何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

563日目 両鈴木家結婚披露宴

2005年10月09日 22時24分03秒 | Weblog
10月 9日

 昨夜の間に、明日からの長旅の私宅を整えようと思っていたのだが何もしないまま時間を過ごしてしまった。旅支度が整ったら今日の結婚披露宴ライブが終わり次第広島に向かうつもりだったのだが、無理だ。もう一度勝坂に戻って、仮眠をして広島に向かうしかない。

 今日の依頼者は、鈴木義雄さん。義雄さんの息子さんの結婚式、そして披露宴でのライブだ。2時から式が始まるというので、10時過ぎに出発。教会と披露宴会場がひとつになった式場には2時少し前に到着できた。協会での式に参加し、そのまま披露宴会場へ。

 仲人の居ない結婚式。無駄の無い進行の素敵な結婚披露宴だった。義雄さんから3曲歌ってくれと頼まれていた。「生まれたばかりのハーモニー」そして義雄さんからのリクエストの「ランナー」後一曲が浮かばなかったが、隣の席に座っていた押切さんがビートルズナンバーの「ロングアンドワインリングロード」がいいんじゃないかとアドバイスしてくれたおかげで歌う3曲が決まった。ランナーは結構長い歌だったので15分の持ち時間を越えるほどの熱唱になった。式が終わった後、何人かの人達にほめられた。俺はプロだと言いたかったが言葉を呑んで頭を下げ続けた。でも、ほめられるのは嬉しい事だ。

 披露宴終了後、勝坂に戻った。その帰り道、お茶園の栗崎君の家によって、春野町のお茶を買った。これから行くところの人達へのお土産だ。栗崎園は農林大臣賞もとっているし、今年九州の福岡県八女市で行われた品評会でも二位をとった美味しいお茶を作る御茶屋さんなのだ。ちょっといいものを10袋買って勝坂に戻った。旅支度を終え、それから、CDの「ベストVol.1」のジャケットを90枚印刷。そんな事をしているうちに広島まで走らなくてはならないと言うのに、朝になってしまった。

562日目 おでん屋みちくさ

2005年10月09日 22時20分29秒 | Weblog
10月 8日

 朝早くに起きた。典子さんを駅まで送っていく事にしていたからだ。でも雨が上がっていたので典子さんは自転車で向かうという。今日は静岡県焼津市で2時からのライブ1時には着きたいと思っていたので、8時半に東京の自宅を出発した。土曜日で今日から3連休。観光客達が動き出す前に出発できてラッキー。いつもは厚木インターから高速道路に乗るのだが、今日は少しでも時間を短縮するために横浜インターから乗る事にした。1時間半でインターに到着。後は余裕で焼津市へ。駅に続く商店街におでん屋「みちくさ」があった。今日の主催は後藤悟さん。彼のミュージシャン仲間の小林君から、彼のおばさんの店の開店祝いでライブをと話を持ちかけられたとき、それなら高橋忠史のライブをやってしまおうと考えてくれたそうだ。その小林君は店の前で待っていてくれた。彼いわく、僕のライブを聞くのは23年ぶりだという。中学3年生のときに、静岡市の「すみや」(レコード店)の3階でライブを聞いたそうだ。いやー、びっくり、そして嬉しい出会いだった。

 ここ数日涼しい日が続いていたのだが、今日は暑い。おでんやさん「みちくさ」の店内は、おでんを暖める熱気もあって汗の吹き出るライブになった。まずは後藤悟さんが歌って、そして、小林君。そして僕のライブが始まったのは2時半。23年を経て、すっかり大人になった小林君と後藤悟さんの作ってくれたライブ、気分は最高だ。ついつい唄いすぎて1時間45分ライブ。とっても楽しかった。小林君とは東京の西荻窪のライブで合う事を約束し、後藤悟さんに見送られて勝坂へ。