東京リサーチ日記

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半永久的にデジタルデータの保存が可能な技術・・・

2017-09-08 00:00:00 | 情報・日記
 2017年9月8日、日立製作所は2012年9月24日、半永久的にデジタルデータの保存が可能な技術を開発したと発表した。フラスコなどに使われる石英ガラスにコンパクトディスク(CD)並みのデータを3億年以上保存できる。経年劣化なく保存が可能なため、歴史的に重要な文化遺産や公文書など後世に残したいデータの長期保存用に売り込みたい考えのようだ。素材に石英ガラスを使ったのは、1千度で2時間加熱しても耐えうる耐久性を持つためのようだ。一般的な半導体や光ディスクなど現在のデジタル記録手法は、記憶期間が10~100年程度と短く、しかも高温・多湿に弱いなどの欠点があるのだ。今回、日立が開発した石英ガラスを使った保存方法では、最低でも3億年の記憶が可能になるみているのだ。再生方法は厚さ2ミリで2センチ角の石英ガラス板に、レーザー光でデータを記憶させ、光学顕微鏡を使うようであるが、玉音放送のレコードの音声データなどの歴史的なものを残すにも大いに活躍できるのであろう・・・(井森隆)