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芸術の秋*(紅葉)*を迎える前に・・・

2009-08-25 22:48:00 | 徒然なるままに
8月25日(火)

今日は印教研(印旛郡市教育研究会)で、順天堂大学さくらキャンパスにて1日研修に参加してきた。

今回は、テラコッタ(素焼き粘土)を使った造形表現の実践例の発表と、地域との連携についての実践例の発表や講演と、盛りだくさんの内容だった。

歴史ある街の小学校の実践例では、先覚者の作品の紹介や、市立美術館の学芸員さんや、市内在住の陶芸家をゲストティーチャーに招いての授業など、美術の枠や教室の枠を超えた実践をしていて、とても刺激になった。

また別の実践例は、地域の商店街とのコラボレーションとして、生徒の作品を町中に展示するプロジェクトの話だった。
その地域はいわゆる市街地のシャッター街化で、落書きがひどく、落書き防止を兼ねて中学校の美術部がシャッターに絵を描いたところ、落書きがなくなったということだった。
地元の商店街の活性化に、中学生の作品が一役買っている、商店街を学区に持つ地域との連携としては珍しい成功例だと思った。

午後からは、全国的に地域を巻き込んで造形活動している学校の紹介や、学習指導要領についての解説の講演だったが、こちらも大変勉強になった。

私たち美術の教師は、美術を嫌いな生徒を量産するのではなく、生涯にわたって美術を愛好できる人間の育成、少なくとも美術が嫌いな人間を作らないということが使命なのだと思った。

そのためにも、美術全般はもちろん、自分の専門外のことについても積極的に学び、アンテナを張り巡らせてネットワークを広げることが、生徒のためにもなり、最終的には自分のスキルアップに繋がるんだと思った。

研修後の懇親会では年に1度しか会えない美術教師仲間と熱く語り合い、新たな仲間もできて、とても励まされ、元気をもらった。

2学期は、体育祭、文化祭と『美術』の出番が目白押しだ。
芸術の秋*(紅葉)*。『美術』は生活に役立つ教科、感性を磨き、情緒を育成する上でも必要な教科としてのアピールをする絶好の機会だ。
夏バテなんかしている暇はない。
私の任期もあと7ヶ月あまり。一期一会。記憶に残る授業を目指して頑張ろう!