何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

564日目 SPICE NOTE

2005年10月10日 22時46分26秒 | Weblog
10月10日

 目覚めたのが10時。目覚ましを掛けたつもりが完了を押していなくて鳴らなかった。8時に起きて9時に出発するつもりだったのに大失敗だ。大慌てで旅支度をして車に積み込んで出発できたのは10時半。いけないスピードで走りまくるしかない。行く先は、広島県福山市の澁谷さんの家だ。6時までには着かなければならない。布団にはいったのは朝の7時前だったから3時間しか眠っていない。だが、途中で仮眠する余裕も無い。
 とにもかくにも勝坂を出発した。いつもは三ケ日インターから高速道路に乗るのだが、少しでも時間を短縮するために浜松西インターに向かう。11時半過ぎに高速に乗る。此処からはいけないスピードで走り続けるしかない。心配させてはならないと、澁谷さんに電話するのは大阪府吹田市に着くまで待った。睡眠不足のはずだが緊張感のせいかラッキーな事に、眠くはならなかった。吹田市あたりに差し掛かったのは3時前だった。これなら何とか6時には着けそうだ、でも休息は出来ない。腰が痛くなってきたが、かまわず走り続け5時半に山陽自動車道の福山東インターを降りた。芦田という地域に澁谷さんの家はある。道を間違った、イメージで澁谷さんの家を目指して走ったが解らない。でも、きっとこの近くだろうと思える辺りに車を止めて電話した。家から1kmと離れていないところに止まっていた僕を見つけてくれた澁谷さんに先導されて家に到着。6時半を過ぎていたが、ライブは8時から、ヒヤヒヤしたが無事到着だ。

 梨恵ちゃんの運転で、澁谷さんと3人で今夜のライブ会場のSPICE・NOTEへ。お酒も飲めるしゃれたカレー屋さん(僕の勝手なイメージです)といった感じの店だ。カレーライスを食べに来ていたお客さんたちが帰るまで待って、8時15分ごろからライブは始まった。お店に来ていたお客さん達と、梨恵ちゃんの昔の職場仲間達がお客さんだ、途中でカレーを食べに来た若者達の話し声が気にはなったが食べ終わって帰っていったので一安心。若者達ばかりだったので、テンポのいい曲を中心に1時間半を唄い終えた。
 店に来ていた若者達が手拍子を始めてくれ、又違う席の女性二人は真剣に聞き入ってくれていた。
 反応はどうかと心配していたのだが、若者達みんなで僕を盛り上げてくれて、楽しい時間があっという間に過ぎていった。最後に、梨恵ちゃんの意見で、10月3日に33歳の誕生日を迎えたというマスターに、僕のギターでみんなで「ハッピバースデイ」を唄って終了。

 しばらくして、帰りも梨恵ちゃんの運転で澁谷さんの家へ戻った。そして、日付変更線ライブまでの時間を、澁谷さんの作ってくれた肴をいただきながら語り飲んだ。

 そんな頃、SPICE・NOTEを紹介してくれた青年がやってきてくれた。そして12時が過ぎた。