ええと、かかりつけのW先生のところに行きました。だるいしやはり数値が気になりますし、微熱もありますので。
「大丈夫?」そうです、先生心配してくれていました。「IBSってきいたけど、どんな薬出てる?検査とかどうだった?」もちろんわたくしも抜かりがありませんです。資料一式そろえていきましたよ。
「あれ?IBSの薬、出てないじゃん。」「そうなんですよ」「検査結果は?」「今のところ説明なしです。で、一応これ資料です」「見せて。ふ~ん。」「気になる値の質問してもいいですか?」「いいよ」「この値とこの値なんですが、かなり高いですよね?膠原病のコントロール、ついてますかね?」「ありだね、この値は。びびるほどでもないよ。」「内視鏡の所見です」「憩室
があるんだね。ちゃんと説明されたかな?」「なんにも」「大腸憩室炎になることもあるから、腹痛とか下血とか注意ね」「造影剤使用のCTの所見です」「あれ?卵巣に奇形腫があるんだね。腹痛ないかな?」「今のところは」「大きさ知りたいなぁ聞いてきて」「はい」「バイオプシーの結果ですけど、これ読めないんですけど」「ああ、ええとね」→めちゃくちゃ流暢に英語の長い文を読み上げてくれました。で、単語の意味と結果を教えてくれました。はい、問題なしです。
・・・ええと、入院してた時の主治医は何をしていたんだろうねぇ。他のクリニックのドクターが解説してますよ。しかもめちゃくちゃ丁寧に。
「だるさと微熱なんだけど・・・ここまできたら、もう相当調べてるよね。分かっているよね。シェーングレンはリンパ腫を起こしやすいことはもうわかっているよね。」「はい。さいあく44倍ですよね。覚悟もできています」「首のリンパの腫れをちょっと触診させてね。・・・腫れているよ。いますぐどうこうの大きさではないけれど、一度きちんとエコーで調べようね。あまりに症状が続くなら・・・そうだね、問題だよね。でも、プレドニンで試すやりかたもあるよ。頓服で、だるさがひどいときに、一時的にプレドニンをアップする。頓服だから、だるさがとれればやめていいよ。ちょっとこれ試してみようか」「はい」
さあ、もう一つの疑問ですよ。ロキソニンを常用しているときに熱が出たら、本来の高さより低く出ることはありますか?
「あるよ。当たり前だよ」さあて本当に主治医は何診ていたんでしょうね?おい!「あれ?手、どうしたの?」「サーフローから感染しました。」そしてN先生の怒った事件を話しました。「・・・」先生絶句。「よかったね、全身に回らなくて。ちょっと診てもいい?」「はい。でもなんかおさまったみたいな感じなんですけど」
「ちょっとこれは・・・触って診察させて」「あ、はい」・・・てっきり傷口を触って痛くないか聞いてくるのかな、と思ったら先生人差し指の背中でそっと傷口の周りを慎重に触れ始めました。「熱がある。治っていないよ。血液検査がしたいな。でも退院後の診察で血液検査があるよね・・・お薬、変えよう。でね、一週間、特殊な湿布のようなお薬を貼ろうね。一週間つづければ、おそらくおさまるよ。」指の背中で触れる理由。それは微妙な温度の違いを感じ取れるからですね。ええと・・・主治医出てこい!小一時間説教があるぞ!
「リンパの方は、経過を慎重に見ようね。とりあえず、今日はプレドニンと傷の薬を追加するね。下痢止まっているんだし、お腹の薬はいらないと思うよ。じゃあ、二週間後ね。」・・・先生は毎回なにげなく首のリンパの腫れを確認していました。でも、かなり残酷な現実に私が向き合える時を見極めていたんです。
再三言いますよ。W先生は、消化器出身の心療内科の先生ですよ。ここまで私をフォローしています。傷口を診もしないで適当に薬を出しちゃった先生とどのぐらいクオリティに差がありますか?はっきり言って、早く退院してきて正解でした。膠原病という病気がとても複雑なのはわかります。ですが理解度のあまりの違いに愕然としました。入院が怖くなりました、本当に。いいですか。膠原病の専門の先生にコンサルをかける、あるいは皮膚科にコンサルをかける。これがないってすごい怖いです。ていうかインシデントで済む問題ではないですよ。
もしかしたら専門化しすぎて周りが見えないことはあるかもしれませんね。でもわからなければ、聞けばいいことなんですよ。S先生はそこがきちんとできていますよ。「呼吸器に問題はないよ。つぎは消化器がいいね。こうしてしぼっていくしかないよ」おんなじ病院でこの差です。医師を選ぶのは、命がけですよ。やっぱりできる先生を選びましょうね。こうしていろいろ経験すると、やはり基本の診察を大事にしていない医師は考え物ですね。実際に触れたり聴いたりしないとわからないことがたくさんあります。数値だけではわからないことがたくさんあるんです。
あと、守備範囲の広さですね。いくら専門に細分化されていたとしても、基本的な病気の判別がつかなければ意味ないですから。患者さんがちゃんと勉強していて訪ねてくるとは限らないですし、見落としてはいけない重大な病気が隠れているかもしれません。みなさん、かかりつけの医師は大事にしましょう。あと、持病がある人は、辛いかもしれないですが自分の病気についてよく調べてくださいね。
「大丈夫?」そうです、先生心配してくれていました。「IBSってきいたけど、どんな薬出てる?検査とかどうだった?」もちろんわたくしも抜かりがありませんです。資料一式そろえていきましたよ。
「あれ?IBSの薬、出てないじゃん。」「そうなんですよ」「検査結果は?」「今のところ説明なしです。で、一応これ資料です」「見せて。ふ~ん。」「気になる値の質問してもいいですか?」「いいよ」「この値とこの値なんですが、かなり高いですよね?膠原病のコントロール、ついてますかね?」「ありだね、この値は。びびるほどでもないよ。」「内視鏡の所見です」「憩室
があるんだね。ちゃんと説明されたかな?」「なんにも」「大腸憩室炎になることもあるから、腹痛とか下血とか注意ね」「造影剤使用のCTの所見です」「あれ?卵巣に奇形腫があるんだね。腹痛ないかな?」「今のところは」「大きさ知りたいなぁ聞いてきて」「はい」「バイオプシーの結果ですけど、これ読めないんですけど」「ああ、ええとね」→めちゃくちゃ流暢に英語の長い文を読み上げてくれました。で、単語の意味と結果を教えてくれました。はい、問題なしです。
・・・ええと、入院してた時の主治医は何をしていたんだろうねぇ。他のクリニックのドクターが解説してますよ。しかもめちゃくちゃ丁寧に。
「だるさと微熱なんだけど・・・ここまできたら、もう相当調べてるよね。分かっているよね。シェーングレンはリンパ腫を起こしやすいことはもうわかっているよね。」「はい。さいあく44倍ですよね。覚悟もできています」「首のリンパの腫れをちょっと触診させてね。・・・腫れているよ。いますぐどうこうの大きさではないけれど、一度きちんとエコーで調べようね。あまりに症状が続くなら・・・そうだね、問題だよね。でも、プレドニンで試すやりかたもあるよ。頓服で、だるさがひどいときに、一時的にプレドニンをアップする。頓服だから、だるさがとれればやめていいよ。ちょっとこれ試してみようか」「はい」
さあ、もう一つの疑問ですよ。ロキソニンを常用しているときに熱が出たら、本来の高さより低く出ることはありますか?
「あるよ。当たり前だよ」さあて本当に主治医は何診ていたんでしょうね?おい!「あれ?手、どうしたの?」「サーフローから感染しました。」そしてN先生の怒った事件を話しました。「・・・」先生絶句。「よかったね、全身に回らなくて。ちょっと診てもいい?」「はい。でもなんかおさまったみたいな感じなんですけど」
「ちょっとこれは・・・触って診察させて」「あ、はい」・・・てっきり傷口を触って痛くないか聞いてくるのかな、と思ったら先生人差し指の背中でそっと傷口の周りを慎重に触れ始めました。「熱がある。治っていないよ。血液検査がしたいな。でも退院後の診察で血液検査があるよね・・・お薬、変えよう。でね、一週間、特殊な湿布のようなお薬を貼ろうね。一週間つづければ、おそらくおさまるよ。」指の背中で触れる理由。それは微妙な温度の違いを感じ取れるからですね。ええと・・・主治医出てこい!小一時間説教があるぞ!
「リンパの方は、経過を慎重に見ようね。とりあえず、今日はプレドニンと傷の薬を追加するね。下痢止まっているんだし、お腹の薬はいらないと思うよ。じゃあ、二週間後ね。」・・・先生は毎回なにげなく首のリンパの腫れを確認していました。でも、かなり残酷な現実に私が向き合える時を見極めていたんです。
再三言いますよ。W先生は、消化器出身の心療内科の先生ですよ。ここまで私をフォローしています。傷口を診もしないで適当に薬を出しちゃった先生とどのぐらいクオリティに差がありますか?はっきり言って、早く退院してきて正解でした。膠原病という病気がとても複雑なのはわかります。ですが理解度のあまりの違いに愕然としました。入院が怖くなりました、本当に。いいですか。膠原病の専門の先生にコンサルをかける、あるいは皮膚科にコンサルをかける。これがないってすごい怖いです。ていうかインシデントで済む問題ではないですよ。
もしかしたら専門化しすぎて周りが見えないことはあるかもしれませんね。でもわからなければ、聞けばいいことなんですよ。S先生はそこがきちんとできていますよ。「呼吸器に問題はないよ。つぎは消化器がいいね。こうしてしぼっていくしかないよ」おんなじ病院でこの差です。医師を選ぶのは、命がけですよ。やっぱりできる先生を選びましょうね。こうしていろいろ経験すると、やはり基本の診察を大事にしていない医師は考え物ですね。実際に触れたり聴いたりしないとわからないことがたくさんあります。数値だけではわからないことがたくさんあるんです。
あと、守備範囲の広さですね。いくら専門に細分化されていたとしても、基本的な病気の判別がつかなければ意味ないですから。患者さんがちゃんと勉強していて訪ねてくるとは限らないですし、見落としてはいけない重大な病気が隠れているかもしれません。みなさん、かかりつけの医師は大事にしましょう。あと、持病がある人は、辛いかもしれないですが自分の病気についてよく調べてくださいね。