くせじゅ文庫

久世樹(Que sais-je?)の画文集です。

《碁石遊び》

2023-07-26 13:51:00 | 作品
 上は大学生から下は2歳までの我が家の孫たちが、幼ない頃に我が家に来ると決まってやる遊びが”碁石転がし”でした。碁笥を高々と持ち上げて、黒白合わせて300個余り(元は黒181個、白180個、予備各2個だったが、かなり減った)の碁石を座敷中にばら撒いて、おはじきしたり、砂絵ならぬ碁石絵を描いたり。今では希少な那智黒や蛤もすっかり傷だらけ。囲碁をこよなく愛した曾祖父さんが生きていたら、さぞや目を白黒させたことでしょう。