ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

本番!

2006-05-03 00:00:00 | おんがく
名演ならぬ「迷演」続きの第13回定期演奏会。
なんとか終えることが出来ました。

2年ぶりのコンミス席。
そしてオープニングの天国と地獄、アンコールのカルメン間奏曲と、ソロに始まって
ソロに終わるという、上がり症なわたくしにとって非常にチャレンジ的なステージでありました。

本当に天国と・・・のカデンツは、家でさらうものの合奏時、一度もまともに出来た試しがなく、
わたしは一体どんな精神状態で本番に臨むのか自分でも想像がつかない状況でした。
本番半月前はもうそのことで頭がいっぱいで、もうとことん練習。
オープニングのソロなのに、失敗したら今後のテンションに大きく関わるだろうと。
それを思うと絶対失敗は許されないし、そんな失敗したら自分自身立ち直れないし。

で、迎えた本番。
あろうことか、最初の音間違えた(泣)。
Esで始まるのに、最低音のDが鳴ってしまった。
左の小指はいらんのだよ(大泣)。
でも、そんな事にかまってられません。
その後はもう集中してやるのみ。
そしたら、緊張のせいで練習のときうまくいったためしがないカデンツ、非常に落ち着いて
吹くことが出来た。
エコーの部分のP(ピアノ)も、音ひとつも端折ることなくひっくり返ることもなく無事終えられ
ました。
2回目のヴァイオリンのカデンツも、指まわりがメロメロしたあたり反省点ですが思い切って
吹けたかなと。
・・・人間、いざとなるとなんとかなるもんなんだね(違う音で始まったけどさ・笑)。
でも、なんとかなるように、それまでを積み上げていかないことにはどうしようもないんだけど。
本番終えて、あ~もっとあそこは練習しておけばよかったと後悔することは絶対したくなかった。

カデンツのソロって、伴奏も何もなくてひとりで好きにやれる分、どういう風にもって
いったらいいか、どう組み立てていったらいいのか等、わたし鈍くさいから、カッコよく
吹くってのができなくて頭抱え込みました・・・。
CD聴いても人それぞれ違うしね。
でも、いつも仲良くしてくれるフルートの先輩にたくさんのアドバイスもらえて本当に
勉強になった!!!
へ~!カデンツってそう吹くんだっていう発見をたくさんしました。
今回、理想の形にするためには、今まで自分の中にはなかった吹き方もしなければならず
なかなかその壁を越えることが出来なかった。
でも、思い切って壁を越えてみたり、新しい扉を開けてみると自分の表現の幅が広がって、
それがおもしろいといか、ワクワクするというか。
そう思うと日々の練習は楽しかった。

何かにチャレンジするということは、早く自分の殻から抜け出さないと達成できない
ものなのだなと今回強く感じた。
先日書いたみうらじゅんじゃないけど、自分を捨てた者勝ちみたいな。
わたし、なかなか思い切った行動とれない人間なので。苦労したな・・・(汗)。
音楽面に限らず、今回性格的なものについても大きな収穫が出来たと思う。

今年も立ち見が出るほどの多数のお客さまに聴いていただき、演奏会開くにあたって
お手伝いしていただいたスタッフの方々、そして団のメンバーたちに本当に感謝!!
演奏会全体を振り返ると、やはり練習不足の感は否めなく、集中力・テンションの持続、
演奏に対する意識の高さ等、反省点が多く残ったのも事実。
いろんな意味で恵まれたバンドにいるけれどもこれに甘んじることなく、よりよい音楽・
運営をしていかなければなと入団10年を迎えた今、そしてコンミスの席に座ってる人間として
自分の役割を果たしていきたい。
今は、頼りないコンミスですから(泣)。
結果、決して100%満足のいく演奏は出来なかった。
けれども、人前で吹いたあの演奏が、今のわたしの100%なのだなと。
コレが現状。
現状をきちんと受け止めて、100%の質を上げていきたいね。

・・・ふ~。
なんだか堅苦しい内容になってしまったぞ。
ま、何はともあれひとまず自分、お疲れさん。


2 コメント

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お疲れ様でございました ()
2006-05-07 22:37:40
たくさん練習して、いろいろ得られたようで。

お疲れ様でした。
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ども (tmgceo)
2006-05-08 19:51:14
毎晩、お騒がせいたしました。

ま、今後もガシガシ吹きますけど。
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