俺はナカムラじゃない

出社２２５日目。口は災いのもとです。

本日ジムにて、ボトルに水素水を充填していた。

水素水は月極めで￥１６２０（税込）払うと飲み放題になるシステム。

ただ水素水ベンダーはロビーにちょこんと置かれているだけなので

飲もうと思えば誰でも飲める状態にある。

補填中、スタッフの一人がこちらをちらちら見る。あら、何かしら？

体育大学の女子ハンドボール部といった風貌の女子。それでも女子は女子なので気になる。

充填し終わったのでベンダーを離れ、きゅるきゅるとボトルの蓋を閉めていたら

やにわにハンド部がそろそろと近づいてきて

「あの～ナカムラ様…」

神妙な顔つきで、とても言い出しにくそうにもじもじしている。

私は即答で「ナカムラではありません！」

するとハンド部は

「失礼しました」

同じく即答で、てってってっとその場を立ち去った。

状況の流れからいって、私に似たナカムラってやつが水素水のただ飲みしている、ってか？

ちらちらとこちらを見ていたのは「あいつ、またやっている」って感じだったんだろうな。

こうなると、水泥棒のナカムラを見てみたくなる。

充填していたのは帰宅直前だったので、スポーツウェアではなくクールビズ。

しかも年齢、体格、顔だちが似ているヤツだったらかなり絞られてくるはず。

今後はジム内をよくかんさつして見よう。

ひょっとしたら、ハンド部が大ぼけをかましてくれただけかもしれないけど。