2012年、最初のブログです。
成人式、センター入試が終わり
1月も半ばを過ぎてしまいました。
お正月ムードはすっかり去りましたが
例年通り
年始最初のブログは
帰郷報告でスタートします。
*
ここ数年、お正月の花は
私が担当するようになりました。
今年は元日の朝に
こんな感じで仕上げました。
↓
毎年、あれやこれやと
試行錯誤しながら完成させるのですが
今年は違いました。
躊躇なく枝葉を断ち落とし
「こうあるべきでしょう」と、自信を持って決める事ができました。
迷いが一切なく決断できた事が爽快。
この一年
この調子で決断してゆきたいです。
*
お正月・お盆と年に2度の帰郷生活では
ある任務があります。
任務とは・・・
茶道具撮影。
詳細は前回の帰郷ブログを参照下さい。
撮影を待つ道具達・・・。
今回の掛け軸の撮影数は
前回の15を大きく上回り31。
効率UP!
余談ですが・・・
掛け軸の数え方は「本」ではなく「幅」もしくは「軸」だそうです。
前のブログで15本と記載した部分に対し
Takayuki母より指導が入りました。
掛けた状態は「1幅(いっぷく)」、巻いた状態は「1軸(いちじく)」と数えます。
日本語って奥深い!
それから
年明け最初の撮影はコチラ
↓
撮影後
ショッピングモールに出かけ、2枚組写真印刷で150枚プリント。
元日とは思えない行動ですが
これは何かと言うと・・・母の年賀状作りなのです。
Takayuki母は
届いた年賀状に対し返信する形で
年賀状を書きます。
数日前、我が家に届いた年賀状です。
手書き文字が入り
引き締まった画面に仕上がっていました。
そこには
インクジェット出力等にはない魅力が存在。
この手作業を伴う魅力こそが
私たち徳永写真美術研究所の取り組む研究です。
本年も「昇竜の如く」研究活動に邁進して参ります。
皆さま、どうぞ宜しくお願いします。
Yoshie
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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2011年12月10日
既に各種メディアにて報道されましたが
我が家での皆既月食にまつわる記録を掲載します。
この日
私・Yoshie は11時前に、Takayuki は11時過ぎに帰宅。
家に着くや否や二人そろってカメラを持ち外出しました。
寒い夜空の下でTakayuki は天体撮影
Yoshie はTakayuki の様子を撮影。
赤く陰る月・・・神秘的です。
月の下にはオリオン座を確認できました。
澄み切った夜空に陰る月。
大阪でも
たくさんの星が見えるのだと驚きました。
何年ぶりでしょうか。
こんなに長時間、夜空を見続けたのは。
*
天体ショーに魅入ったため
晩ごはん作りは深夜から。
この夜は
食事の後片付けをせず、お風呂も入らず
ソファーで寝てしまいました。
*
追記
2年前の日食の記事もあります。
自画自賛の日食記事です。
ぜひ、ご覧下さい!
コチラ
Yoshie
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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山口通恵を偲ぶプロジェクト
山口通恵氏は30余年にわたり
染織教育に携わった大学教授でした。
私にとっては恩師であると共に
大学に勤務していた頃の上司でもあります。
その関係でプロジェクトに関らせていただく事となりました。
*
このプロジェクトは
氏が2008年9月10日に58歳で世を去り
3年が経とうとする命日に併せて
作品集の出版と遺作展を開催する内容です。
私が主にお手伝いさせていただいたのは
教育者として、作家としての業績と足跡を
『山口通恵作品集』にまとめる作業でした。
出版準備に関する様子はコチラに記していますので参照下さい。
遺作展については
旧知の間柄の先生方を中心に準備が進められました。
まずは作品を集めるところから。
ご家族に協力いただき作品を借り受け
展示計画を練り
作品の状態に応じて額の変更などの作業を進めました。
額を整備する様子
展示作品を選定する小名木陽一先生
*
遺作展の搬入日。
展示作業に立ち会ったのは
大学関係者だけではなく
大学に出入りされてた業者の方を含む
故人と関りの深かった縁者が結集しました。
大御所の先生方の指示を受け照明の調整をするTakayuki。
展示図面のないインスタレーション作品については
「きっと、山口さんなら、こうするだろう。こうしたはず。」と
皆で故人を想いながらの展示作業となりました。
*
色と光の染色 山口通恵を偲ぶ
会期:2011年9月6日(火)-11日(日)
会場:ギャラリー恵風 1階・2階
*
展示風景を紹介いたします。
1階の展示スペース
インスタレーション「水の塔1994」
絞染による着物や屏風
蝋纈染による平面作品や衣装などの
染色技法作品を展示しました。
*
2階の展示スペース
光の染色として故人が研究した染色技法
(シアノタイププロセス)による作品を展示しました。
この技法の作品は
国立国際美術館など幾つかの美術館に収蔵されていますので
再び見る事ができるかもしれません。
しかし
個展としての展示は見納めかもしれないと
感慨深く見入りました。
私も時折り
この染色技法を写真技法として使用する事があります。
今回の展示を目に焼きつけ
今後の制作活動や授業の場で活かしたいと思います。
Yoshie
山口通恵を偲ぶプロジェクト
ウェブページ
『山口通恵作品集』は上のウェブページよりお求めいただけます。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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お盆は例年通り
Takayukiの郷里・福岡県大川市で過ごしました。
滞在中は
仏間に対面する部屋で寝泊りしました。
祖父の家で寝たのは今回が初めて。
日本家屋で過ごすというのはこんな風なのかと
不思議な感じを受けました。
縁側に溢れる光が障子を通して緩やかに拡散する様子や
仏間の薄暗い空間が静謐で美しいと思いました。
先祖に想いを馳せるお盆の準備には
脈々と続く日本人の心が読みとれます。
中央のカサブランカは
少し前に亡くなった祖父が好んだ花だそうです。
*
お寺さんが来られた後
姪っ子たちとお出かけしました。
行き先は
・
・
・
有明海に面した干潟です。
訪れた時は干潮の時間帯だったため
海面は見えず、泥の平野が延々と続く風景でした。
この干潟を訪れた目的は二つ。
一つ目はコチラ
泥の表面には無数の生物が動く様子が見れます。
その動く生物は大小様々。
比較的大きい生物はムツゴロウやトビハゼであるとの事。
なんと、その数、たくさん。
背びれを拡げ
泥のスキー場をジャンプ&滑走するような姿を確認しました。
二つ目の目的は釣りです。
釣りといっても
棒に煮干を付けただけの釣竿です。
ところが
この釣り、よく釣れました。
幼児でもどんどん釣れます。
何を釣っているかというと・・・
写真では見え辛いですが蟹です。
スナガニ科の一種でシオマネキを釣っています。
私にとっては初めての干潟体験
楽しくはあったのですが・・・
この炎天下
木陰のような逃げ場は一切無く辛かったです。
一時間ほどの滞在でしたが
フラフラになるほど体力を消耗しました。
*
今回の帰郷では
ある指令が発令されました。
Takayuki・母からの指令です。
茶道具の整理をするため
お道具を撮影して欲しいとの事。
整理用レベルの写真でよいという事で
茶室にて自然光で撮影を開始しました。
まずは掛け軸から
なんとなく20~30本くらいの撮影かなと思っていたところ
100本ほどだと聞き、驚愕。
運の悪いことに
今回持参していたカメラは
普段使用しているカメラではなかった上
全体像を撮影する据え置きカメラはキャノン。
部分の撮影用にはニコン。
このニコンは最新機種で
初期設定を解除する方法すらわからず悪戦苦闘する始末。
キャノン・ニコンが混じる撮影では
手が混乱して作業がはかどりませんでした。
しかも
掛け軸の扱いが難しく
床の間に掛ける事に苦労するなど
基本動作にも問題があり
最終的に
僅か15本の軸しか撮影できませんでした。
トホホホの結果です。
100本の掛け軸の後には
次なるお道具が待ち受けている模様。
次回の帰郷には
機材や時間配分など
綿密に計画を立てて対処しなければ
永遠に終わることのない作業になってしまいそうです。
なんとかしなければ。
*
福岡から大阪への道中は
夜間走行のため渋滞にもあわず
今までになくスムーズでした。
通り雨があったため夕焼けの空に
ほのかに虹を見る事ができ
終りよければ全てよし・・・という気分になりました。
以上
お盆ウィークの報告でした。
Yoshie
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昨夜
テレビ放送があった
テニスのウィンブルドン選手権
女子シングルス2回戦
クルム伊達公子
と
ヴィーナス・ウィリアムズ
の
対戦に感動しました。
トップ選手を相手に
40歳の伊達選手がどのような戦いを挑むのか。
ヴィーナスのパワープレイに太刀打ちできるのか。
結果は
7―6、3―6、6―8で逆転負けしましたが
どんな時も守りに入らず
常に攻める姿勢に心が震えました。
現役復帰後の
自分の限界に挑む姿は
純度の高いスポーツマンシップを見るようです。
その純度の高さゆえ
圧倒的に強い相手を
フルセットまで揺さぶる事ができたのだと思います。
最近
スポーツ選手が
「観客に感動を与えたい。」と話す姿を見る度に
「与えたい」ではなく「届けたい」と言うべきだと思う私ですが
この試合においては
伊達選手から感動を与えてもらいました。
*
テレビ観戦の途中から
この試合は心に刻んでおきたいと思い
急遽、テレビ画面を撮影。
ブラウン管なので味わい深い画像です。
↓
Yoshie
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