くせじゅ文庫

久世樹(Que sais-je?)の画文集です。

『ニ期一会』

2022-04-15 12:44:00 | 作品
『ニ期一会』

 「250キロの距離と700メートルの高さとひと月の季節の差をこえて、再び出会う伊那谷の春」を、加島祥造は『伊那谷の老子』の中でこう呼んで愛でていました。

 高遠で出会った2度目の春は、まさに”タカトウコヒガンザクラ”そのものの「命の明るさ」に溢れていて、憂き世の澱を洗い流してくれました。

 昨日今日は厚い雲に覆われてスケッチ日和とはいえませんでしたが、三峰川畔の輝くばかりの新緑などを描いて、美味しい高遠蕎麦を食べて、さて、生まれ変わって(Renaissance)、高止まりの都に還ります。長野県も最高記録を更新中でした。






高遠桜巡り

2022-04-13 22:22:00 | 雑記
今年も来ました。高遠の桜を観に🌸

 明日は雨との予報に、今朝早く東京を出て、日中は伊那谷から望む南アルプスと中央アルプスをスケッチして、夜は城址公園のライトアップされた満開の夜桜を、山育ちの天使らと楽しみました。

 途中、「山出し」を終えて来月の「里曳き」まで諏訪の上川畔に鎮座している御柱を拝んできました。6年に一度の「木落とし」は中止になりましたが、6月に上社本宮・前宮と下社春宮・秋宮の全16本の新柱が立ったら、是非また見に来ようと思います。


高遠六郷堤

高遠から望む南アルプス仙丈岳

高遠城址公園の夜桜

諏訪大社上社前宮一之御柱


《著莪》

2022-04-10 15:40:00 | 作品
〈閑さや 棄石の陰の 白き花〉【久世樹】

 今が見頃の著莪(シャガ)ですが、俳句の世界では夏の季語で、花言葉は、根を張って群れて咲くことから「友人が多い」のほか、「決心」「自由」「抵抗・反抗」、番外編でなぜか「私を認めて」だとか⁉︎