スケッチ例会で御茶ノ水へ。新しくなった聖橋口の向かいのビルの日陰で、道路を挟んでニコライ堂を描いていたら、いつのまにか太陽が天中まで昇って真夏の日差しに。1時間早く切り上げて、今日は色は着けずに鉛筆だけでオシマイにして、仲間たちとビルの地下のビアバーで喉を潤しました。
解散後、上野の西洋美術館へ《ゴヤ戦争版画展》を見に。スペイン独立戦争の惨禍を描いたゴヤ最晩年の銅版画の連作は、二世紀後の人類への強烈なアイロニーでした。展示室を出て、旧知のクールベたち松方コレクションの至宝に挨拶して、上野の森をあとにしました。