トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2019.11.07 鈴鹿 雨乞岳 ありえないミス

2019-11-08 11:35:53 | ブログ



雨乞岳間近。美しい笹原を行く三人パーティ。

東雨乞岳から御在所と鎌ケ岳を望む。左の尾根を下降に使用した。

歩いたコース

今日は北陸方面の山登りに出かける予定でしたが天気予報が思わしくないので、急遽、近場で快晴が保証されている鈴鹿山域の雨乞岳へ出かけました。何十年も前に杉峠経由で登った以来です、今回のコースは一番簡単な武平峠からの道をピストンするつもりで出かけました。しかし、普通では考えられなミスを犯してしまい、結局、御在所岳のピークを経由して雨乞岳へいくことになってしまいました。前半は道なき道を歩き、時間に追われるようでしたが、終わってみると、このとてもポピュラーな山でも充実した登山ができました。

7:14  武平峠駐車場発
8:31  間違えた尾根の終点(頂上手前の建築物。途中1回小休止)
8:42  御在所頂上(中休憩)
10:06 コクイ谷に降り立つ
10:49 正規ルートに合流(ここまで途中、1回小休憩)
11:52 東雨乞岳
12:05/12:45 雨乞岳(大休憩)
14:34 駐車場(途中、稲ケ谷を少し下降、及び1回休憩)
   *雨乞岳までのペースは速いです。

7時過ぎに武平峠の駐車場に到着。ここは人気の数コースの起点だけあって既に5台以上の車が止まっていた。7時14分に登山開始。杉林の斜面につけられたトラーバースの道が続きます。歩き初めて約20分~30分を経過したろ、先行したパーティーの声が下の谷のほうから聞こえてきて、地図を広げて現在地を確認していたようでした(この時は、なぜあんな所で確認しているのかと思いましたが、後になってから、おかしな斜面を登っている当方を見つけて、疑問に思い地図で確認したのだと理解しました)。どんどん登っていくと、どうも様子がおかしいです。地図をちゃんと確認すれば間違った方向に向かっていることは容易にわかったはずだですが、いつもの悪い癖でどんどん突き進んでしまいました。尾根上に登りついてビックリ。なんと御在所頂上の建物にこの尾根が続いていることがわかりました。今更、戻る気にはならないので、地図で現在地を確認し、御在所を経由して雨乞岳に向かうことに計画を変更することにしました。かすかな踏み跡らしき道がついていて、それを拾いながら登り、8時31分に見えていた立派な何かが祀られた建物に到着。そこから御在所岳の頂上は一投足で、8時42分に到着。まだロープウエイが営業されていない時間なので観光客の姿はなく、今まで御在所の頂上では経験したことのないような静寂さでした。ここで雨乞岳へ向かうルートを探します。昔はここから少し戻った長者池から神崎川を詰めたところにある支流のコクイ谷にいったん下り、そこから雨乞岳へ登るコースがあったようですが、今は恐らく無いのではと判断し、長者池の少し上から派生している無名の尾根を強引に下ることにしました。結果的にこの尾根に獣道に近い踏み跡がついており、しゃくなげ帯のブツシュ漕ぎや一部、スリップ厳禁のところなどありましたが10時06分に無事、コクイ谷に降りることができました。さて、ここからコクイ谷を下って杉峠経由で雨乞岳に向かうか、それともさらに上流に向かって武平峠からの正規のルートに合流すべきか迷いましたが、現在地の特定に自信がなく、どちらがベターが判断できないので、現在地が特定できる地形のところまでコクイ谷を詰めることにしました。そして比較的、顕著な谷が合流してくる地点で現在地を確認したところ、どちらへ向かっても大差なさそうでしたが、下ると帰り道からどんどん離れていくのがなんとも気分的に乗らず(帰宅してから後悔)、決局、そのままコクイ谷をつめました。途中で二俣に分かれていて、沢谷にルートをとり、10時49分に無事、正規コース合流しました。おもったより早い時間に合流できたのでもう先を急ぐ必要はありませんでしたが、なんとなく、休憩をとらずに雨乞岳を目指しました。ルートほとんど沢沿いに取られていて、東雨乞岳間近になって尾根に上がります。最後は実に気持ちの良い笹原で紺碧の空と緑の笹原のコントラストの美しさは格別でした。11時52分に東雨乞岳に到着。この頂上は笹も無く、広々としていてとても気持ちの良いところです。数人の人たちが食事をしながらのんびりと至福の時間を過ごしていました。ここから雨乞岳までも気持ちの良い稜線歩きが楽しめます。12時05分についに頂上に到着。この頂上は広い笹原で、こじんまりとした池もありますが、いかんせん、腰をおろせる切り開き範囲が僅かで、周囲が笹に覆われているので開放感がありません。東雨乞岳まで戻って休んだ方がはるかにおすすめです。頂上で休んでいると、途中で追い越した、まだ20代前半と思われる若い3人(2人女性)パーティーが到着し、華やかな雰囲気になりました。ここは360度の展望で、自分が活動していた山のほとんどが見えて、改めて、”こんなに良い場所だったのか”と見直しました。富士山も見えます。若い人に富士山が見えることを教えると必死にその姿を探していましたが、女性2人にはその姿を確認できず残念がっていました。2.0の視力が自慢の男性だけが、さすがに富士山の姿と位置を的確に言い表すことができました。12時45分頃に下山を開始。東雨乞岳手前から稲ケ谷にルートをとりましたが、少し下ったところで背丈以上の笹ブッシュに突入し、途中で断念して登り返し、武平峠への道を下ることにしました。下りの唯一の楽しみは登りで間違えた箇所を探すことです。しかし、この実に明瞭な登山道から逸脱するようなポイントがないのです。もう、ミスした自分にあきれるばかりでした。14時34分、駐車場着




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