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St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

「人形ピグマリオン」-あ ぽえとりー

2009-05-02 02:03:12 | Weblog

      人形ピグマリオン(ver.1)

 我名はピグマリオン
 サーカス一座の ピエロの人形
 何時もは 物置 箱の中
 夜の公演 客の前にて ふわりと踊る

 我友の名はオルレアン
 檻に入った大きなライオン
 猛獣遣いに従って
 いつもくぐるは 水の輪 火の輪

 我が恋人はジョセフィーヌ
 サーカス一座の花形のカバ
 いつも公演のクライマックス
 大きな口開け 人気をさらう

 我が主人は 片腕ビリー
 フランス一の人形の遣い手
 小さな体 軽い身のこなし
 大きな僕を 優雅に操る

・一言。約10年程前、一連の詩を書き始めた最初の纏まったものである。後、その侭載せるというのは勇気が要る。近くの御射山(ミサヤマ)の麓を歩いて浮かんだ。それまで、俳句などは若干創って、NHKなどに投稿していた。しかるに、ある日から、Sさんに封筒に詩を入れて渡し、気を引こうという魂胆になる。実は、それを遡ること3年程前、NHK教育で安部公房氏のインタビューを見た翌日、表現が浮かんで浮かんで仕方ないという状況を体験する。動機不純ながらも兎に角、追い詰められて詩が浮かんだ。結局、詩も封筒も渡さず仕舞いになってしまった。斯様に中身の無い人間である。

 今、リラダン。詩人の結婚とその破局。「雲」「ダンディズム」。ボードレールとの照応。詩人の悲痛な中での抑揚を描いて見せる。自身経験があったのか?鴎外の「ニル・アドミラーリ」か?ただ、結末は「カモメ」、逆。そして、詩人の死後、恋人は身を捧げる。詩人のダンディズムに。それを継承しながらという形で。多分、逆。読後、2作品を思った。「シルビィー」、ネルバル。「罪と罰」、ドストエフスキー。なお作中の、歌い手の悲しい習性は、ゾラ(?)に描かれた、モネのカミーユとの話が題材になっている(?)。文を曲りなりに綴る人間は誰も、ただ単に「鳴り響くシンバル」でないか?の疑念を払拭出来ないでいる。それは、間際の己に向けられた銃口よりシビアだ。多分、カミーユの絵は、その対極じゃないのか?それによって、画家は精神の平衡を辛うじて保っていたという極限の。自然に打ち負かされるに当ってあげる悲鳴。