最近はテントの進化のすばらしい。その為か一昔前は羨望の的であったゴアライトがどの記事を読んでも評判が良くない。結露しやすいとかダブルウォールの方が快適とかいろいろあるが夏山程度で且つ快適性を求めるスタイルの登山なら確かにシングルウォールのゴアライトよりダブルウォールの他のテントの方が良い。しかし冬は別にして春山の場合、夏用テントで済ますことが多いが、縦走形式でテン場が不安定な場所に設営する場合は圧倒的にゴアライトの方が安心できる。なぜ安心か。それは雨プラス強風に遭遇したとき。ダブルウォールではフライと本体の間に風が入り込み簡単にテントが浮きあがってしまい、テントごと持っていかれるのではという心配で夜など安心して寝ることもできないが、フライ不要のゴアではその心配が激減する(壁をテント周りに作れたり、縁を雪で埋めれる余裕があるときはフライありでもいいが)。フライを取り外せば浮き上がりは軽減されるが、テント内は水びたしの悲惨な状況になる。こんなときフライの不要なゴアライトは本当に助かる。
林間から望む槍穂高連峰
新緑の経ヶ岳へいってきました。予想に反してすばらしい山でしたが、どういう訳か絶不調で登りはゼイゼイハアハアと苦しくて完全に自信を無くした山行でした。
しかし景色は久し振りの第1級。特に開放感のある8合目の展望には圧倒された。快晴で遠くは浅間山から甲武信、瑞牆山まではっきりと見ることができ眼前には南アルプス連山、八ヶ岳連峰などなどいつまで見ていても飽きない展望が広がっていた。また北アルプス方面や御岳は頂上までの途中から林間越にみることができる。笹などが綺麗に刈り込まれていて大変歩きやすく8合目または7合目までだけでもお勧めしたい山でした。今日は金曜日でしたが4人のどなたも私の1/3位の若い単独行者ばかりに会いました。今から十分に山登りが楽しめる彼らを羨ましく感じました。
登り:3時間8分 下り:3時間6分
最近は標準コースタイムで歩くのがやっと。