出社228日目。実力のなさをとことん痛感する日でした。
そんな嫌なことを忘れようとジムで一汗かいた後、表に出たら豪雨。
そういえば、気象情報で一時的な雨が降る、なんて言ってたことを思い出す。
しばらくしたらおさまるだろうとジムの軒先でiphoneいじって雨宿り。
すると
「どうぞ使ってください」
濃紺のスーツを着た青年が傘をを差し出す。
30前後だろうか?営業感のない自然体なスマイルで佇んでいる。
「へっ?」
あまりにも突然の出来事に対処しきれない私。
「雨宿りしているんですよね?だったら使ってください」
私がきれいなおねーさんとか紅顔の美少年なら話はわかるが、残念ながら貧相な中年男。
傘を渡すにはもったいなさすぎる。
「いやいや、そんな悪いですから」
「いや、僕もうそこが家なんで。使ってください」
傘を私に手渡し、走って行ってしまった。
「ありがとうございます~」
彼の背中に声をぶつけるのが私の精一杯のお礼だった。
手にしたのはビニール傘。とはいえ作りはかなりしっかりしている。骨が太いし、ワンタッチ式。
買えば¥1000超だと思う。
見ず知らずの人に親切にしてもらったなんて、ほぼ記憶にないくらい久しぶりなこと。
物をもらったからってわけではないけど、こんなこと自分にはできない。
生きていればたまにはささやかな良いこともあるのだなあ。
ややうれしげ。
そんな嫌なことを忘れようとジムで一汗かいた後、表に出たら豪雨。
そういえば、気象情報で一時的な雨が降る、なんて言ってたことを思い出す。
しばらくしたらおさまるだろうとジムの軒先でiphoneいじって雨宿り。
すると
「どうぞ使ってください」
濃紺のスーツを着た青年が傘をを差し出す。
30前後だろうか?営業感のない自然体なスマイルで佇んでいる。
「へっ?」
あまりにも突然の出来事に対処しきれない私。
「雨宿りしているんですよね?だったら使ってください」
私がきれいなおねーさんとか紅顔の美少年なら話はわかるが、残念ながら貧相な中年男。
傘を渡すにはもったいなさすぎる。
「いやいや、そんな悪いですから」
「いや、僕もうそこが家なんで。使ってください」
傘を私に手渡し、走って行ってしまった。
「ありがとうございます~」
彼の背中に声をぶつけるのが私の精一杯のお礼だった。
手にしたのはビニール傘。とはいえ作りはかなりしっかりしている。骨が太いし、ワンタッチ式。
買えば¥1000超だと思う。
見ず知らずの人に親切にしてもらったなんて、ほぼ記憶にないくらい久しぶりなこと。
物をもらったからってわけではないけど、こんなこと自分にはできない。
生きていればたまにはささやかな良いこともあるのだなあ。
ややうれしげ。