
雲を見ながら
のんびりしたいのですけど
そうソファに向かい合って座り話すと
それはあんたにとっては幻のようなものだ
そう返って来た
廊下から女性達の華やぐ笑い声と足音が聞こえた
次々とこんにちはと挨拶されるのだが顔が見えない
だれなのだろう
仲間たちだとその人は言った
私は仲間たちではないと言った
だって顔がないから
そう言いました
汗をぐっしょりかいて
夜中目が覚めました
嫌な夢を見たなあと想い
着替えて
白湯を飲み
しばらくぼーっとしてました。
夢の中で
人生が舞台ならば
演じ切れと言われた
投げ出さずやりきって見ろと言われた
その言葉がリフレインしていた
起きてからそれを繰り返し笑いました
そのとおりだわ
人はみなそうだわ
人はみんなそれぞれの役割があって生かされてるのかなあと想いました
私はこのようにがんばりなさい
あなたはこのようにしていきなさい
それぞれに課題があるし
それぞれのがんばりどころはあるものだわ
そう夜中に1人で笑っていました
だからこそ人生は面白い
次々と現れる課題をサーフィンみたいに乗り越えて
波の向こうに見える次の世界を楽しめるのは
波乗りする人の特権だ
波を見て恐れ
海に出ないでいたらおそらく一生見られない世界なのだ
私は暗い中でそれを呟き
もう一度寝よう
と
想いました。
私の人生は私にしか経験できない世界なのだなあと想いました。
よーし
あとひと頑張りしてみよう
昨日も色んな方が商工会の冊子をご覧になりお電話してくださった。
ありがたかった。
皆さんが夢を見たいと言われた。
私の仕事は何か
私の人生は何のために費やすのかと自問した
課題は山ほどある
色んな問題が次々とやってきたとしても
ひとつひとつ乗り越えて課題をクリアしていけば
次のステージが現れる
確かに時々
何もかも投げ出して
のんびり日々を過ごしてみたいものだなんて考えるけど
それでも確かに私の人生は過ごせるわけなのですが
それを選択すればたいそう楽なのだがこの楽しみも得られないのだなあと笑いました
苦しみや努力が大きいと
信じられない喜びもやってくる
音楽も同じで
単調で平凡な音符が並んでいても
安全で安心なメロディーなのだけれど魅力がないわ
そこに抑揚があり山場も谷もあってこその壮大なるフィナーレはあるものよ
そんな事を夜中にうそぶいて笑う
壮大なフィナーレ。(笑)
厚かましいなあと笑いながら
それを選んで目指して生きて行くのも悪くはないのだろうなあと想いました
私は
夢の世界を表現したい
それが私の壮大なフィナーレなのだろうなあと想いました
他には何にもないなあ。
昨日の夜
眠る前に
「あのな、ツキが来てるぞ。気を抜くな」
そう言われた。
雲をぼんやり見ながら
気を抜いてみたいよ
そう想ったのだけれど。
きっとこの人も気を抜くことはないのだなあと笑えて来た。
心の中が透けて見えるのだろうなあとふと想った。
厄介な事だよと
笑いながらも
私はそれを楽しんでもいるのだろうなと
納得していました。
ツキって何?
そう片方の手で合図しながら
利き手ではOKサインを出していた