新・tmoの今日の一発

こまかいところを、あえてつっついて楽しむところです。

震災7日間。

2011-09-03 21:14:05 | 今日の雑感
「震災7日間(槻月沙江 著)」
という本を読みました。



表紙の雰囲気でおおむね分かるかと思いますが、震災を題材にした漫画です。
仙台在住の漫画家の方が、自らの体験を漫画にして、ネットで公開したのが始まりのようです。

ちょっと前にネットのニュースで紹介されてて、読んでみたいと思ってたのですが、経験的にこういう本はなかなか売ってないもので。
まあ、頃合いでAmazonで買えばいいか…
とか思ってたら意外とすんなり入手できたのでした。

さっそく読んでみましたが、まあ、地震の直後に描かれてるだけあって、いろんな意味で生々しい印象。

地震発生時の混乱とか、街の様子、水や食料の確保の為の行列、風呂に入れない辛さとか、
「わりと街中で震災にあった経験」
が綴られています。

例によってあんましうまく表現できないのですが、こういう、
「生きる死ぬの瀬戸際を経験した訳ではないが、ただただ不安であった。」
という、これもまた多くの人が経験したであろう話を扱った本は、なかなかないように思います。

何日か後に唐突についた電気に感動したこと。
仙台市内ではまだコンビニすら開いてない時に、隣の県では割と普通に店が開いてて驚いたこと。
ようやく落ち着いてきたか、と油断してた時に起こった4月7日の余震。

いちいち共感しながら読んだのでした。

まあ、結構好みは分かれるかもしれませんが、地震の時仙台市内あたりにいた人とか、読んでみるといいと思いますよ。
「ああ、あの時はそうだったなぁ…」
とか、思ってしまいますから。
おそらく。