マッサージチェアの中から見つかった現金１０００万円・・・

　２０１７年９月１０日、２０１２年６月に北海道砂川市の廃棄物処理施設に捨てられたマッサージチェアの中から見つかった現金１０００万円について、北海道警砂川署は２０１２年９月２５日、所有者を特定して返還したのだ。北海道警砂川署によると、チェアは同市内の男性が自宅で使用していたもので、男性は数年前に死亡しており、１０００万円は男性の家族に返還された。家族は男性の遺品を片づけた際に、現金が隠されていることに気付かずにチェアを捨て、解体作業時に座席部分から木箱がみつかり、その中に１０００万円は１００万円ずつ帯封され、金融機関の封筒に入っていたのだ。北海道警砂川署が発表して以降、２０件余の照会があった。そうした中、７月中旬に「父のものかもしれない」との問い合わせがあり、帯封に印字された記載年月が男性の定期預金の解約記録などと合致し、家族が語ったマッサージチェアの形や色も、現金が隠されていたチェアと一致していたため、同署は所有者と特定したのだ。返還期限は２０１２年９月３０日に迫っていたのであるが、亡くなった男性は何の目的で現金を隠したのかは不明である・・・（井森隆）