こどもの頃からの
幾つかの憧れの職業のなかで
高校2年生の時点において
最有力候補だったのが
“建築家”
結局、その夢は叶いませんでしたが
現在も興味を持っています。
先日
読み終えた本です。
「普段着の住宅術」
著者は建築家の中村好文さん。
建築家となった高校時代の友人が
中村さんと一緒に仕事をしたことで
“中村好文”という建築家の存在を知りました。
彼の本を今までに数冊読んでいますが
温厚な人柄が伝わる語りで
とても読みやすいです。
また
本に挿入されている直筆のイラストも素敵。
*
この本で
気持ちがシンクロした部分を抜き出します。
********
小さな傷と多少の汚れ
古い葉書のようなうっすらとした黄ばみ
これを私は風合いと見る。
古びたときに美しさを増す素材に
囲まれて暮らす豊かさを
言葉で語り尽くすのはむずかしい。
自然素材は
その効能を声高に言い立てなくとも
ただそれだけで「いいもの」であることを
頭からではなく皮膚感覚として
感じるべきものだと思う。
********
住みよい家とは
住人の価値観と同調する
仕立ての住まいだと思います。
古びたときに美しさを増す環境で
生活することに憧れる私です。
「いいもの」
に
囲まれた生活をしたいですね。
Yoshie
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申込締切日 9月18日(土)
個別指導を基本とした少人数制の講座です。
受講者の進度にあわせた対応を致しますのでスキルは問いません。
意欲のある方をお待ちしております。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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今年の夏を振り返ると
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・
・
日傘をさすようになりました。
(正確には雨傘を日傘代わりに使用)
一晩中エアコンをかけて寝るようになりました。
植木を枯らしてしまいました。
と
暑さに絡むことばかりの初体験。
その他に
美術館・アートイベント巡りを
あまりできなかった事が残念でした。
特に
金沢21世紀美術館で開催されていた
「ヤン・ファーブル×舟越桂」展を
見逃した事は致命的。
春先から“必見展覧会ファイル”にパンフを入れていましたが
日帰りで行こうか
一泊しようかと悩んでいるうちに
会期が終了してしまいました。
*
私にとってヤン・ファーブルは特別なアーティストです。
過去に最も感銘を受けた展覧会は?と聞かれると
1992-93年に水戸芸術館で開催された
「ANOTHER WORLD」展と即答します。
その理由は
ヤン・ファーブルの作品に感動したからです。
(展覧会の構成も素晴らしかったです。)
展覧会の図録
↓
図録の表紙は彼の作品
「青の時間」シリーズの一部分です。
絹の布に青いボールペンで描いた巨大なドローイング。
画面の細部を見ると
線の中から十字架と昆虫の形を認識できます。
それは
夜の虫たちが寝静まり、昼の虫たちが目覚め始める間の
一瞬の静寂の時を意味しています。
この作品を見た時
私は人生の節目を意識する時期であったため
自分を重ねて
作品を鑑賞した記憶があります。
18年も前の事ですが
その時の感動は今も鮮明に覚えています。
今回は彼の作品から
どのような刺激を得れるのか
とても楽しみにしていたんですね。
なのに
・
・
・
*************
昨日のこと。
*
虫の音色が響く静かな夕刻でした。
東の空には
暑さの象徴・入道雲が力強く存在していましたが
西の空には
秋を感じるほうき雲。
今、まさに季節が移行してゆく瞬間だと思いました。
この瞬間をファーブル流に解釈すると
夏が寝静まり
秋が目覚め始める間の
一瞬の静寂の時
と
言えますね。
補足
「ファーブル昆虫記」のジャン・アンリ・ファーブルさんは
ヤン・ファーブルの曾祖父にあたります。
Yoshie
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先日の美術鑑賞in京都の続きです。
*
2008年後半から2009年前半にかけて
京都駅の周辺に大きな展示スペースを持つ
ギャラリーがあいついで生まれました。
展覧会のラインナップも魅力的で
当初からこれらのギャラリーに注目していました。
しかし
京都駅は私にとっては行動範囲外のため
なかなか訪れる事ができず
やっと一年半越しに訪問しました。
訪問したギャラリーは
タカ・イシイギャラリー京都
小山登美夫ギャラリー京都
MATSUO MEGUMI +VOICE GALLERY pfs/w
どこも天井高が高く
ゆったりと作品を配置する事ができ
美術館級の展示空間です。
タカ・イシイと小山登美夫は同じ建物で京都駅の北西方面。
VOICEは京都駅の南東方面に位置します。
両ギャラリーは京都駅を対角線に結ぶ位置関係です。
これらのギャラリーを廻るには
バスだと京都駅で乗り換えなければならず
徒歩か自転車で移動するのが良いと思います。
駅の北側は京都らしい街並みを楽しめます。
南側は京都駅の現代建築が放つ雰囲気と
ギャップが大きい異空間。
この異空間
なかなか魅力的です。
↓
路上のいたるところに植栽が存在。
舞台セットのような錆に囲まれた建物。
外灯も錆々。
トタンのストライプ模様が美しいです。
長屋を壊してできた駐車場。
しかし、駐車場は雑草で覆われています。
トタンと土塀のコントラスト・砂利と雑草の交わり具合
絶妙なバランスではないか・・・
など
さりげない街の風景に心がときめきました。
*
暑さが落ち着いた頃に
カメラを持って
京都駅周辺の美術鑑賞はいかがでしょうか。
Yoshie
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昨日、13日から始まる個展の搬入に行ってきました。
今回は自分で展示することが出来ない為、
一足先にギャラリーへ作品を届けてきたのですが、
そこで展示されていた作品が面白かったのでご紹介します。
【益田敏也展 「 image 」 】
作品は陶器だそうですが、とてもその様に見えない作品です。
フランスパンの作品を持たせてもらいましたが、
ずしりと手にくる重さに不思議な感覚を覚えました。
このギャップを生かしても面白いかもと考えながら他の作品を拝見しました。
ある意味、デジタルとアナログの融合作品で、
作品配置もよく考えられたものでした。
会期は7月11日(日)までです。
京都へお越しの際は是非ギャラリーへお立ち寄りください。
会場:ギャラリーはねうさぎ4 http://www.haneusa.com/top.html
作家webサイト http://masutoshi117.jimdo.com/
Takayuki
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あさご芸術の森美術館で開催している
「重力都市」杉本晋一展に
行ってまいりました。
杉本晋一さんは立体作品を25年間制作し
その後
絵画に移行し7年目を迎えるとの事。
今回は絵画作品の集大成ともいうべき展示でした。
会場入口
↓
私は作品の一部を既に
数回に分けてギャラリーでの個展で拝見していました。
個展会場ではその都度
「大きな作品の一部である。」と、説明を受けていたので
いつか全体像を見たいと思っていました。
今回
やっと、その時が来たという訳です。
*
会場には
広い空間・大きな壁面に
杉本晋一の内なる世界“重力都市”が存在していました。
展示空間をしばらく歩いていると
迷路に入り込んだような感覚になります。
インタラクティブアート(参加型芸術)の要素も
兼ね備えている絵画作品でした。
会場風景は杉本氏のウェブサイトにてご覧下さい。
http://plaza.rakuten.co.jp/espace/
気になる方は是非、ご来場下さい!
あさご芸術の森美術館
兵庫県朝来市多々良木739番地3
4月20日まで開催
*
杉本晋一さんとの出会いは
学生時の美術鑑賞の授業で
氏の個展を訪れたことがきっかけです。
立体作家として大型作品をハイペースで
発表されていた時期でした。
その後
立体から平面へと
制作スタイルを変えた変遷について
実はとても興味があります。
次回、ご本人とお会いした時には
そのあたりについてお聞きしたいと思っています。
Yoshie
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2010年度TIPA写真塾
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■講座一覧■
*写真講座1・2(基礎的なことから、秘法も公開?、作品制作まで)
*表現研究講座1(非銀塩写真の可能性を探る実験的な内容です。)
*表現研究講座2(写真表現の延長としてシルクスクリーン技法に取り組む基礎講座)
*シルクスクリーン研究科(技法体験の域を越えて作品制作に取り組みます。)