に参加してきた。
午前中は、「土でつくる楽器」というワークショップで「オカリナ」を作った。
信楽焼きの粘土で音階が出るまで結構苦労したけれど、ちゃんと音*(音符)*が出るようになった時は本当に嬉しかった*(キラキラ)*焼成をお願いしたのだが、出来上がりは10月とか。たのしみ~*(音符)*
後半は、『長さ』についての実験。
定規を使わず自分基準で、いろいろな長さを測る実験だった。
最初に、1円玉、500円玉、1千円札の大きさを描いてみた時はピタッと行かなかったが、30cmのテープを目分量で切ったときは私一人だけ見事ピッタリ*(驚き)*だったので超嬉しかった*(びっくり2)*
会場の千葉大学付属小学校の校内や校庭を散策しながら、身体を使っていろいろなものを計ってみたりして、面白かった。
つくづく、尺貫法て、生活に密着した計測方法なんだなぁと思った。

今回は『長さ』だったけど、『重さ』や『温度』『光』『色』『音』『味覚』『触感』などなど、自分基準で考えると、一人ひとり違う感じ方をしているのが分かる。
その『ズレ』を『個性』として肯定的に捕らえられると、面白い造形活動ができるんだなぁ・・・と思った。
一方で、『統一』された基準の果たす役割も大きい。いろんな長さや大きさのブロックではピラミッドはできない。
王様の腕の長さを基準にした『1キュービック』を基にして作られたのがピラミッドなのだそうだ。

私は何にしても『規格外』の性格をしているので、人とはかなりズレているために、困ったことも多いし、人に迷惑をかけることも多々あるのだが、変なところで、譲れない『基準』を守っている。
その『ズレ』も、『基準』も私を構成している一部であり、それがあってこその自分なんだなあと思った。
一人ひとり違っていい。その違いを楽しむ。認め合う。これが美術教育の原点なんだなあと思った。

午後は、『鑑賞授業』と『教育指導要領』についての講義と講演会に出席したのだが、お昼に食べたカレー料理*(カレー)*http://r.tabelog.com/chiba/A1201/A120104/12000460/(美味しい上に、巨大なナンにビックリ*(驚き)*)でお腹いっぱいになってしまい、睡魔*(眠い)*との闘いだった。(ごめんなさい)

研修会後、懇親会に参加。
またまた新しい仲間と知り合い、共に語り合い、*(ジュース)*楽しいひと時だった。
来年はぜひ、体育祭前の草取りの日ではなく、講演会は午前中、ワークショップは午後に開催してほしい*(ニヤ)*。


ユーミンで*(マイク)*カラオケ*(ドキュン)**(音符)**(びっくり2)*

2009-08-29 08:34:00 | 徒然なるままに
8月28日(金)

今日は、前任校で一緒だった元同僚と仕事の後*(マイク)*カラオケに行った。
前任校の時から「一緒にカラオケ*(マイク)*行こう!」といいながら、在任中にはついに適わず・・・。
今日やっと念願の二人カラオケ*(マイク)*を実行した!

20歳も年下の彼女は福島出身で、現在は特別支援学校で頑張っている。
同じ東北出身で気の合った二人は、今でも連絡を取り合ってお茶する仲間だ。
去年は、一人では抱えきれない3年生の一人副担任の山のような仕事を、いつも手伝ってくれ、励ましてくれた『同志』でもある。

今日は選曲*(音符)*に世代間ギャップがあるとはいえ、二人で大いに盛り上がった*(びっくり2)*

私の今日の選曲は『松任谷由美』特集だった。
中3の時に初めて聞いた『あの日に帰りたい』、『ひこうき雲』『紙ひこうき』
高校卒業の時のテーマは、『卒業写真』『最後の春休み』
武蔵美時代とダブる『悲しいほどお天気』『まちぶせ』
アニメーター時代、よく聞いていた『スラバヤ通りの妹へ』
結婚式で流した『ダンデライオン~遅咲きのタンポポ~』
嫁姑で悩んで苦しかった時に見ていたドラマの主題歌『真夏の夜の夢』
米不足のとき、乳飲み子の長女を抱っこしながら町内のカラオケ大会に出場し、3位入賞で米10?をGetした『埠頭を渡る風』
実体験とダブってちょっと切ない『真珠のピアス』
プロモーションビデオを見て感動した『Hello,my friend』

2時間はあっという間で、最後は『残酷な天使のテーゼ』を熱唱して、お開きになった。
彼女が聞きたかった、『松任谷由美の古い歌で、いいな~と思っているのに、題名が分からない』という歌は、ついに分からず、次回に持ち越しだ!

それにしても、15歳でユーミンにハマって以来、私の人生のBGMには必ずユーミンの歌が流れていたんだなあ・・・と思った。

ユーミン、これからも頑張ってね*(ドキュン)**(音符)**(びっくり2)*

掲示板完成!でも、どうやって画像を貼ればいいのか分からない*(汗)*

2009-08-29 08:06:00 | 徒然なるままに
8月27日(木)
今日は、昨日の掲示板のデッサンの狂いを書き直し、完成させた。現勤務校は、何故か体育祭のポスターを作らない、張り出さないということで、なんだか、盛り上がりに欠けるような感じがして・・・。
せめて、夏休み明けに投稿してきた時に
「おおっ*(びっくり2)*」
とヤル気になるようなデザインにしてみた。
後姿のモデルになってくれた事務のお兄さんにも、運動靴の底を書くのに、運動靴を貸してくださった陸上部の顧問の先生にもほめてもらった*(ウインク)**(グッド)*
なんだかんだと丸2日かかってしまった。
これはちょっとかかりすぎ・・・というか、しばらくデッサンとかしていないうちに、デッサン力が落ちちゃったな・・・*(汗)*
来年の採用試験の実技テストに向けて、毎日デッサン・クロッキーを始めてみよう。

ところで、完成品をデジカメで撮影したのだが、画像をどうやってアップしたらいいのか分からない。
そろそろHPリニューアルして画像を貼れるようにしたほうがいいのかな?

*(映画)*『ハリーポッター 謎のプリンス』を見たよ~ン

2009-08-27 23:17:00 | 徒然なるままに
8月26日(水)

今日は、9月の掲示板作りの着彩をした。
途中で、メインになる少年の絵が手と足が同じ(右手と右足が同時に出ている)ということに気付き、書き直す羽目に・・・*(ショック)**(汗)*
やっぱり、想像で描く走る後姿というのは、難しい!

今日は定刻に退勤して、自宅に末娘を迎えに行き、*(映画)*『ハリー・ポッター』を見てきた。
水曜日だからレディースディだとばかり思っていたら、
「6月からレディースデイは月曜日に変わりました」
といわれ、しっかり一般料金だった*(泣く)*

私は『ハリーポッター』の原作*(本)*は、映画が完結するまで読まないことにしている。
そのため、あの世界独特の場面構成や、キャラクター設定、登場人物の相関図が良く分からない。
今回は久しぶりに見たからか、特に分からなかった。(見た後で、末娘に解説してもらった)
そういう意味では、何の予備知識がなくても充分面白かった第一作目の、『賢者の石』はほんとうにおもしろかった。
今回はおなじみの3人組の恋物語が織り成されていて、それなりに楽しめはしたのだが。
それにしても3人とも成長したなあ・・・。


ネタバレになるので多くは語れないけれど、私は今回のエピソードの中で、ドラコ・マルフォイがかわいそうでならなかった。
物語の上では、最初っから意地悪で、ずるくて悪役感たっぷりだけれど、今回は、死食い人とは言え、小心者が大役をおおせつかって、逃げるに逃げられず、いろいろ企てても失敗に終わり、追い詰められていく・・・。
『親の因果が子に報い』というところもあり、好むと好まざるとに関わらず、巻き込まれて気の毒なくらいだ。(私の思い込み?)
学校の食堂がひどいことになる時の顔はとても苦しそうで、彼は彼なりにホグワーツを愛し、師であるダンブルドアを敬愛していたんだなぁ・・・と思った。
そこのところを分かった上で、マルフォイを意識しながらもう1度最初から見たら,また違った視点での楽しみ方ができると思った。


芸術の秋*(紅葉)*を迎える前に・・・

2009-08-25 22:48:00 | 徒然なるままに
8月25日(火)

今日は印教研(印旛郡市教育研究会)で、順天堂大学さくらキャンパスにて1日研修に参加してきた。

今回は、テラコッタ(素焼き粘土)を使った造形表現の実践例の発表と、地域との連携についての実践例の発表や講演と、盛りだくさんの内容だった。

歴史ある街の小学校の実践例では、先覚者の作品の紹介や、市立美術館の学芸員さんや、市内在住の陶芸家をゲストティーチャーに招いての授業など、美術の枠や教室の枠を超えた実践をしていて、とても刺激になった。

また別の実践例は、地域の商店街とのコラボレーションとして、生徒の作品を町中に展示するプロジェクトの話だった。
その地域はいわゆる市街地のシャッター街化で、落書きがひどく、落書き防止を兼ねて中学校の美術部がシャッターに絵を描いたところ、落書きがなくなったということだった。
地元の商店街の活性化に、中学生の作品が一役買っている、商店街を学区に持つ地域との連携としては珍しい成功例だと思った。

午後からは、全国的に地域を巻き込んで造形活動している学校の紹介や、学習指導要領についての解説の講演だったが、こちらも大変勉強になった。

私たち美術の教師は、美術を嫌いな生徒を量産するのではなく、生涯にわたって美術を愛好できる人間の育成、少なくとも美術が嫌いな人間を作らないということが使命なのだと思った。

そのためにも、美術全般はもちろん、自分の専門外のことについても積極的に学び、アンテナを張り巡らせてネットワークを広げることが、生徒のためにもなり、最終的には自分のスキルアップに繋がるんだと思った。

研修後の懇親会では年に1度しか会えない美術教師仲間と熱く語り合い、新たな仲間もできて、とても励まされ、元気をもらった。

2学期は、体育祭、文化祭と『美術』の出番が目白押しだ。
芸術の秋*(紅葉)*。『美術』は生活に役立つ教科、感性を磨き、情緒を育成する上でも必要な教科としてのアピールをする絶好の機会だ。
夏バテなんかしている暇はない。
私の任期もあと7ヶ月あまり。一期一会。記憶に残る授業を目指して頑張ろう!

風の向こうへ*(音符)*

2009-08-24 23:00:00 | 徒然なるままに
8月24日(月)

今日は、もうすぐ9月が始まるので、9月の掲示板作りをした。
現勤務校の月掲示板は、唱歌*(音符)*をテーマに月の行事をレイアウトしてきたのだが、今月はどうにも難しい。
9月の歌といえば、
「赤とんぼ」
「十五夜お月さん」
「小さい秋」
「森の音楽家」
なのかなぁ・・・。
9月の第一週に、体育祭があるのだが、スポーツの秋というテーマの唱歌がなかなか見付からない!
「うさぎとかめ」
というのも、中学校の玄関先の掲示板としては、かなり幼すぎるかも。

というわけで、試行錯誤の上、『唱歌』にこだわらず、スポーツの歌として、昨年の北京オリンピックのイメージソング嵐の*(音符)*『風の向こうへ』にした。
歌詞の中の、
*(音符)*雨の向こうで 風の向こうで 虹がかかっている
 今 君の向こうで そしてぼくの向こうで 何かが待っている
というイメージを絵にしてみた。
そのとき、走る後姿を描いたのだが、これが結構難しい!
事務のお兄さんにモデルをお願いしてクロッキーをしたのだけれど、走るポーズを何十秒も止まっていてもらうのは気の毒なので、携帯で撮影して、画像を見ながら描いた。

今年の体育祭のスローガンは、
『風になれ!!限界を超えて、走り抜け』
インフルエンザも残暑もふきとばしてもりあがるぞ~~~~~*(びっくり2)*

ならぬことはなりませぬ

2009-08-23 23:23:00 | 徒然なるままに
8月23日(日)

8月22~23日、職員旅行で会津に行ってきた。
初日は、喜多方ラーメン*(ラーメン)*と蔵めぐり。
お目当てのラーメン屋が長蛇の列だったので、近場のラーメン屋に入ったのだが、『ラーメン館』http://www.ramenkan.com/index.htmlの試食のラーメン(煮干ラーメン)が一番美味しかったので、それをお土産に買った。

蔵めぐりでは、モーツアルトの曲を麹菌に聞かせて作ったという『蔵粋(クラシック)』http://tb358.net/sake/kurashikku.htmlという酒が面白くて美味しかった*(音符)*
蔵の町というくらいで、いろんな蔵があったが、味噌蔵のお店で売っていた『味噌ソフトクリーム』http://r.tabelog.com/fukushima/A0706/A070601/7001096/が濃厚で美味しかった*(音符)*

3:30頃、東山温泉の宿に着き、その新館に土方歳三が闘いの傷を治しに湯治したという*(温泉)*があるというので入ってきた。
http://www.kutsurogijuku.jp/shintaki/index.html

夜は、郷土色たっぷりのお膳を食べ、カラオケ大会では*(音符)*『会津磐梯山』や*(音符)*『愛しき日々』を歌ったりして、皆で盛り上がった。

23日は、鶴ヶ城見学。
今日の『天地人』は、まさに『国替え』の話で、タイムリーな見学となった。
http://www.pref.fukushima.jp/kanko/tenchijin/yukari.html
今まで、会津・鶴ヶ城といえば、『白虎隊』のイメージが強かったのだが、いまや『天地人・兼続』ブーム!展示も売店も兼続だらけだった。

それでも、会津藩といえば、『日新館』。http://www.nisshinkan.jp/
その教えは「什の掟~じゅうのおきて~」と言って、今も会津っこの心の支え・真髄となっている。

日新館入学前の六歳から九歳までは地域ごとに組を作り、お互いに武士としての心構えを学んだ。「什の掟」はその時の規則だ。

一、年長者[としうえのひと] の言うことに背[そむ]いてはなりませぬ

二、年長者にはお辞儀[じぎ]をしなければなりませぬ

三、嘘言[うそ]を言うことはなりませぬ

四、卑怯[ひきょう]な振舞[ふるまい]をしてはなりませぬ

五、弱い者をいぢめてはなりませぬ

六、戸外で物を食べてはなりませぬ

七、戸外で婦人[おんな]と言葉を交[まじ]えてはなりませぬ

ならぬことはならぬものです。

『七』については、今の時代には合わないが、他は充分現代にも通じると思う。
「ならぬことはならぬものです。」
そう、だめなものはだめなのだ。
こんな基本的なことが難しいのは、今も昔も変わらないことなのだろう。
よく、今の子どもは『我慢』が足りないと言われる。
すぐ『キレル』『逃げる』『諦める』。
自分を含め、反省すること仕切りだ。

今回、鶴ヶ城内の企画展で、幕末・戊辰戦争で『朝敵』にされた会津藩の人々が、60年後の奇しくも戊辰の年、松平容保の孫娘節子(勢津子)姫が昭和天皇の弟宮に嫁ぐことで、『朝敵』の汚名を雪ぐまでの苦難の日々を知った。
辛抱強く雪辱を晴らす日を待ち、会津藩の誇りを守り耐え忍んだ辛抱強さは、東北人の誇るべき気質だと思う。

ならぬことはなりませぬ
この、愚直なまでに毅然として一本筋の通った生き方を、私も見習おうと思う。

   愛しき日々
            作詞 小椋佳
            作曲 堀内孝雄

風の流れの 激しさに
告げる想いも 揺れ惑う
かたくなまでの ひとすじの道
愚か者だと 笑いますか
もう少し時が ゆるやかであったなら

雲の切れ間に 輝いて
空しき願い また浮かぶ
ひたすら夜を 飛ぶ流れ星
急ぐ命を 笑いますか
もう少し時が 優しさを投げたなら

愛しき日々の はかなさは
消え残る夢 青春の影

生真面目すぎた 真っ直ぐな愛
不器用ものと 笑いますか
もう少し時がたおやかに過ぎたなら

愛しき日々はほろにがく
一人夕陽に浮かべる涙
愛しき日々のはかなさは
消え残る夢青春の影

Q-U(楽しい学校生活を送るためのアンケート)研修を受けて

2009-08-21 23:24:00 | 徒然なるままに
8月21日(金)

夏休みもあと残すところ10日を切ってしまったけれど、今日は、この夏休みの中で、ベスト5にはいるくらい充実した一日だった。

午前中は校内研修、午後は市の教育研究会と、1日中勉強会だったのだけれど、これがものすごく自分にとってはカンフル剤になった。
午前中は「Q-U」について。生徒にアンケートをとって、自己診断させたデータを活用して、学級経営をどんな風に工夫すれば生徒が居心地よく、ヤル気になって生活できるのかを考えるという内容だった。
「Q-U」については下記のサイトで分かりやすく解説してあるので、詳しいことが知りたい方はどうぞ。
http://www.toshobunka.jp/eigyo/q-u.htm
http://www.city.hamamatsu-szo.ed.jp/keta-e/kensyu/qu/qu.html

我が校で実施されたアンケートの集計結果を元に、1つのクラスを取り上げて、職員全員でシェア(共有)しあった。
私も、美術担当なので私の授業で見られるクラスの様子や、生徒たちの長所や問題点空から何が分かるか、どう対応すればよいかの情報や提案を出した。
それらを各教科ごと、部活動面、委員会面、生活面からお互い出し合い、話し合い、発表し合った。
そうすることで、担任が気がつかない良い面、見逃している面が浮き彫りになり、短期間で解決できること、長期にわたり、いろいろな対策や関わり方、解決策などが提案された。
これは、担任としてはすごく心強く、ありがたいことだと思う。

現場の学級担任の中には、ベテランになればなるほどクラスの問題を自分ひとりで抱え込み、指導力がないと思われたくないというプライドがあるからなのか、誰にも、特に自分より年の若い同僚には相談できないで苦しんで、挙句の果てに『鬱病』になってしまう人が増えている。

特に、1学年1クラスずつしかない少人数の学校では、担任も生徒も、楽しい毎日か、地獄のような毎日か、学級経営の仕方一つで変わってくる。

なぜ、いじめが起きるのか、なぜ、不登校になるのか、なぜ、学級崩壊になるのか、Q-Uのデーターの分布図を見ると、その原因、現状、このままで行くとどうなるかの未来までが見えてくるから不思議だ。

一番危険なのは、教師の『思い込み』だ。良くも悪くも、自分だけで何とかしよう、できるというのは『思い上がり』でもある。
きっと、問題解決の鍵は、その『問題』の中にあるんだということがこの研修を通して分かった。


午後の研修は、さらに、教師自身のメンタルを強くするためにとてもためになる話だった。

夏休みが終盤になると、だんだん元気がなくなるのはけして生徒だけではない。教師だってそうなのだ。
特に、問題のあるクラス担任は山ほどの宿題が残っている生徒以上に気が重い毎日を送っているのだ。
さらに、夏休み明けから目白押しの学校行事や、部活動の新人戦、中3の職員は進路指導も入ってきて、寝る間も惜しみ、土日もないような超多忙な毎日が始まるのだ。

そんな先生方が、元気になって、夏休み明けからの学級経営にヤル気満々で取り組めるような実践例をたくさん教えてもらった。
その中で、とても参考になったのが、
「AさせたいならBさせろ」
という発想の転換だ。

よく、トイレの中に張り紙がしてあるが、
『トイレはきれいに使いましょう』とか、
『トイレを汚さないこと』
というような文章と
『いつもきれいにお使いいただいてありがとうございます』
と書いてある文章では、読む側の気持ちとしてはどうだろう?
どちらの方がよりきれいに使おうという気持ちになるだろうか?

『給食を残すな!』
『忘れ物をしない!』
と注意しても、できない子はできないのだ。
それを叱る方も、叱られる方も、ストレスばかりがたまって、悪循環になりがちだ。
それよりも、できている子やその努力をしている子をほめてあげることに時間をかけるほうがお互い気持ちがいい。
できていない子を見逃すというのではなく、自分も努力したらほめてもらえる、できなかったことができるようになるという、自己肯定感や自己達成感を持つ方に興味が行くような雰囲気作りをする方が、クラスの雰囲気も良くなる。

そうやって、教師自身、ストレスをためない、メンタル面を強くして、元気に明るく生徒と接する『余裕』を持つことが大切なんだということが分かった。

明るく楽しい学級経営とは、まず、担任自身が元気で前向きでないと、生徒は安心感も親近感も信頼感も持てない。
担任が自分のことでいっぱいいっぱいで、雑務に追われ、多忙で心身ともに疲労しきっていては、生徒たちのシグナルも、SOSにも気がつかない。
そのためには、教員同士のチームワークがどれほど大切か。
『いじめはいけない』と教える立場の者同士、セクハラだのパワハラだの、いびりだの無視だの、責任のなすりあい、仕事の押し付け合いをやっているようでは本末転倒だ。
また、厳しく管理的な学級経営も、馴れ合い的な学級経営も行き着くところは学級崩壊だ。

皆が安全に安心して生活できるルールと、互いに関わり合い、親しく交われる居場所作りは、生徒だけでなく、教員同士にも必要なことだと思う。

さて、私は学級担任ではないが、副担任として学級担任を支え、学年の潤滑油という大切な役割があり、美術という技能教科を通して、全学年の生徒を受け持つ。
私にしかできないこと、私だからできることを見つけて、私も、生徒も、同僚たちも皆で楽しく元気に生活できる学校づくりを頑張ろう。

今日の充実した1日を締めくくったのは、研修センターの近くの映画館で見てきた*(映画)*『ナイト・ミュージアム2』だったのだが、こちらの話はまた後日・・・。

明日から1泊2日の職員旅行*(バス)*に行ってきま~す!行き先は会津若松。喜多方*(ラーメン)*食べてきますね~((*(パー)*))