ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

Great!

2006-03-26 22:02:31 | おんがく
クラリネットアンサンブルの演奏会へ。

某学園(笑)のOBで結成されたアンサンブル。
名前は前々から知っていたのですが、演奏は聴くの初めて。

で、どうだったかと言うと・・・
完全にノックアウトされて帰ってきました_| ̄|○
終わってしらばらくは、「すごい」以外の言葉が出てこなかった。

今回は奏者10人で2重奏を始め、幅広いレパートリーを聴かせてくれました。
まず驚いたのが、全員吹ける。ということ。
現役音大生もいるのですが、みんながみんな上手い。
レベルの大差は感じない。
いやいやしかしコレ、やってる曲は相当難しいけど・・・
楽しいだろうねぇ。
もう音楽で会話出来ちゃってるもんね。
そして、指がまわるまわる。
わたし指まわらない人間だから、本当にうらやましいよ(泣)。
タンギング、鬼。
あれ、ダブルでしょ。
なんで全員できるのよ・・・。
完璧なダブルではないかもしれないけど、それっぽく聴かせられるだけでも十分スゴイ!!

彼ら(みんな男性)、平均年齢22歳ぐらいだと思うんだけど本当にテクニシャンだわ・・・。
学園時代、どんな風に教わってどういう練習をしていたのかが知りたい。
演奏技術だけじゃなくて、それ以前のメンタル的な部分も磨かれてると思った。
ひとりひとりがしっかりしている。
これは全体の雰囲気や、お辞儀のしかたで垣間見えた。
やりっぱなしの吹くだけではなくて、人に聴かせるという意識もきちんと持ってる。
彼らの団体名シャレも入ってるんだろうけど、いい意味でその名の通りだ。

クラリネットアンサンブルって地味だな~と思ってた。
サックスがうらやましいってずっと思ってた。
・・・とんでもありません。
彼らの演奏聴いて、なんて多彩な表現が出来るアンサンブル形態なんだろう!
と、もうホントに雷に打たれたようなショックさえ覚えました。
強弱の幅も広い!特にディミヌエンドはどの曲もアッパレ!素晴らしかった。
これがプロの演奏会だったらここまで思わなかったと思う。
だってプロなんだもん(笑)、吹けて当然ってのが前提にあるからね。
今回アマチュア(しかも年下)・・・いや、だからこそ多くのものを学べた。
時に、純粋に音楽を伝えられることはプロより強いと思います。
自分まだまだ知らないことがたくさんあることに愕然とした・・・。

印象に残った曲はシューベルトの死と乙女、ハチャトゥリアンの三重奏曲のふたつ。
ベートーヴェンの月光は、1楽章だけかと思ったら3楽章もあってビックリしちゃったよ。
何ィ~!?そうきたかと(笑)。
大変そうだったけどバスクラ、かなり健闘していたね。
なんであんなに速いパッセージ、途切れずスラーで吹けるのかね~??

ハァ。
自分、彼らと同じ楽器吹いてますなんて恥ずかしくて言えないよ?(笑)
けど!
わたしクラ吹きでよかった!こんな楽しくて魅力ある楽器吹けて嬉しい!!
さらにクラリネットが好きになった。
もっと自在に楽器が操れるように、これからどんどん練習していこう。

・・・おぼっちゃまな方々。ありがとうございました。

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