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徳永写真美術研究所 Column


徳永写真美術研究所(TIPA)の日常コラムです。

本年も宜しくお願いします。

2012-01-16 | 日常生活のお話


2012年、最初のブログです。

成人式、センター入試が終わり
1月も半ばを過ぎてしまいました。

お正月ムードはすっかり去りましたが
例年通り
年始最初のブログは
帰郷報告でスタートします。



ここ数年、お正月の花は
私が担当するようになりました。
今年は元日の朝に
こんな感じで仕上げました。




毎年、あれやこれやと
試行錯誤しながら完成させるのですが
今年は違いました。
躊躇なく枝葉を断ち落とし
「こうあるべきでしょう」と、自信を持って決める事ができました。
迷いが一切なく決断できた事が爽快。
この一年
この調子で決断してゆきたいです。



お正月・お盆と年に2度の帰郷生活では
ある任務があります。
任務とは・・・
茶道具撮影。
詳細は前回の帰郷ブログを参照下さい。



撮影を待つ道具達・・・。



今回の掛け軸の撮影数は
前回の15を大きく上回り31。
効率UP!
余談ですが・・・
掛け軸の数え方は「本」ではなく「幅」もしくは「軸」だそうです。
前のブログで15本と記載した部分に対し
Takayuki母より指導が入りました。
掛けた状態は「1幅(いっぷく)」、巻いた状態は「1軸(いちじく)」と数えます。
日本語って奥深い!

それから
年明け最初の撮影はコチラ



撮影後
ショッピングモールに出かけ、2枚組写真印刷で150枚プリント。
元日とは思えない行動ですが
これは何かと言うと・・・母の年賀状作りなのです。



Takayuki母は
届いた年賀状に対し返信する形で
年賀状を書きます。



数日前、我が家に届いた年賀状です。
手書き文字が入り
引き締まった画面に仕上がっていました。
そこには
インクジェット出力等にはない魅力が存在。

この手作業を伴う魅力こそが
私たち徳永写真美術研究所の取り組む研究です。

本年も「昇竜の如く」研究活動に邁進して参ります。
皆さま、どうぞ宜しくお願いします。

Yoshie

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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赤く陰る美しい月を見ました。

2011-12-12 | 日常生活のお話


2011年12月10日
既に各種メディアにて報道されましたが
我が家での皆既月食にまつわる記録を掲載します。

この日
私・Yoshie は11時前に、Takayuki は11時過ぎに帰宅。
家に着くや否や二人そろってカメラを持ち外出しました。



寒い夜空の下でTakayuki は天体撮影
Yoshie はTakayuki の様子を撮影。



赤く陰る月・・・神秘的です。



月の下にはオリオン座を確認できました。

澄み切った夜空に陰る月。

大阪でも
たくさんの星が見えるのだと驚きました。

何年ぶりでしょうか。
こんなに長時間、夜空を見続けたのは。



天体ショーに魅入ったため
晩ごはん作りは深夜から。
この夜は
食事の後片付けをせず、お風呂も入らず
ソファーで寝てしまいました。



追記
2年前の日食の記事もあります。
自画自賛の日食記事です。
ぜひ、ご覧下さい!
コチラ

Yoshie

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徳永写真美術研究所
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山口通恵を偲ぶプロジェクト

2011-09-25 | 日常生活のお話


山口通恵を偲ぶプロジェクト


山口通恵氏は30余年にわたり
染織教育に携わった大学教授でした。
私にとっては恩師であると共に
大学に勤務していた頃の上司でもあります。
その関係でプロジェクトに関らせていただく事となりました。



このプロジェクトは
氏が2008年9月10日に58歳で世を去り
3年が経とうとする命日に併せて
作品集の出版と遺作展を開催する内容です。

私が主にお手伝いさせていただいたのは
教育者として、作家としての業績と足跡を
『山口通恵作品集』にまとめる作業でした。
出版準備に関する様子はコチラに記していますので参照下さい。

遺作展については
旧知の間柄の先生方を中心に準備が進められました。
まずは作品を集めるところから。
ご家族に協力いただき作品を借り受け
展示計画を練り
作品の状態に応じて額の変更などの作業を進めました。



額を整備する様子



展示作品を選定する小名木陽一先生



遺作展の搬入日。
展示作業に立ち会ったのは
大学関係者だけではなく
大学に出入りされてた業者の方を含む
故人と関りの深かった縁者が結集しました。



大御所の先生方の指示を受け照明の調整をするTakayuki。



展示図面のないインスタレーション作品については
「きっと、山口さんなら、こうするだろう。こうしたはず。」と
皆で故人を想いながらの展示作業となりました。



色と光の染色 山口通恵を偲ぶ
会期:2011年9月6日(火)-11日(日)
会場:ギャラリー恵風 1階・2階



展示風景を紹介いたします。



1階の展示スペース







インスタレーション「水の塔1994」
絞染による着物や屏風
蝋纈染による平面作品や衣装などの
染色技法作品を展示しました。



2階の展示スペース



光の染色として故人が研究した染色技法
(シアノタイププロセス)による作品を展示しました。
この技法の作品は
国立国際美術館など幾つかの美術館に収蔵されていますので
再び見る事ができるかもしれません。
しかし
個展としての展示は見納めかもしれないと
感慨深く見入りました。

私も時折り
この染色技法を写真技法として使用する事があります。
今回の展示を目に焼きつけ
今後の制作活動や授業の場で活かしたいと思います。

Yoshie

山口通恵を偲ぶプロジェクト
ウェブページ
『山口通恵作品集』は上のウェブページよりお求めいただけます。


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お盆は非日常の帰郷生活

2011-08-17 | 日常生活のお話


お盆は例年通り
Takayukiの郷里・福岡県大川市で過ごしました。



滞在中は
仏間に対面する部屋で寝泊りしました。
祖父の家で寝たのは今回が初めて。
日本家屋で過ごすというのはこんな風なのかと
不思議な感じを受けました。
縁側に溢れる光が障子を通して緩やかに拡散する様子や
仏間の薄暗い空間が静謐で美しいと思いました。



先祖に想いを馳せるお盆の準備には
脈々と続く日本人の心が読みとれます。
中央のカサブランカは
少し前に亡くなった祖父が好んだ花だそうです。



お寺さんが来られた後
姪っ子たちとお出かけしました。
行き先は





有明海に面した干潟です。

訪れた時は干潮の時間帯だったため
海面は見えず、泥の平野が延々と続く風景でした。
この干潟を訪れた目的は二つ。

一つ目はコチラ



泥の表面には無数の生物が動く様子が見れます。
その動く生物は大小様々。



比較的大きい生物はムツゴロウやトビハゼであるとの事。
なんと、その数、たくさん。
背びれを拡げ
泥のスキー場をジャンプ&滑走するような姿を確認しました。

二つ目の目的は釣りです。



釣りといっても
棒に煮干を付けただけの釣竿です。
ところが
この釣り、よく釣れました。
幼児でもどんどん釣れます。

何を釣っているかというと・・・



写真では見え辛いですが蟹です。
スナガニ科の一種でシオマネキを釣っています。

私にとっては初めての干潟体験
楽しくはあったのですが・・・
この炎天下
木陰のような逃げ場は一切無く辛かったです。
一時間ほどの滞在でしたが
フラフラになるほど体力を消耗しました。



今回の帰郷では
ある指令が発令されました。
Takayuki・母からの指令です。
茶道具の整理をするため
お道具を撮影して欲しいとの事。



整理用レベルの写真でよいという事で
茶室にて自然光で撮影を開始しました。

まずは掛け軸から
なんとなく20~30本くらいの撮影かなと思っていたところ
100本ほどだと聞き、驚愕。

運の悪いことに
今回持参していたカメラは
普段使用しているカメラではなかった上
全体像を撮影する据え置きカメラはキャノン。
部分の撮影用にはニコン。
このニコンは最新機種で
初期設定を解除する方法すらわからず悪戦苦闘する始末。
キャノン・ニコンが混じる撮影では
手が混乱して作業がはかどりませんでした。

しかも
掛け軸の扱いが難しく
床の間に掛ける事に苦労するなど
基本動作にも問題があり
最終的に
僅か15本の軸しか撮影できませんでした。
トホホホの結果です。

100本の掛け軸の後には
次なるお道具が待ち受けている模様。
次回の帰郷には
機材や時間配分など
綿密に計画を立てて対処しなければ
永遠に終わることのない作業になってしまいそうです。
なんとかしなければ。





福岡から大阪への道中は
夜間走行のため渋滞にもあわず
今までになくスムーズでした。
通り雨があったため夕焼けの空に
ほのかに虹を見る事ができ
終りよければ全てよし・・・という気分になりました。

以上
お盆ウィークの報告でした。



Yoshie

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感動して眠れない夜

2011-06-23 | 日常生活のお話


昨夜
テレビ放送があった
テニスのウィンブルドン選手権
女子シングルス2回戦

クルム伊達公子

ヴィーナス・ウィリアムズ

対戦に感動しました。

トップ選手を相手に
40歳の伊達選手がどのような戦いを挑むのか。

ヴィーナスのパワープレイに太刀打ちできるのか。

結果は
7―6、3―6、6―8で逆転負けしましたが
どんな時も守りに入らず
常に攻める姿勢に心が震えました。

現役復帰後の
自分の限界に挑む姿は
純度の高いスポーツマンシップを見るようです。
その純度の高さゆえ
圧倒的に強い相手を
フルセットまで揺さぶる事ができたのだと思います。

最近
スポーツ選手が
「観客に感動を与えたい。」と話す姿を見る度に
「与えたい」ではなく「届けたい」と言うべきだと思う私ですが
この試合においては
伊達選手から感動を与えてもらいました。



テレビ観戦の途中から
この試合は心に刻んでおきたいと思い
急遽、テレビ画面を撮影。
ブラウン管なので味わい深い画像です。

















Yoshie

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