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交流

*(車)*免許合宿から帰ってきた息子へ

2009-08-20 19:43:00 | 徒然なるままに
8月20日(木)

昨夜、免許合宿に行っていた息子が帰宅した。山形に行っていたのに、何故か真っ黒に日焼けして帰ってきた。
とりあえず、期間中に卒業試験まで通り、あとは、免許センターで試験を受けて免許を交付してもらえるところまでこぎつけたようだ。

息子は大学3年生。さすがにバイトや合宿、サークル活動に忙しかった去年までとは違って、3年生になってからは『就活』を意識してか、TOEICやドイツ語検定、漢字検定を受けたり、バリッとスーツ姿で『就活ガイダンス』に出かけたり、彼なりに頑張っているようだ。
まだ、何の仕事に就きたいかは漠然としか決められないようだが、必ずしも希望通りの職種につけるとは限らない現状で、それでも就職を意識していると言うことは、『彼女』の影響が大きいのかなぁ・・・。

大学に入った当初は、「国際法を学びたい」といていた息子。大学院に進むか、他の大学でも学ぶか、留学するかと言う選択もあっただろうに・・・。
昨年、ゼミの先輩が内定を取り消されて大変な思いをしたのを目の当たりにしているせいもあるのだろう・・・。

私としても、親として、息子が就職して自立し、いずれ家庭を持ってくれることは喜ばしいことだと思っている。
でも、一方で、彼が『法学部』を選び、それを目指して頑張っていた姿を知っているだけに、その動機となった初心を忘れないでいてほしいとも思う。

彼が『国際法』を学びたいと思ったきっかけは、『9.11事件』だった。
あの悲劇の最中に、ハイジャックして突っ込んで逝ったテロリストの故郷では、彼の母親は『英雄』の母親として皆から賞賛を浴び、爆竹を鳴らして歓喜の眼差しでツインタワービルの崩落を見守る人々。この映像を見たことが彼を『国際法』を学びたいという志の原点となったのだという。

幼稚園の頃から相撲取りになるのが夢だった息子。
どんなに相撲に詳しくなって、たくさん食べても、身長が伸びるだけで太れず、ちびっ子相撲ではまわしを取られたとたんに吊り出されてしまう。
自分の太れない体質にがっかりした息子は、『大相撲ダイジェスト』の解説者を目指すようになっていたのだが・・・・。

人はどんな出逢いで人生が変わるか分からないものだとつくづく思う。

おそらく彼のことだ。
どんな職業に就こうとも、家庭を持っても、『法学』を目指したことや、大学で学んだことを忘れることなく、何かでそれを生かして自分の道を切り拓いて行くのだろう。

20歳を過ぎても、まだ小学5年生の少年のような幼いところもある息子で、
「こんなんで世の中渡って行くどころか、自立できるのかねぇ・・・」
とも思うのだが・・・。
そうは言いながら、実は私の方がまだ『子離れ』できていないのかもしれない。

願わくは。
免許が取れても、大切なのは無事故無違反で安全運転できるドライバーとしての自覚と努力。
そして、自分に合った、自分を生かせる『天職』に就けること。
そのための努力(卒業を含む)と初心を忘れないでいてほしい。


頑張れ!大学3年生!!
免許合宿、お疲れ様~!
3週間寂しい思いをさせた『彼女』と残り少ない夏を思い切り楽しみなさいね!

ピア・サポート・プロジェクト『いきいきちばっ子思いやりプラン』

2009-08-19 23:19:00 | 徒然なるままに
8月19日(水)

今日は市役所で行われた『ピア・サポート』の研修会に参加した。

『ピア・サポート』とは、ネットで検索するとたくさんの団体のサイトが紹介されているけれど、今、千葉県の小・中学校で取り組んでいるのは、豊かな人間性の推進事業 (いきいきちばっ子思いやりプラン)と言うものだ。
http://www.n-kids.net/modules/tinyd0/peer/wpeer/frame.htm

今回は、『予防教育』としてのピアサポートの考え方を学んだ。
『すべての子どもに学ぶ機会を』と言うことで、特に、特別支援が必要な生徒に対しての早期発見、早期対応の必要性を痛感した。3歳、7歳までに『障害』に気付き、早めに対応することで、本人が学ぶ機会や居場所、支援を確保することができる。
そのためには、保護者だけでなく、就学前の保育園や幼稚園の保育士や教諭の、理解と認識、対応が大きく影響してくる。
就学後は、集団生活、一斉授業の中で、個別に対応することが難しくなってくるからだ。

『病気』は治すことができるし、予防することもできる。
しかし、『障害』は治らない。持って生まれたその人の一部なのだ。
『障害』は、理解し、支えてくれる人たちがいる環境の中では『個性』として光ることができる。
しかし、理解されず、『親が悪い』『しつけができていない』と非難され、排除されるうちに、居場所を失くし、ますます社会に適応できなくなっていくと言う辛い悪循環を繰り返してしまう。

今回、小1から中3までの段階を追ったプロジェクトの概要を知ることができた。
『自分を大切にし、仲間を大切にできること』
自己達成感、自己肯定感を持てることで、他人とのコミュニケーションをとりやすくする。
『自分を大切にできない人は、他人を大切にすることもできない』と思う。

自分を見つめ、他人の気持ちがわかってあげられるようになり、障害について理解と支援する意識を持つことができることが、『ピア・サポート』なのだと思う。

最後に、ピア・サポートは、生徒同士だけでなく、保護者同士、教員同士にも必要なことだと思う。
『仲間同士』『助け合う』ことで、すべての子どもが学べる機会と環境づくりを頑張って行きたいと思う。

盛りだくさんでマッタリ過ごした盆休みでした~*(ひまわり)*

2009-08-19 20:26:00 | 徒然なるままに
8月18日(火)

5日間の盆休み&帰省から帰ってきました~。
盛りだくさんの帰郷スケジュールをこなしてきました。
12日発の夜行*(バス)*は、13日早朝、予定通り到着。
その日は末娘と仙台在住の義妹、甥っ子姪っ子と一緒に、仙台市内観光。
瑞鳳殿http://www.zuihoden.com/を見学し、仙台市博物館で古代カルタゴ・ローマ展http://www.city.sendai.jp/kyouiku/museum/tenrankai/year/index.htmlを見、40年ぶりに青葉城址公園http://www.k4.dion.ne.jp/~aobajyo/で伊達政宗の騎馬像を見てきました~!*(ハート3つ)*
夜、弟夫婦と妹も帰省し、皆で父母の『金婚式』をお祝いしました。*(ケーキ)**(ビール)**(ジュース)*

14日はお墓参り。婚家と実家と親戚と・・・。末娘はどのお墓も頑張ってお掃除を手伝ってくれました。*(グッド)*

15日は、高校時代の友人と再会。松島にある藤田喬平ガラス美術館http://www.ichinobo.com/museum/を見学。素敵な器で美味しいケーキと紅茶をいただき、相変わらずの漫画談義に華を咲かせました。(3人とも元マン研で現教員)

16日は娘の夏休みの宿題を見ながら、美術検定の勉強と母さんのマッサージ。

17日は中華楼http://senndaikai.seesaa.net/article/109243735.htmlでワンタンメン*(ラーメン)*を食べ(私は日本一美味しいラーメンだと思っている!)、両親と末娘とカラオケで2時間熱唱*(マイク)**(音符)*父が『琵琶湖周航の歌』で最高点獲得!さすが!!
22:05発の夜行*(バス)*で帰京。

18日早朝、無事帰宅。
流石に千葉は暑い*(汗)*
帰宅直後から1日中汗だくで大掃除の続き*(汗)*
明日から仕事だ~*(汗)*

今回の帰省では思い出も得るものもたくさんあった。
残念だったのは、石巻では『サマーウォーズ』http://s-wars.jp/index.htmlを上映していなかったこと。
皆で見たかったのにな~*(涙)*
その代わり、みんなでハマったのが『聖☆おにいさん』http://morningmanga.com/lineup/25
仙台の本屋で見つけ、思わず3冊大人買い!仙石線で帰る途中、読みながら笑いをこらえるのに苦労し、帰宅するなり、皆に読ませたら家族全員でハマってしまった。
仏教や聖書の知識がなくても充分面白いのだが、ある程度の知識があればもっと楽しめる。笑いのツボもさることながら、それでも、読み終わった後はほのぼのと癒され、やはり、キリストとブッダは『聖人』だなあとしみじみ思ってしまう。

藤田喬平ガラス美術館は、千葉県立美術館で彼の作品を見、ネットで検索したら、松島に美術館があるというので、帰省したら絶対行こうと思っていた美術館だった。
政宗と松島を題材にした『瑞巌寺を想う』http://www.ichinobo.com/museum/obuje.htmlは翠のガラスに政宗の兜の弦月の前立の金が映えて、すごく感動して、涙が出た。思わず記念にピンバッチを買ったぐらい。

この帰省中、末娘は弟に、誕生日祝いにギター*(ギター)*を買ってもらった。
なんでも、キャンプに行ったとき、キャンプファイヤーでギター*(ギター)*を弾く先輩がかっこよくて憧れたのだとか。
弟は、中学時代、文化祭でモテたい一心で(?)独学でギターを練習し、高校時代は本気で『ポプコン』に応募していたっけ。
今回の姪っ子からのおねだりは、叔父さんとしてはさぞ嬉しかったことだろう。
弟が『教本』にしていた『平凡』や『明星』の付録の歌本の保存状態の良さに感心した。懐かしい歌や若々しい往年のアイドルの10代の姿に胸が*(ドキュン)*

さてさて、末娘は来年のお正月の帰省まで何曲弾けるようになるでしょう?
『たまごっち』の二の舞にならなきゃいいんだけど・・・。

5日間はあっという間だったけれど、石巻は涼しくて、どこの温泉に行くより気が休まって、いっぱい笑って、懐かしくて美味しいお袋の味を味わって、懐かしい友人たちと10代に戻ったようにおしゃべりをし、楽しく過ごせた盆休みでした。*(笑顔)*
さあ、リフレッシュできた分、残暑を吹き飛ばして仕事に家事に漢検、美術検定の勉強、ダイエットを頑張るぞ!!

お盆休み*(音符)*その前に・・・*(汗)*

2009-08-12 08:18:00 | 徒然なるままに
8月11日(火)

明日の夜から帰省するため、*(家)*中の掃除をしよう!と思って、今日から早めの夏休みをとって、朝から取り組んだのだが・・・。
台所と冷蔵庫掃除だけで終わってしまった・・・。
流石に生ゴミは置いていけないので、今日のゴミの日に出し終わったものの、その後から掃除するほど何故かゴミがいっぱい出てきて・・・*(汗)*

とにかく、明日の夕方までにせめて一階だけでもスッキリさせなくっちゃ!

当たり前のことだけど、窓やステンレスや、ホウロウは磨くときれいになるだけでなく、部屋が明るくなるよね~*(キラキラ)*!
もともとはそういう輝きを放つものだったのに、生活の油や埃でどんどん曇っていって、そのままほったらかしていたから・・・*(汗)*
嗚呼、母さんが
『白いものは白く!光る物は光らせるように、毎日磨きなさい!』
と言ってたっけ・・・*(汗)*
『自分の顔磨いている暇あったら、床磨け~!』
といいながら、いつも床を磨いていたっけなぁ・・・*(汗)**(汗)*

今日頑張ってちょっとピカピカになった台所。*(グッド)*
明日はいつも掃除機かけてクイックルワイパーで撫でるだけだった床を気合入れて磨こう!*(グー)*

ついでに私もちょっと女に磨きを入れて・・・と鏡を見れば、こっちは昔の輝きを取り戻すにはちょっとどころの気合では足りなさそう・・・*(いっぷく)**(汗)*
頑張れ!『やきとりじいさん体操』*(びっくり2)*

というわけで、12日の夜行*(バス)*で故郷に帰ります。
帰りは17日の夜行*(バス)*で、早朝帰宅予定です。
*(コーヒー)*はその間お休みさせていただきます。
皆さん、地震、雷、熱中症と夏バテに気をつけて、お元気でお盆休みを楽しくお過ごしください。

        To see you*(チョキ)**(風鈴)**(音符)*


『学校を元気に』 モラル&モラールアップ・レポート

2009-08-11 05:59:00 | 徒然なるままに
8月10日(月)

今日は日直。
朝からワイパーをフル作動しても前が見えないほどの豪雨の中を出勤。
電話番をしながら、レポートを仕上げた。

2年前から、教員にも夏休みの課題が出されている。
『自己啓発レポート』と呼ばれるもので、いわゆる教員の不祥事防止レポートのことだ。
2年前の夏休み、県内で、教員による婦女暴行事件があり、大きな話題になった。それ以前にも、飲酒運転やセクハラ問題、情報漏れなど、不祥事が相次いで起きたいた。
その都度、こういうことがないように呼びかけて、万が一そういうことをした場合の罰則まで示していたにもかかわらず、効き目がない。

そこで、このような不祥事を皆がどう思っているのか、防止するにはどうすればよいか、一人ひとり考えよう、と言うことで教職員全員がレポートを書いて提出し、管理職がチェックして教育委員会に報告する、と言うことになったようだ。

そのことについてはいろいろ賛否両論あり、効果のほどもまだ3年目でよく分からない。が、やりかけた以上は、形ばかりで内容が伴わないものではなく、みんなが納得して取り組めて、それなりの成果があるものにしていかなくてはならないと思う。

今回の私のテーマは『教員のモラルとモラール』。
モラルばかりを強調してもモラール(勤労意欲、ヤル気、士気の意)は高まらない。
『学校を元気に』するにはどうすればいいのだろう。

「学校を元気にする」一番の要素は、生徒と教員が生き生きと活動できる場であることだ。
「学校」は単なる入れ物、箱ものであって、大切なのは中身の人間関係であると思う。
私の考える「元気な学校」のイメージは、
・ 生徒同士、教師同士、生徒と先生の間、来客に対しても、明るく元気で、爽やかな挨拶ができる学校。
・ 行事の時だけでなく、常に校内に歌声が響き渡り、教師も生徒もみんなが一生懸命歌う学校。
・ 清掃時間や奉仕活動のときも、みんなきびきびと動き、普段からごみや汚れたところを見つけたら、だれでも率先してきれいにする習慣ができている学校。
・ 学校行事については教師も生徒も、全員が一丸となって取り組み、達成感のある行事を成し遂げられる学校。
・ 教科について、専門教科だけで固まるのではなく、いろいろな教科との接点や共通性を生かし、互いに補完し合って、全体的に学力アップが図れるような連携が取れている学校。
・ 学級担任や教科担当者が孤立したり、一人で仕事や悩み事を抱え込むことなく、互いに協力し合い、相談し合える関係であり、学年や教科ごとのチームワークが取れている学校。
・ 生徒に対しては、ひとりひとりがその学校の大切な生徒であり、教員も、クラスや学年、担当教科の枠を超えて積極的に関わろうという意欲関心を持っている学校。
・ PTAは学校に任せきりでも、干渉しすぎるでもなく、学校の方針に理解があり、協力的な学校。除草作業や地域クリーンデー、郊外パトロールなどは、多くの父親の協力が得られる学校。
・ 卒業生や地域の「達人」たちとの交流があり、学校だけでなく、地域ぐるみで生徒たちを育む環境やネットワークができている学校。
・ 教師も生徒も、頑張ったことは認められ、正義が通る学校。一生懸命頑張っている人を揶揄したり、足を引っ張ったり、黙殺されるようなことがない学校。
・ 教員同士が互いに尊敬し信頼し合い、支え、励まし合い、連絡や意思の疎通ができている学校。
その様子を見て、生徒が安心して教師を信頼し、相談でき、尊敬できる学校。
・ 家庭との連絡が密にできていて、家庭も学校を信頼し、共に手を携えて生徒を教育できる学校。
・ 生徒が「学校が楽しい」、自分もこの学校の在校生・卒業生として活躍したいと、自分の学校に誇りと愛着を持てる生徒がたくさんいて、不登校児がいない学校。
・ 煩雑な公務分掌や事務作業が整理され、教師が自分の専門分野や学級、委員会、部活動に力を注げる学校。
・ 少人数校だと、その分一人当たりの公務分掌が増える。その対応策として、その学校の伝統や地域との関わりなどの行事が削減されることが多い。そういうことに前向きに対応できる学校。
・ 公立校の良さとして、地域の子どもたちが憧れ、卒業生たちが卒業後も母校を大切に思い、地域に根差し、地域から誇りに思われる学校。
・ 支援が必要な生徒でも、自分の足で通え(通学圏内)、同年代の生徒たちとともに楽しく学べ、その子に応じた支援制度が確立され、生徒も担任も生き生きと生活できる学校。

かなり現実離れした理想論ではあるが、そういう学校・職場づくりを目指して、私自身頑張っていこうと思っている。

宮城県沖地震体験者

2009-08-10 23:53:00 | 徒然なるままに
8月9日(日)

今日、近年にない大き目の地震があった。
私の住む千葉北西部は震度4だった。
最初は微弱な振動がだんだん強い横揺れになっていった。
二階の娘たちに、
「窓とドアを開けて!」
と声をかけ、倒れたり、落ちてきそうなものをカバーしたりしているうちに、だんだん揺れも収まってきて・・・。
それにしても長い地震だった。

揺れが収まるのを待っている間、いろんなことを考えた。
電気が消えたら、懐中電灯は?ろうそくは?
お風呂に水張ってある?
飲み水の確保は?
非常袋に食料入ってたっけ?
ここら辺はどこが広域避難場所だっけ?

幸い揺れは収まり、倒れるものも、壊れたものもなかったけれど、私の脳裏には31年前の宮城県沖地震の恐怖が蘇っていた。

あの時、私は高校の放送室で、一人原稿を書いていた。
そこに最初は微震、だんだん横揺れ、最後は下から突き上げられるような直下型地震が襲ってきた。
すぐに窓を開け、机の下にもぐりこんだが、マイクは倒れ、レコードやカセットは棚から手裏剣のように飛び出してきて、放送室は足の踏み場もない状態に。
窓の外を見れば、ナイター用の電球のたくさんついた電信柱は千切れた電線を振り回しながらメトロノームのように揺れていた。
池の鯉は投げ出されたように、池の周りで飛び跳ねている。
校内のあちらこちらから悲鳴と物の壊れる音が響き渡っていた。
本当に生きた心地がしなかった。

生物室の棚にあったホルマリン漬けの生物の死骸はすべて棚から飛び出し、床に散乱していた。
美術室にあった23体の石膏像は全部首がもげた。
図書室を再び利用できるようになるには40日間もかかった。

家に帰れば、床も壁も盛り上がって、庭と物置の床は液状化状態だった。
活断層のように道路や庭に亀裂が入り、それに沿ってブロック塀が倒れたり、崩れていた。

その夜の心細さと断続的な余震の恐怖は30年以上経った今でも覚えている。

あんな思いをしたにも関わらず、喉もと過ぎれば暑さを忘れるように、危機感のない毎日を送っているなあと、今回の地震を通して反省した。

天災は、忘れた頃にやってくる。
備えあれば憂い無し。
地震対策を見直さなければと、大いに反省した。

『シャングリ・ラ』と言うアニメを見ているのだが、設定は、第二次関東大震災後の未来。http://anime.biglobe.ne.jp/title/index?id=1507
お馴染みの地名の街の震災後の様子が、結構リアルに描かれている。
それほど遠くない未来に、あの状況が現実のものになるかもしれない。

とにかく、どんなことが起きてもどんな状況にあっても、生き延びなければ!
そして、子どもたちを守らなければ!
地震は揺れが収まってから先も大変。
ライフラインが復旧するまでの避難所生活や、怪我をしたり、壊れた家やなど、元の生活に戻るまで、気力と体力とお金が必要。

先ずは、大地震未経験者の子どもたちと、いざと言う時の避難場所や連絡のとり方を打ち合わせしておかないと。
私は、仕事柄、仕事中に地震が起きたら、全員の無事を確認し、保護者に引き渡すまでは現場を離れるわけには行かない。
長男、長女は都内にいることが多いから、日中に大地震に見舞われたら、家族全員の無事を確認することは難しいだろう。
皆が全員家いるときに地震が来るとは限らないのだから。

インカ帝国のルーツ 黄金の都*(キラキラ)* シカン展

2009-08-10 18:18:00 | 徒然なるままに
8月8日(土)
上野の国立科学博物館で『シカン展』を見てきた。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2009/sican/index.html
http://www.tbs.co.jp/sicanten/

篠田 謙一先生(国立科学博物館 人類研究部 人類史研究グループ長)と、工藤 尚美さん(TBSテレビ局文化事業部 部次長 プロデューサー)の講演会ではいろんな話が聞けて、展示をが更に興味深く見ることができた。

それにしても、30年間もかけて、盗掘者たちも諦めた墳墓の発掘をやり遂げて、世界史上最大級の発見を成し遂げた島田泉先生は本当に偉大だと思う。現地でも、インカ以前の文明の発掘を成し遂げた島田先生を尊敬し、学校でも子どもたちが自分の生まれ育った町に誇りと興味を持って歴史を学んでいる姿に感動した。

今回、ペルーの国宝ともいうべき素晴らしい発掘品の数々を真近に見ることができただけでなく、発掘時はどんな状態で発見されたのかなどを3Dシアターで臨場感あふれる解説も見れてとても興奮した。
また、土砂で陥没した頭蓋骨を修復し、最新技術で蘇らせた墓の主の頭部の復元など興味深い展示がたくさんあった。
「シカン」は、「金属加工に取りつかれた国」とも言われているように、その技術は大変優れており、それによる広範囲な地域と交易から、その勢力の大きさがうかがえた。特にポスターにもなっている黄金の仮面は見応えがあった。

金属加工などの宝飾品*(キラキラ)*も素晴らしかったが、シカン焼きといわれる黒光りする土器も面白かった。
映像でその製造方法を紹介していたが、最後に土器と一緒に燃やす大量の家畜の糞のせいなのだろうか?日本の陶器は釉薬をかけて光沢を出すが、黒光りしたその土器は磨くほどに光沢を増す。
糞も「釉薬」になり得るんだ。と思った。

9月には展覧会場で流れているサンポーニャ奏者の瀬木 貴将さんのコンサート*(音符)*があるらしいが、体育祭の前日なので聴きに行くことができないのが残念だ*(ショック)*。

今回の図録は3,000円もしたが、内容はそれ以上のものだった。
島田先生の30年の発掘と研究の集大成ともいうべき内容だった。
じっくり読んで、会期中にもう一度見に行ってみよう!

この夏イチオシ!『サマーウォーズ』!夏休み中に見るべし!!!

2009-08-09 14:17:44 | アニメ


久々に痛快で、見た後すっきり、更にもう一回劇場で見たくなる作品に出逢った。

詳しいストーリーやキャストについてはこちらで
http://s-wars.jp/index.html

舞台と人類の運命の鍵を握る人たちが、信州上田と室町時代からのご先祖様の気概を受け継ぐご親戚の皆様と言う設定が面白い。
健二君の草食系男子そのもののような情けなさと、最後の最後まで諦めない根性の座ったところを見せるギャップがいい!
それとやっぱり栄ばあちゃんかな。
あの人脈!!残す資産はないけれど、あれだけの人脈はお金に替えられない財産だと思う。それは、身分や家系などではなく、彼女の人徳の為せる業だと思う。
自分に何事かあったときに、残る自分の大切な家族を支え、助けてくれるのは保険金でも財産でもない。自分が生きてきた中で出会った人たちとの繋がり。『困った時はお互い様』と言える人間関係。本物の『ネットワーク』って、こういうことなんだなあとつくづく思った。

ネットの世界や、携帯でもいろんな人と繋がっている、繋がれる世の中だけれど、それがどれだけ希薄なものか・・・と思いながら見ているうちに、いや、待てよ、それはそれで生かせる方法もあるのかもしれないと思った。
夏希がピンチに立たされた時、先ず親戚一同が参戦し、なおも絶体絶命の窮地に追い込まれたとき、世界中の人がネットを通じて応援に駆けつけてくれた。
その辺りは、もう鳥肌もので、涙を流しながら手に汗を握って、ワクワクしながら見入っていた。
それでも最後の最後に大ピンチになった時、健二君がまだ「負けていない!」と諦めずに計算問題を解いている姿は、本当に凛々しかった~!(神木君の声もVery Good!!)

最後は大団円で、♪Happy Birthdayの歌が聞こえてきた時には、栄ばあちゃんが生き返ったのか?と思ったけれど・・・。
温泉噴出のおまけ付きのエンディングはまさに、めでたし、めでたし。

昔には昔のいいところ、今には今のいいところがある。
それが最先端、近未来のバーチャルの世界の中で一緒になって繰り広げられる面白さ。
栄ばあちゃんの
『人の役に立ちなさい』
の教えを守り、負け戦と分かっていても、
『ご先祖様もこうやって最後まで諦めないで戦い抜いた、その子孫だからな』
『腹が減っては戦ができぬ』
と皆でご飯を食べるシーンが良かった、そこに侘助も混じって・・・(涙)。

この映画を見て、久しく故郷に帰っていない人や、お墓参りをご無沙汰している人は帰りたくなっちゃうんじゃないかなあ。
私も、帰省したらお墓参りをし、両親と娘と一緒に故郷の映画館でもう1回見ようと思う。


それにしても、『OZの世界』は、実際はバーチャルな世界やアニメの中のお話ではなく、現実の世界が抱えているリアルな問題だと思う。
停電や大雪が降っただけでストップしてしまう都市機能や、コンピューターシステムが故障しただけで飛行機は飛ばず、電車が立ち往生するなんて・・・。
なんだか便利なようで、脆弱で不安定な世の中に生きているような気がする。
何よりシステムの誤作動や、それを利用する悪い人間によって、世界は一瞬で金融恐慌から戦争勃発の危機に晒されているのだ。

道具は原始的な刃物から、最先端のメディアまで使いようによっては便利にも凶器にも変貌する。
あくまでも使う側の人間性と正義感が決め手だ。
どんなにセキュリティーを強固にする開発をしても、それをゲーム感覚で凌駕しては犯していく悪い奴らはいるわけで。
そんな時は、アナログの世界の良さと、皆の良心をかき集めて悪に立ち向かい、戦争を阻止するしかないのだろう。
道具に使われずに、道具を生かして利用できる、マナーとテクニックを身につけたいものだ。

健二君のセリフでしびれたセリフがもう一つ。
『僕はこれしかできませんから』
彼は、数学オリンピックの日本代表に選ばれそこなったほどの数学好き。
その『一芸』が世界を救ったのだ。
『一芸は身を助く』
他はからっきし××でも、これだけはずっと続けている、もしくは大好きなものがあれば、何かで役に立つことはあるものだ。

わたしにもあるかなぁ・・・。そんな『私、これしかできませんから』と言えるようなもの・・・。

そうそう、この作品を見て、『花札』やゲームも面白そうだなあ・・・と思えちゃった。
これも収穫かな。

この夏イチオシ!『サマーウォーズ』!!夏休み中に見るべし!!!(ネタバレあり)

2009-08-09 14:17:00 | 徒然なるままに
久々に痛快で、見た後すっきり、更にもう一回劇場で見たくなる作品に出逢った。

詳しいストーリーやキャストについてはこちらで
http://s-wars.jp/index.html

舞台と人類の運命の鍵を握る人たちが、信州上田と室町時代からのご先祖様の気概を受け継ぐご親戚の皆様と言う設定が面白い。
健二君の草食系男子そのもののような情けなさと、最後の最後まで諦めない根性の座ったところを見せるギャップがいい! *(ドキュン)*
それとやっぱり栄ばあちゃんかな。
あの人脈!!残す資産はないけれど、あれだけの人脈はお金に替えられない財産だと思う。それは、身分や家系などではなく、彼女の人徳の為せる業だと思う。
自分に何事かあったときに、残る自分の大切な家族を支え、助けてくれるのは保険金でも財産でもない。自分が生きてきた中で出会った人たちとの繋がり。『困った時はお互い様』と言える人間関係。本物の『ネットワーク』って、こういうことなんだなあとつくづく思った。

ネットの世界や、携帯でもいろんな人と繋がっている、繋がれる世の中だけれど、それがどれだけ希薄なものか・・・と思いながら見ているうちに、いや、待てよ、それはそれで生かせる方法もあるのかもしれないと思った。
夏希がピンチに立たされた時、先ず親戚一同が参戦し、なおも絶体絶命の窮地に追い込まれたとき、世界中の人がネットを通じて応援に駆けつけてくれた。
その辺りは、もう鳥肌もので、涙を流しながら手に汗を握って、ワクワクしながら見入っていた。*(シャイ)*
それでも最後の最後に大ピンチになった時、健二君がまだ「負けていない!」と諦めずに計算問題を解いている姿は、本当に凛々しかった~!(神木君の声もVery Good!!)*(酔払い)**(ドキュン)*

最後は大団円で、♪Happy Birthdayの歌が聞こえてきた時には、栄ばあちゃんが生き返ったのか?と思ったけれど・・・。*(泣く)*
温泉*(温泉)*噴出のおまけ付き*(驚き)*のエンディングはまさに、めでたし、めでたし。*(笑顔)*

昔には昔のいいところ、今には今のいいところがある。
それが最先端、近未来のバーチャルの世界の中で一緒になって繰り広げられる面白さ。
栄ばあちゃんの
『人の役に立ちなさい』
の教えを守り、負け戦と分かっていても、
『ご先祖様もこうやって最後まで諦めないで戦い抜いた、その子孫だからな』
『腹が減っては戦ができぬ』
と皆でご飯*(ラーメン)**(天丼)**(ウニ)**(トロ)**(チキン)**(おにぎり)*を食べるシーンが良かった、そこに侘助も混じって・・・(涙)*(泣く)*。

この映画を見て、久しく故郷に帰っていない人や、お墓参りをご無沙汰している人は帰りたくなっちゃうんじゃないかなあ。
私も、帰省したらお墓参りをし、両親と娘と一緒に故郷の映画館でもう1回見ようと思う。


それにしても、『OZの世界』は、実際はバーチャルな世界やアニメの中のお話ではなく、現実の世界が抱えているリアルな問題だと思う。
停電や大雪が降っただけでストップしてしまう都市機能や、コンピューターシステムが故障しただけで飛行機は飛ばず、電車が立ち往生するなんて・・・。
なんだか便利なようで、脆弱で不安定な世の中に生きているような気がする。
何よりシステムの誤作動や、それを利用する悪い人間によって、世界は一瞬で金融恐慌から戦争勃発の危機に晒されているのだ。

道具は原始的な刃物から、最先端のメディアまで使いようによっては便利にも凶器にも変貌する。
あくまでも使う側の人間性と正義感が決め手だ。
どんなにセキュリティーを強固にする開発をしても、それをゲーム感覚で凌駕しては犯していく悪い奴らはいるわけで。
そんな時は、アナログの世界の良さと、皆の良心をかき集めて悪に立ち向かい、戦争を阻止するしかないのだろう。
道具に使われずに、道具を生かして利用できる、マナーとテクニックを身につけたいものだ。

健二君のセリフでしびれた*(ドキュン)*セリフがもう一つ。
『僕はこれしかできませんから』
彼は、数学オリンピックの日本代表に選ばれそこなったほどの数学好き。
その『一芸』が世界を救ったのだ。
『一芸は身を助く』
他はからっきし××でも、これだけはずっと続けている、もしくは大好きなものがあれば、何かで役に立つことはあるものだ。

わたしにもあるかなぁ・・・。そんな『私、これしかできませんから』と言えるようなもの・・・。

そうそう、この作品を見て、『花札』やゲームも面白そうだなあ・・・と思えちゃった。
これも収穫かな。

『ひだまりの詩』を聞きながら・・・*(涙)*N・Sさんへのメッセージ

2009-08-09 10:41:00 | 徒然なるままに
先ず、無事な姿で自ら出頭してきたことにほっとした。
お子さん始め、関係者の人たちはほっとしたことだろう。

逃げ回っていた間、彼女はどんなことを考えていたのだろう。
最悪の事態も選択肢にはあったのだろうが、彼女はそれを選ばなかった。
アイドルとしてデビューし、その後、数々の名作ドラマに出演して、歌手というよりは女優として、またその清純なイメージからいろいろなキャンペーンのイメージキャラクターや親善大使として活躍していた彼女。
そのイメージが強すぎたせいもあり、今回の事件が与える影響は国内だけにとどまらない。

素の姿の彼女のことは知らない。
『外良い子』は家の中では大変だ。家族は『鞘』になって耐えるしかない。
『内良い子』は外であばれる、他人を傷つける。
そのどちらにもなれない子は自虐的になるか、楽な方に流れる。
彼女は『清純なキャラクター』を、仕事上でも普段も演じ続けなければならなかったのだろうか。
仮にそうだったとしても、役者としての役作りをしていく上で、その役になりきる作業の中で、自分とシンクロする部分はあったはず。
彼女の中の『清純』な部分、『正義感の強さ』、『思いやり』、『誠実さ』は役を演じる上で、素直に反映されたからからこそ彼女の好感度は画面を通して、視聴者に伝わったのだと思う。

最高裁判所の映画に関わった時のコメントだって、社交辞令ではなかったはず。

役者である以上、自分が今おかれている状況を客観的に冷静に判断し、最善を尽くすこと、語るべき言葉、どう立ち居振舞うべきかを考えてほしい。
そして、犯罪者を『演じる』のではなく、現実を受け止めた『自分自身』を全うしてほしい。

彼女が薬をどれだけ常用していたか分からないけれど、これからの禁断症状との戦いは、想像を絶する大変さだろう。でも、それがどんなに辛いことでも、ご自分のため、お子さんのためにも頑張ってほしいと心から願う。
これだけのことに向き合って、乗り越える姿を、お子さんだけでなく、同じような立場で苦しんでいる人に励みになるような生き方をしてほしいと思う。
彼女はそれだけの影響力を持つ存在だと思うし、それこそが、大迷惑をかけた各方面への謝罪と誠意の見せ方だと思うから。

ある人のブログで、妻を告発した夫をなじる内容があったが、彼がすべての罪を背負って、妻のことを伏せることは、愛情でも正義でも男気でもないと思う。
彼女をかばうことは、ますます彼女を地獄へ追い込むことであり、人間に戻る絶好の機会をもみ消すことであるから。
本当に、彼女を思い、彼女と子どもの未来を思う夫であり、父親であるのなら、彼が妻の関わりを告発したのは正解だと思う。

息子さんはこれから10歳には苛酷な日々が待っていることだろう。
幸い夏休みと言うことで、新学期が始まるまでには時間がある。
周りの心ある大人たちがしっかり守って支えてあげることが大切だ。
そして、母親の気持ちが落ち着いた頃に母子の対面ができればと思う。
最悪の事態が避けられたこと、母も、家族関係も、まだまだやり直すことは可能で、お互いに支えあってがんばっていこうと言う気持ちになれればと思う。
母の苦しみを理解することはまだ難しいだろうが、10歳でも、母を叱ることはできる。
誰に叱られるよりも、子どもに叱られることは母親として一番堪える。
背筋に渇を入れられたような感じになる。ちゃんとしなければ!!!
そして、どんな罰や責めもしっかり受け止めて誠意を持って対応していく姿を息子さんに見せてほしい。
・悪いことをしたら罰せられると言うこと。
・逃げても罪は消えず、逃げたり嘘をつくことで、罪はさらに重くなること。
・自己中心的な罪が、皆にどれだけ心配をかけ、迷惑をかけることになるのか。
・一度なくした信頼を回復させるには、どれだけの努力が必要になるのか。
・世間の冷たさや厳しさもあるが、こういうときに、どういう人が本当の意味で味方になり、支えてくれるのか。
こんな、学校の教科書にも載っていない、誰も教えてくれない、生きていく上で何より大切なことを、身を持ってわが子に教えられるいい機会を得た思って、この試練を乗り越えてほしい。

そのためにも、諦めないで!
生きて、生き恥を晒しても、自分の人生を全うしてほしい。
そして、本当の意味での家族の絆を取り戻して、幸せになってほしい。

今回のことはただの氷山の一角で、このことが発端となって、芋蔓式にいろんな人たちが関わっていた・・・なんてことにならなければいいのだが・・・。
今回の発覚・逮捕で『明日は我が身』と思っているような人がいたなら、即、今、この場で麻薬をやめてほしい。

麻薬は1回でも『乱用』であり、犯罪なのだ。
それ以上に、精神も肉体も蝕む悪魔の粉だ。
まだ『人間』に戻れる内に断ち切ってほしい。『廃人』になりたくないのであれば。
一瞬の快楽の先にあるのは『地獄』でしかないのだから。