頂上より羊蹄山(右)方面を望む
曇り。久しぶりに雨具を着ないですむ登山ができそうだ。ホテルの豪華な朝食を楽しんだ後、キロロスキーリゾートへ向かう。車の調子が悪い、右側から突き上げるような音がする、かなりひどくなってきているようで残り3日間耐えることができるか心配だ。今日は天気も持ちそうなので久しぶりにハジ(妻の愛称)とのハイキングを楽しもうときたが、まだ6月はゴンドラが運休中だった。ゴンドラからのコースしか下調べしてなかったので一般コースからに変更したが、登山口がわからずしばらく車でいったり来たりを繰り返していると林道らしきところから車が出てくるのに気づき無事登山口を発見。ハジは登高意欲をなくし、またもやキロロの駐車場で濡れ物を乾かす作業に専念することになった。登山口を9時半に出発。赤井沢コースから頂上を目指す。例によって登り3時間かからない山は休憩はしない。長い林道歩きに癖壁した後、ようやく登山口の標識にあるところに到着。沢沿いにしばらく進んだあと尾根筋に上がり、ゴンドラコースとの合流点を目指す。この間、展望はほとんどなし。時々、樹々の間から余市岳が見え隠れする。合流点に飛び出すと一気に展望が広がった。目の前には余市岳頂上への登山道が一直線に伸びていてとても気持ちよさそうで浮き浮きしてくる。途中で単独の人を抜く。このコースは今の時期がまだはやいのか、高山植物は時々見る程度であまり見当たらない。雨後なので道がぬかるんでいたスリップしやすく気を使った。頂上に11:40分到着。一人の若者がいた。地元の人で、山の名前を詳しく教えてくれた。自分では羊蹄山、ニセコアンヌプリ、狩場山程度しかわからないが、この若者はとても詳しく本まで持ち出して詳しく説明していただいた。おかげで本を読んで興味のあった札幌近郊の山々が実によく理解できた。残念ながら昨日登った暑寒別岳は雲でみえなかった(頂上からはもともと見えず、尾根の途中から見える)。狩場山の情報は暑寒別山荘であった人から雪が多くて高山植物を見るにはまだ早いと聞いていたが、その通りで、ここからでも残雪の多さが良く分かった。ここから見る狩り場山の山容は独立峰でとても凛々しく来年の登山候補の一つになった。しばし若者と歓談し写真撮影を終えて下り始める。ゴンドラコースにある朝岳岳への稜線がとても美しく稜線漫歩が約束されているようで、もう一度ハジと来てみたい。途中、定山渓へ降りるコースもあるがかなり荒れているようだった。後日、ネットで見た記録では熊の糞がいたるところにあるようで登る気にはなれそうもない。下りは走るように降りxx分にゲートに到着。雲が多く展望は今一つだったが、久しぶりに雨を心配しなくてもよい気持ちの良い山行だった。
コースタイム: 往復 4時間
ps:下山後、小樽の天狗山近くのキャンプ場で一泊し翌日札幌へ。車は札幌まで何とか走ることができた。しかし車を使っての楽しみにしていた札幌近郊の山歩きは断念せざるを得ず、欲求不満の札幌滞在だった。旅行最終日に小樽のフェリー乗り場まで行くときは札幌出てからいつ止まるのかとひやひやものだった。ずーとハザードランプを出して左脇をのろのろと走り続けた。途中で、大きな破裂音と何かが当たった衝撃があったがそのまま走行(後日ボルトがちぎれて吹っ飛んだ時の音とわかった)。よほど小樽のスバルに預けようかと思ったがまた引き取りに来るのが大変、陸送も考えたが見積もりをネットで取るかなり高額だ。なんとか舞鶴スバルまでもっていきたいとの必死の願いが通じて”ぎーぎーがーガー”音を出しながら乗船した時には係員も驚いていた(自走できないとと判断されると乗船できないので寸前までひやひやものだった)。舞鶴下船後、ネットでJAFに牽引を依頼(gpsで位置がすぐJAF側でわかるのでJAFアプリはとても便利)。フェリー乗り場近くの公園脇で車中泊して翌日2日に無事に舞鶴スバルに搬入することができた。原因の方だが恥ずかしくて書けません。
写真の順番がでたらめになっています。後日見直し