堅苦しい言い回しですが
私の人生において
大きく影響を受けた出会いがあります。
それは
高校1年生の担任の先生との出会い。
入学して1ヵ月後の個人面談中
「学校生活には馴染んだか?」
「授業についていけるか?」
などの会話の中で
「部活はしないのか?」
と
質問を受けました。
当時、私は
勝負にこだわる部活をしたいと考える
体育会系気質でした。
幾つか仮入部したところ
楽しむ事を優先するクラブが多いように感じ
入部先を決めかねていると返答すると
「甲子園で優勝するレベルで活動している体育会系の美術部に入らんか?」
と
勧誘を受けました。
担任は
美術の先生で、美術部の顧問だったのです。
“体育会系の美術部”というフレーズに心が動き
私は、その場で即、入部しました。
その活動は確かに体育会系でハードでした。
油絵の具と溶き油にまみれ
早朝練習ならぬ、早朝描きに取り組み、必死の活動。
歴代の美術教師や年配の卒業生が時々やってきて
容赦ない批評にさらされ泣く事もしばしば。
なぜ、高校生がそこまで描く事に自分を追い込み、没頭できたのか。
また、先生はどのようにして、その環境を作る事ができたのか。
今になって
稀有な環境だったとあらためて思います。
高校卒業に際して
先生から長文の手紙をいただきました。
私の宝物です。
その一部分を抜粋
↓
*
先日
その先生の個展に伺いました。
今は教職を退き、画業に専念する日々。
山にこもり修行僧のように生きているとの事。
1万枚描く目標の中で
現在、約2000枚目くらいだそうです。
自分に残された時間で
どれだけの事ができるだろう。
人生のタイムリミットを意識して
私も
創造的に生きてゆこうと気を引き締めました。
Yoshie
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