徳永写真美術研究所 Column


徳永写真美術研究所(TIPA)の日常コラムです。

“重力都市”を彷徨う

2010-04-03 | 美術に関するお話


あさご芸術の森美術館で開催している
「重力都市」杉本晋一展に
行ってまいりました。



杉本晋一さんは立体作品を25年間制作し
その後
絵画に移行し7年目を迎えるとの事。

今回は絵画作品の集大成ともいうべき展示でした。

会場入口



私は作品の一部を既に
数回に分けてギャラリーでの個展で拝見していました。
個展会場ではその都度
「大きな作品の一部である。」と、説明を受けていたので
いつか全体像を見たいと思っていました。
今回
やっと、その時が来たという訳です。



会場には
広い空間・大きな壁面に
杉本晋一の内なる世界“重力都市”が存在していました。

展示空間をしばらく歩いていると
迷路に入り込んだような感覚になります。

インタラクティブアート(参加型芸術)の要素も
兼ね備えている絵画作品でした。


会場風景は杉本氏のウェブサイトにてご覧下さい。
http://plaza.rakuten.co.jp/espace/


気になる方は是非、ご来場下さい!



あさご芸術の森美術館
兵庫県朝来市多々良木739番地3

4月20日まで開催



杉本晋一さんとの出会いは
学生時の美術鑑賞の授業で
氏の個展を訪れたことがきっかけです。
立体作家として大型作品をハイペースで
発表されていた時期でした。
その後
立体から平面へと
制作スタイルを変えた変遷について
実はとても興味があります。
次回、ご本人とお会いした時には
そのあたりについてお聞きしたいと思っています。



Yoshie


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