昨夜のドーハの無念に、描いたばかりの林檎の紅が一気に色褪せてしまったかのような朝です。
気分転換に、昨日の『冬林檎』の制作過程をご紹介します。最近は、晩年の子規を真似て、折本の《集画帖》に身の回りの菓物や草花を写生することが日課となり、間もなく3冊目を終えます。戯れに一句捻って添える習慣も、脳の活性に良いようです。一作描くのに90分は、奇しくも前後半90分のあのゲームと同じ。最後まで集中力を切らさずに無心で取り組むことが良い結果をもたらすのも、一緒のようです。
さて、次はいよいよ最終戦。金曜日は未明4時に起きて、再び鮮やかな紅が蘇るのを見届けたいと思います。
鉛筆デッサン、45分
下塗り、15分
仕上げ、30分
即興で一句添え、落款を押して、完成
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます