トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2017.06.28余市岳

2017-07-07 07:22:20 | ブログ

頂上より羊蹄山(右)方面を望む

曇り。久しぶりに雨具を着ないですむ登山ができそうだ。ホテルの豪華な朝食を楽しんだ後、キロロスキーリゾートへ向かう。車の調子が悪い、右側から突き上げるような音がする、かなりひどくなってきているようで残り3日間耐えることができるか心配だ。今日は天気も持ちそうなので久しぶりにハジ(妻の愛称)とのハイキングを楽しもうときたが、まだ6月はゴンドラが運休中だった。ゴンドラからのコースしか下調べしてなかったので一般コースからに変更したが、登山口がわからずしばらく車でいったり来たりを繰り返していると林道らしきところから車が出てくるのに気づき無事登山口を発見。ハジは登高意欲をなくし、またもやキロロの駐車場で濡れ物を乾かす作業に専念することになった。登山口を9時半に出発。赤井沢コースから頂上を目指す。例によって登り3時間かからない山は休憩はしない。長い林道歩きに癖壁した後、ようやく登山口の標識にあるところに到着。沢沿いにしばらく進んだあと尾根筋に上がり、ゴンドラコースとの合流点を目指す。この間、展望はほとんどなし。時々、樹々の間から余市岳が見え隠れする。合流点に飛び出すと一気に展望が広がった。目の前には余市岳頂上への登山道が一直線に伸びていてとても気持ちよさそうで浮き浮きしてくる。途中で単独の人を抜く。このコースは今の時期がまだはやいのか、高山植物は時々見る程度であまり見当たらない。雨後なので道がぬかるんでいたスリップしやすく気を使った。頂上に11:40分到着。一人の若者がいた。地元の人で、山の名前を詳しく教えてくれた。自分では羊蹄山、ニセコアンヌプリ、狩場山程度しかわからないが、この若者はとても詳しく本まで持ち出して詳しく説明していただいた。おかげで本を読んで興味のあった札幌近郊の山々が実によく理解できた。残念ながら昨日登った暑寒別岳は雲でみえなかった(頂上からはもともと見えず、尾根の途中から見える)。狩場山の情報は暑寒別山荘であった人から雪が多くて高山植物を見るにはまだ早いと聞いていたが、その通りで、ここからでも残雪の多さが良く分かった。ここから見る狩り場山の山容は独立峰でとても凛々しく来年の登山候補の一つになった。しばし若者と歓談し写真撮影を終えて下り始める。ゴンドラコースにある朝岳岳への稜線がとても美しく稜線漫歩が約束されているようで、もう一度ハジと来てみたい。途中、定山渓へ降りるコースもあるがかなり荒れているようだった。後日、ネットで見た記録では熊の糞がいたるところにあるようで登る気にはなれそうもない。下りは走るように降りxx分にゲートに到着。雲が多く展望は今一つだったが、久しぶりに雨を心配しなくてもよい気持ちの良い山行だった。
コースタイム: 往復 4時間


ps:下山後、小樽の天狗山近くのキャンプ場で一泊し翌日札幌へ。車は札幌まで何とか走ることができた。しかし車を使っての楽しみにしていた札幌近郊の山歩きは断念せざるを得ず、欲求不満の札幌滞在だった。旅行最終日に小樽のフェリー乗り場まで行くときは札幌出てからいつ止まるのかとひやひやものだった。ずーとハザードランプを出して左脇をのろのろと走り続けた。途中で、大きな破裂音と何かが当たった衝撃があったがそのまま走行(後日ボルトがちぎれて吹っ飛んだ時の音とわかった)。よほど小樽のスバルに預けようかと思ったがまた引き取りに来るのが大変、陸送も考えたが見積もりをネットで取るかなり高額だ。なんとか舞鶴スバルまでもっていきたいとの必死の願いが通じて”ぎーぎーがーガー”音を出しながら乗船した時には係員も驚いていた(自走できないとと判断されると乗船できないので寸前までひやひやものだった)。舞鶴下船後、ネットでJAFに牽引を依頼(gpsで位置がすぐJAF側でわかるのでJAFアプリはとても便利)。フェリー乗り場近くの公園脇で車中泊して翌日2日に無事に舞鶴スバルに搬入することができた。原因の方だが恥ずかしくて書けません。

写真の順番がでたらめになっています。後日見直し

2017年6月27日暑寒別岳(アイヌ語で”滝のある川”の意味?)

2017-07-07 06:02:40 | ブログ

ガスで煙る暑寒別岳頂上

もう5日ほど悪天が続いている。これからのしばらく回復しそうにない。旭川で2日間の観光をして様子をみたが好天は期待できそうもない。帰りまでにはまだ5日間あるが山登りに使える日数は残り2日間だけになってしまったので雨でも登ることにした。調子がおかしくなってきた車を心配しながら暑寒別山荘に向かう。山荘は天塩岳の山荘と同じような大きさだが部屋が分かれておりプライベート空間が確保できるが人の多い時は先客に気を使うことになるだろう。トイレが建物内にあり、出入りするたびに臭うのが唯一気になる点だった(立派なトイレの建物が外にもある)。
午後3時頃に山荘に到着。途中で指定された管理者宅に電話したら、連絡の必要はなく自由に使用してくださいとのことだった。先客の単独の人がいた。名古屋の天白区から来た人で話が弾む、連日の雨ですでに数日、ここで寝泊まりしているという。しばらくして2人パーティが合流し今夜は3組お宿泊となった。
27日起きると外が騒がしい。なんとバスの団体の到着だ。全員立派な雨具とスパッツをつけ完璧なスタイルだ。30名ほどいる。ガイドとおぼしき人がいろいろと説明し、出発前の記念写真をとっていた。この団体に先に行かれたら追い越すことが大変だと思い慌てて支度をするが間に合わなかった。4時半ころ出発。妻は例によって山荘で荷物整理。すぐに団体に追いつくが追い抜かせてくれない。トトドマツの植林の中、ちんたらちんたらと団体の後に続いて登る。あまりの遅さに気が滅入ってきたころ、ようやく道を譲ってくれた。ここは頂上まで1合目ごとに標識がある。展望がきかないので休憩する気も起きない、時々、綺麗な高山植物を見つけた時に写真をとるのが休憩代わりだ。晴れていれば素晴らしい展望とお花畑で気分も高揚しているはずだが今日は黙々と仕事をこなすだけの気分だが、頂上付近はエゾハクサンイチゲの群落に心を癒された。頂上には2時間少々で到着。しばらくいたがガスはとれそうにない。晴れていれば増毛山地の山並みや日本海が眼下に広がるのだが残念。何かガスがキレそうな雰囲気なのでしばらくいたが結局あきらめて下り始める。9合目までくだってきたら時々ガスが飛ばされ陽もでて一時は山並みも見えた。慌ててカメラのシャツターを切り続けた。長くは続かなかったが一時的でも山並みの雰囲気が理解できたのでよしとしよう。8合目付近で天白区から来た人と団体さんに相次いですれちがう。団体さんのガイドとおぼしき最後尾の人から”頂上まであとどのくらいですか”と聞かれ、”この人、本当にガイドなの”と思わず勘ぐってしまった。その後も3パーティ7名とすれ違った。やりは人気のコースだ。天気は再び雨になってきた。まだ数回した使ったことのないゴアの上着なのだが肘の辺りはぐじょぐじょと音がする。アウトレット品はダメか。山荘に10時頃到着。余り早く戻ったので妻がびっくり。暑寒莊やキャンプ場の管理人もやってきていろいろ話をした。去年の台風はかなりひどかったようでまだいたるところで林道は復旧していないとの話で8月に予定している日高方面の山登りへの影響が今から気になり始めた。今回、この山は反対側の雨竜沼湿原コースから登る予定でいたが雨で期待する景色は望めないので最短コースからのピークハントになってしまったが、天気の良い日に雨竜沼湿原コースから再度登ってみたい。
コースタイム:往復 5時間40分


ps;下山後、小樽観光に向かう。宿泊はテント泊を止め、どおりゅーいんでなかなか感じのいい宿だった。夜は居酒屋で新鮮な海鮮物とビール。