St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

「小津安二郎の美学」を100p.読んで・・・

2010-04-28 01:38:18 | Weblog
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1)「マリアにならう」(ケンピス;エンデルレ)より
”第12章.マリアによく祈ること”から引用
「マリアによって、永遠の栄光を頂くに相応しい者として頂けるように」
「天国の代願者として、母としてお選び申し上げたマリアを絶えず賛美申し上げること」
「ロザリオ」「射祷」「聖マリアの連祷」
「心を込めて聖マリアと唱える習慣を」
2)「キリストにならって」(ケンピス;サンパウロ)より
p.38から引用
「3 自分自身に依り頼まず、神に希望を置け」
「8 おまえの技術や才能を誇って、神の御心を痛めてはならない。あまえが生まれな
がらに持っている良いものは、すべて神からの物である」
3)「愛への道」(十字架の聖ヨハネ;聖母文庫)より
p.132から引用
「209 どうして、何の恐れげもなく喜んでいる勇気があるのか?あなたは神の前に出て
一番小さな言葉や思いまで報告しなければならないのに・・・」
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「小津安二郎の美学」(D.リチー:フィルムアート社)を読む。~p.98。
目次から修飾語を省いて拾う。以下、引用を入れて。
序章(主題・パターン・作品間の類似・世界)
第1章=脚本(創作法・会話・ギャグ・モティーフ・場面・アイロニー迄)
書き出しはこうだ。
「小津安二郎は、いちばん日本的だと日本人が思っている映画監督だが、主要な題材と
しては日本の家庭、主要なテーマとしてはその崩壊しか扱わなかった。・・・」
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様式美。H.Jamesの”絨緞の模様”。
「1つのテーマ、若干のストーリー、少数のパターン。技術も、・・・、非常に限られている。」
「先行作品の続き」「先行作品への反応」
そして、
「多様で変化する人間性」が「小津作品が本質的に扱っているもの」
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「「プロットには退屈する」」「ごく些細なストーリー」「脚本を青写真とみなした」
「私たちが今まで知らなかった登場人物の様々な面を会話がつねに明らかにしていくから
である。」
「彼はあるがままの世界、欠点、不必要なものごと、そしてすべてを受け入れるのだ。」
まだまだあるのだが・・・
参照して欲しい。
「読む読まないは別として一家に一冊あるべき本」かも知れない。
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文献は他に、
・「小津安二郎日記」(都築政昭:講談社)
・「聖なる映画」(P.シュレーダー:フィルムアート社)
・「小津安二郎の芸術(上・下)」(佐藤忠男:朝日選書)
・「監督 小津安二郎」(蓮実重彦:ちくま学芸文庫)
・「小津安二郎」(浜野保樹:岩波新書)
を所持している。随分前に読了してた。今回、読み直してながら面白さを改めて実感する。
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副題にあるように、D・リチー氏の著書は、小津映画を分析することを超えて、日本文化・日本。
その本質を探ることをしている。
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いや。グロテスクとアラベスク。リチー氏の国の作家だ。サンボリズムの嚆矢。
織物工業。伏線。縦に切るか横にか。映像を横に切ってみたい。
どんなに不細工に切ってみても、小津の映画ならそこに当然の如く様式が、そして美が生まれる
筈だ。それが小津だからだ。
3D。
全作品を3Dに加工してみたい。
様々な角度のパースペクティブ、そこに顕れる絵柄はどこも細密にして見事にパターン化された
ものだ。クリスタル・ガラスの様に透明の・・・
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と、唐突に三島を引く。「ぼくの映画をみる尺度」(潮出版)”映画的肉体論”。p.28。
「そして影像というものには、監督がどんなに知的統制力を働かせても、計算外の das Ding
an sich がぬッを顔を出すので、・・・、監督は、自分の意識性と知的統制力の発揮にムキに
なることになる。そこで、ディンク・アン・ジッヒ=暗喩という、妙な図式が成立することになるので
ある。」
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安部も。「裁かれる記録」(潮出版)”チューインガムを噛みましょう”。p.26.
「そうした意識下の文法の発見は、イマジネーションを意味のそくばくから解放することに役立った。」
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難しいテーマになって来た。
そくばくされたイマジネーションに様式美を付け加えると?そして解放後では?無しでは?
2*2=4のパースペクティブで4Dの映画論。
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ブニエルと小津を交互に見ることにした・・・
それでいいのだろうか?ブニエルの言う”ダイアグラム”は出来るのだろうか?
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見つかれば、映画祭の茅野のパンフと写真。映画学校も。
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パースペクティブの理論に行く。D.Mumford”Algebraic Geometry Ⅰ Complex Peojective
Varieties”(Springer)。名著中の名著。しかも余り最近開いてないので・・・
Chap2.”Projective Varieties”から。ちなみに目次は、
§2A Their Definition、Extension of Concepts from Affine to Projective Case
§2B Products,Segre embedding,Correspondances
§2C Elmination Theory,Noether's Normalization Lemma,Density of Zariski-Open Sets
◆P^n から、classical topology,hmogeneous,Zariski topology,homogeneous coord.
◆ex) ∑=V(XY-Z^2)⊆P^2
◆ring of rational functions,derivations vector space,tangent space,Div、Pic(X)
◆deg,exact sequence:0->C(P^n)^*/C*->Div(P^n)->Z->0
は、第2Aから。
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続きと入試問題はまた。
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