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エールと決意

2012-02-26 10:03:04 | 担任雑記


2月25日(土)


久々の日記更新だ。
1月末からPCの不具合が続き、ブログ移行がはかどらず、とりあえず、gooブログ人にデータ出力はしておいた。http://blog.goo.ne.jp/toliton717
が、gooブログ人は私のアニメや映画のレビュー用のブログだったので、できればOCNブログ人にしたかったのだが、会員のなり方どうもIDの取得の仕方がわからない。誰か教えてください

ところで、gooブログ人に日記のデータは出力できたものの、コメントや掲示板の内容までは移行はできないのがさびしい。

10年分ぐらいのやり取りを、ドキュメントにコピペするような時間がない。

まあ、日記だけでもデータ移行ができるだけでも良しとするしかない。

これから1ヶ月は今まで以上に睡眠時間も土日もないような忙しい時期に突入する。

新天地でのHP作りは4月以降になりそうだ。


                             


この1ヶ月は、心身共にボロボロの毎日だった。
私は今のところ、過酷な忙しさにもかかわらず、インフルエンザにはなっていないが、クラスは2週続けて学級閉鎖となり、5日間で30コマの授業の遅れは致命的だった。
子どもたちが復帰してからは、とにかく23日の学力テストまでに2年生の学習範囲を終え、おさらいを済ませるべく、子どもたちも頑張り、私も頑張った。
とにかくおさらいドリル、漢字テストの採点と添削に明け暮れ、24日の授業参観日の授業準備と、6年生を送る会の出し物の練習が優先で、音楽や体育、図工といった技能教科の授業が後回し状態だった。

そんな状態でも、復帰後の子どもたちは、毎日まさにAKB48の会いたかった、会いたかった、会いたかった~状態で、私はすっかりエネルギーを吸いつくされた「一反木綿」状態だった。

昨日の授業参観では、生活科の「大きくなったわたしたち」という、8歳までの自分史的なアルバム作りの発表会をした。
子どもたちは、本番直前までしどろもどろだったり、お尻を向けたまましゃべったり、照れたり、段取りが悪かったり、どうなる事かハラハラしていたのだが、お母さんたちにプレゼントする2曲の歌をカットしないで聞いてもらうためには、全員が一致団結してスムーズに流すことと、照れずにはっきりいうこと、時間内に発表を終えることが大切だと話しあい、みんなで頑張った。



果たしてその結果は、和やかでほのぼのした中に、子どもたちの緊張感と助け合いの姿から、1年間の成長がみられるよい発表会となった。
特に、最後の歌のプレゼントは、とても気持ちの入ったきれいな声で歌う歌と、日ごろのパワー全開そのままの元気いっぱいの歌声をお母さんたちに聴いてもらえた。聴いているお母さんたちの中には、涙ぐんでいらっしゃる方もたくさんいた。

その後の懇談会では、おほめの言葉や「感動しました」というコメントもいただき、和やかな懇談会だった。


その夜、前日の学力テストの結果をデータ入力していたら、うれしい発見があった。
テスト直後は国語・算数の平均点ばかり気にしていたのだが、成績には反映されない意欲関心についての意識調査の平均点が、国語、算数共に91点だったことに気がついた。

私は、今年度、初めて小学校の担任となり、畑違いの現場で戸惑うことばかりで、まったく自己肯定感は持てず、自己嫌悪で苦しい日々ばかりだったように思っていた。

全教科についての指導の仕方はもちろん、生活面全般でも低学年の「しつけ重視」の指導は、なかなか大変だった。

とにかく、学力を上げるためのノウハウはベテランの先生方には劣るだろうが、「低学年のうちから勉強嫌いの子どもにしないこと」が私の仕事だと思って、1年間頑張ってきたつもりだ。
そんな私の授業は、年間指導計画や学習指導要領からは外れたり、はみ出したり、先走った内容の授業もあったと思う。
でも、子どもたちの好奇心をくすぐり、意欲を引き出し、タイムリーな話題について考えさせたり、おだて、ほめ、叱り、いろんな「種」を蒔くための土作りはできたのではないかと思っている。
そして、けして「いじめ」と「不登校児」がないクラス作り。これについては体を張って頑張ってきたと思う。

子どもたちの学習への意欲関心が91点というのは、うれしい反面、私にもっと学力向上のためのノウハウやツールがあったら、この子たちをもっと伸ばしてあげられたのかもしれないと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

でも、懇談会でお母様方がおっしゃってくださった、
「学校が楽しいと言ってくれるのが一番うれしいです」
とか、
「先生とクラスであったことを、毎日家でたくさん話してくれます」
とか、
「先生に教えていただいたことを、今度は、私たちたち親が引き継いで子どもに教えていきます。次の学校でもぜひ頑張ってください」
とか、
「6年生までずっとお世話になりたかったけれど、今度はぜひ、中学校で美術を教えていただき、また担任になっていただきたいです」
というたくさんのエールが、本当にうれしかった。

修了式まで、あと18日。離任式まであと35日。
私は今までのところ、病気も怪我もなく、皆勤賞だ。
このまま、モチベーションを下げることなく、体調を崩すことなく、最後まで全力でベストを尽くして、子どもたちをしっかり進級させ、この学校を笑顔で去ろうと思う。