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交流

『仲間の音楽会』

2006-03-19 23:31:00 | 徒然なるままに
3月19日(日)

今日は末娘を連れて、中学校の体育館で行われた吹奏楽部の卒業定期公演『仲間の音楽会』を聴きに行った。
県で金賞を取っただけあって、実力もさることながら、立派な態度と演奏振りだった。
3部構成で、歌あり踊りあり、コントあり。2部のバラエティーでは、指揮者でもあり顧問の『粉雪』の熱唱ありで、とても面白かった。

70名からなるボリュームのある吹奏楽は、聴いていて次々に映像が浮かんではイメージをかきたてられる。
整然とした演奏の中に、仲間を信じ、自分のベストを尽くそうとひたむきに頑張る皆の目がいい。

毎日遅くまで厳しい練習に耐え、土日も弁当持ちで頑張り、家でも人の2倍3倍努力してきた成果が、豊かな音色になって聴く人の心を揺さぶり、沁み入ってくる。

休憩時間には部員手作りのクッキーが配られ、保護者の方々がドリンクバーを担当してくださっていた。
あんなに忙しい毎日なのに、よく頑張ったなあと感心。とてもおいしかった。

ラストは、3年生の卒部式。
厳しい顧問の鬼の目に涙。
部員1人1人に、本当の実力と生きる力をつけてほしいからこそ、きびしく接しながら、一人ひとりをよく見ていてくれていたことを実感できる瞬間。
それに応えるように、卒業生たちが、『誰にでも自慢できる宝物のような部活動でした』と挨拶をし、またまた鬼顧問の目に涙・涙・・・。
どんな学園ドラマより感動的なシーンだった。
70名の部員をまとめ、1つの音楽に作り上げていきながら、担任としての責任と教員としての仕事をこなすのは大変だったことだろう。
本当にお疲れ様。そして、おめでとうございます。

私も任期終了まであとわずか。
最後の最後までベストを尽くして頑張ろう。

ソーランIN消防フェスタ!

2006-03-05 10:06:00 | 徒然なるままに
3月4日(土)

今日は、消防フェスタでソーランを踊ってきた。
昨日の雪混じりの雨が、空を一掃してくれたかのように、ピカピカの快晴だった。
青空と真っ赤な消防車と太鼓の演奏をバックに、赤い長半纏を翻して、幼児からお婆ちゃんまでみんなで40人、元気いっぱいとってもいい顔で5曲を踊りきった。

今日で私はソーラン隊の代表を降りる。
マイクを持って掛け声をかけながら、皆の踊りや表情を見て、今までのことをいろいろ思い出し、それぞれのメンバーの思いを感じながら、すごい充実感を感じていた。
最後にマイクを置いて、自分も一緒に「南中ソーラン」を踊りきったときの、あの見上げた青い空を私は忘れない。
本当にたまたまだが、代表としての最後の仕事に、こんな素敵なステージを提供してくださった消防署の方に、心から感謝したい。

ソーラン隊を立ち上げて6年間代表を務めてきたが、そろそろ新旧交代の時期と言うことと、私自身、教職につきながらの練習、イベント、運営は、十分やりきれない部分が多く、かなり周りに迷惑をかけ、スケジュール的にも肉体的にもきつかった。
ソーラン隊を引っ張ってくることは、正直、しんどい事もいっぱいあった。
リーダーならではの責任と葛藤と孤独も感じた。
それを、隊のメンバー皆の理解と協力、応援があって、何とか続けてこられた。
本当に、心から感謝している。


子どもたちは日々成長し、世代交代や、チームワークの問題、古くからいる子と新しく入ってきた子が一緒に同じ踊りを踊ることの調整などなど常にいろいろな課題を提供してくれた。
でも、子どもたちを教えることで、逆に子どもたちから教えられたり、私が励まされたり、癒されることもたくさんあった。
 
最初は、子どもの付き添いだったお母さんたちが、一緒に踊るようになった。
手作りの長半纏作りから始まり、いろいろな役割分担を引き受けてくれ、メンバー増やしにも積極的に協力してくれて、隊はどんどん大きく成長していった。

立ち上げ当初は、『子どもたちの居場所作り』と言う発想から始まったソーラン隊が、彼方此方からのイベントの依頼や参加を通して、いつの間にか『地域づくり』の一端を担うようになっていった。

そうすると、『楽しく一緒に踊りましょう』的な部分だけでは隊は成り立たなくなってきた。
コンクールや、大きな舞台に参加するために、『魅せるソーラン』や『オリジナルの曲と踊り』が要求され、必然的にそれを目指そうと言う方向性が生まれてきた。
そうなってくると、手作りの長半纏ではなく、そろいのキレイな長半纏をはじめ、曲に応じた衣装がほしくなる。
『お金』がかかってくる。
ただの役割分担ではなく、隊の『組織化』が必要になってくる。
皆の意識や、隊の方向性の確認のための『スタッフ会議』や『総会』の開催も必要だ。

こうして振り返ると、本当に成長し、進化してきたなあと想う。

小さい子を連れて参加しているお母さん、
子どもの習い事の送り迎えをしながらも参加しているお母さん、
仕事や、いろいろな役員を引き受けながら参加しているお母さん、
自分は踊らないけれど、イベントのときなど車出しや保育などをサポートしてくれるお母さん、
皆、主婦でありながら活動を続けるのはいろいろ大変だと思うけれど、子どものため、自分のために、家族の理解と協力を得ながらがんばって活動を続けてくれている。
スタッフとして、『後継者』が次々育ってくれていると言うのは、本当に心強く、ありがたいと思う。

四月から生まれる『新しいソーラン隊』に乾杯!