お盆は例年通り
Takayukiの郷里・福岡県大川市で過ごしました。
滞在中は
仏間に対面する部屋で寝泊りしました。
祖父の家で寝たのは今回が初めて。
日本家屋で過ごすというのはこんな風なのかと
不思議な感じを受けました。
縁側に溢れる光が障子を通して緩やかに拡散する様子や
仏間の薄暗い空間が静謐で美しいと思いました。
先祖に想いを馳せるお盆の準備には
脈々と続く日本人の心が読みとれます。
中央のカサブランカは
少し前に亡くなった祖父が好んだ花だそうです。
*
お寺さんが来られた後
姪っ子たちとお出かけしました。
行き先は
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有明海に面した干潟です。
訪れた時は干潮の時間帯だったため
海面は見えず、泥の平野が延々と続く風景でした。
この干潟を訪れた目的は二つ。
一つ目はコチラ
泥の表面には無数の生物が動く様子が見れます。
その動く生物は大小様々。
比較的大きい生物はムツゴロウやトビハゼであるとの事。
なんと、その数、たくさん。
背びれを拡げ
泥のスキー場をジャンプ&滑走するような姿を確認しました。
二つ目の目的は釣りです。
釣りといっても
棒に煮干を付けただけの釣竿です。
ところが
この釣り、よく釣れました。
幼児でもどんどん釣れます。
何を釣っているかというと・・・
写真では見え辛いですが蟹です。
スナガニ科の一種でシオマネキを釣っています。
私にとっては初めての干潟体験
楽しくはあったのですが・・・
この炎天下
木陰のような逃げ場は一切無く辛かったです。
一時間ほどの滞在でしたが
フラフラになるほど体力を消耗しました。
*
今回の帰郷では
ある指令が発令されました。
Takayuki・母からの指令です。
茶道具の整理をするため
お道具を撮影して欲しいとの事。
整理用レベルの写真でよいという事で
茶室にて自然光で撮影を開始しました。
まずは掛け軸から
なんとなく20~30本くらいの撮影かなと思っていたところ
100本ほどだと聞き、驚愕。
運の悪いことに
今回持参していたカメラは
普段使用しているカメラではなかった上
全体像を撮影する据え置きカメラはキャノン。
部分の撮影用にはニコン。
このニコンは最新機種で
初期設定を解除する方法すらわからず悪戦苦闘する始末。
キャノン・ニコンが混じる撮影では
手が混乱して作業がはかどりませんでした。
しかも
掛け軸の扱いが難しく
床の間に掛ける事に苦労するなど
基本動作にも問題があり
最終的に
僅か15本の軸しか撮影できませんでした。
トホホホの結果です。
100本の掛け軸の後には
次なるお道具が待ち受けている模様。
次回の帰郷には
機材や時間配分など
綿密に計画を立てて対処しなければ
永遠に終わることのない作業になってしまいそうです。
なんとかしなければ。
*
福岡から大阪への道中は
夜間走行のため渋滞にもあわず
今までになくスムーズでした。
通り雨があったため夕焼けの空に
ほのかに虹を見る事ができ
終りよければ全てよし・・・という気分になりました。
以上
お盆ウィークの報告でした。
Yoshie
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