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写真屋はどこへ

デジタル時代の写真屋の居場所について考える・・・

MacPro DVDドライブトレーの不調について

2014年06月24日 | Mac and Photoshop

 Dvd_drive_2スタジオで常時カメラに繋いであるMacProはIntel Macになった最初期のモデルですが、中古で購入したときからDVDドライブのトレーが不調で、手で押してやらないと閉じないことが度々あります。実用上あまり問題はないのでそのままにしていましたがこれについて先日WEBでこんな記事を見つけました。
 この記事を見習ってドライブを開けてみましたが、ルーペで観察してもギヤの細部には摩耗や欠損の痕跡はなく、この部品は最初からこの形状であるとしか思えませんでした。不調の原因は個体によって様々ですのでこの記事を否定する気は全くありませんが、私の場合、引っ込まなくなるのはトレーを出したままにした後が多いということから塗ってあるグリスの劣化が原因ではと思い、この鋸状の部品の周辺に付着している白いグリス(多分シリコングリス)をブレーキクリーナーで洗い流し、乾いた後、可動部分にシリコンスプレーの液を塗布してみました。
 再組み立て後、スムースに作動するようになり、私のはどうやらこれが原因だったようです。

 


MacPro Early2008

2013年11月05日 | Mac and Photoshop

 P1010619_2 ニコンの新しいソフトウエアがPowerMac G5では作動しないことが判明したため、MacProをもう一台探すことになりました。今のMacPro (2006発売の初代)を使い始めてもうすでに2年以上が経過していますが、Photoshop CS6を使用する上で能力不足を感じることはまずありません。現在でもスチール画像の編集には十分な能力があるのですが、Appleのサイトを見ると最新のMac OSX を使用できるのはMacProではもう1世代新しいEarly 2008 以降だと言うことです。ということはこのモデル以降ならまだ当分の間使用可能だということでしょう。オークションサイトを見るとEarly 2008 はその次のモデルと比べると格安で、2.8GHzで8コアの機種が4万円未満で落札できました。純正の新品メモリも安かったので増設。メモリが安かったのはメーカー(ドイツのキマンダ社)が倒産していたからでした。
 Early2008の基本構造は2006モデルと同じですので、外観は代わり映えしません。現在使用中の3基の内蔵ハードディスクを差し替えて「移行アシスタント」を使って中身をコピーすれば設置は完了。あとはPhotoshopの認証だけやりなおせばすぐに使用できるようになりました。安くすんで助かった!
 MacPro 2006をスタジオに下ろしてCameraControlPro2が使えないという問題はこれで解決し、おまけとして主力機の性能も少しアップしましたが、しかし問題はまだ他にも・・・


Adobe Bridge CCとCamera Raw8.1

2013年09月09日 | Mac and Photoshop

Raw3 Adobe Creative CloudのダウンロードサイトにPhotoshop CCの体験版と一緒にAdobe Bridge CCも掲載されていますが「体験版」ではなく「ダウンロード」になっています。このAdobe Bridge CCは無償提供なのでしょうか? Photoshop CCについては、アドビの都合で販売方法が変更されて実質値上げになり、わたくしとしては当面のところ使用契約をするつもりはありませんが、無料で使えるのならと、このAdobe Bridge CCを試しに DLしてみました。
Photpshop CC をインストールしていなくてもBridge単独で使えるようですが、Camera Rawは起動しません。そこでPhotpshop CC 体験版もインストールし、一度Photoshop CCからRAWファイルを開いてCameraRawを起動すればAdode Creative CloudとPhotoshop CCをアンインストールしてもCameraRaw8.1は起動するようになります。、
私はWindows PCではPhotoshop Elementsを使用しているのですがAdobe Bridgeのかわりに付属しているElements Organizerというのがきわめて使いにくい。またCameraRawもついているのですがこれの機能もきわめて低いので、WindowsではこのAdobe Bride CCを組み合わせて使うことにしました。CameraRawで編集した画像を直接Photoshop Elementsに送ることはできませんが、一旦画像を保存すれば問題ないようですし、Photoshop CCで加わった新機能も使うことができます。試用期間のアラートもあらわれないので無期限につかえるのかと思いますが一か月過ぎてみないとわかりませんね。


Photoshop CS6 いきなり使用すると・・・

2012年08月11日 | Mac and Photoshop


Cameraraw1

 気がつけばいつのまにか8月になっていた。5月頃からうろうろしていた企画が7月になって突然進行開始。商業施設のロケ撮影と商品のスタジオ撮影を相互進行して合成処理することになる。CS5はすでにアンインストールしてしまったので現像処理から合成作業まで、まだ内容をよく理解していないCS6といきなり向き合うことになってしまった。CS6の基本的な操作はCS5から大きな変化は無いから問題は無い、と思ったのだが・・・ 
 ラフ合成がすんだの段階で画像をチェックすると、「レンズ補正」は行ったはずなのに切り抜いた商品写真のエッジに色収差(カラーフリンジ)が出まくり。 Adobe CameraRawをよく見てみると「色収差」のオンオフは別タブでするように変更されていたのに気づいていなかった。フリンジ軽減の操作がより細かく調整できるように変更されている。CS6から加わった新機能については学ばないと使えないのは当然だけれど、このような従来からの機能の細かい変更については「新機能の紹介」には記されてないのだった。


Photoshop CS6

2012年06月21日 | Mac and Photoshop

Cs6_3  β版はかなり前から公開されていたが、先月Photoshop CS6の正規バージョンが発売された。あまり大きな変化はないという評判だったのでアップすべきかどうか迷ったがパフォーマンスが向上しているとのことなので切り替えることにした。「CS5から24ヶ月ぶり」ということだが、前回でPowerPCが切り捨てられたためCS5の導入に手間取ってしまい、今回はたった12ヶ月でのバージョンアップとなってしまった。  パッケージはバージョンを重ねるごとに簡素になり、以前はプラスチックのケースに入り、チュートリアルDVDなんぞもついていたが、CS6はすべて紙箱で中にはディスク1枚と紙が3枚だけと、安価なPhotoshop であるElements10とくらべると実にシンプル。エコロジーの時代であるからこれで文句は無いのだが、「バージョンアップポリシーの変更」とかで旧いバージョンからはアップグレードできなくなったことなども考えると、さすがのAdobeも市場の縮小と不況に苦しんでいる印象を受ける。一昨日、Adobeのセミナーが開かれたので行ってきたのだが、渡されたアンケート用紙に「セミナーが有償になっても参加されますか?」という設問があったのをみると、さもありなん。毎年開かれているセミナーもそろそろ打ち切りになるのかもしれない。


動画の色空間あるいはムービーのカラープロファイル

2012年05月26日 | Mac and Photoshop

 前回に続きビデオ編集での疑問。どこかに書いてあったのか、勝手に私がそう思っ手しまったのかわからないが、ビデオ画像の色空間はsRGBで良いとずいぶん前から思いこんでいて、TVコマーシャル用の画像の依頼があるとsRGBで作っていた。動画編集をするようになって、動画の編集ソフトに画像を取り込むとどうも色がおかしいのに気づく。sRGBだと彩度がかなり上がってしまっている。試しにAdobeRGBを当ててみるとそこそこにはなるが、コントラストがやや足らない。あちこち調べてみるとどうやらビデオのカラープロファイルはRGBではなくYUVとかいうやつらしい。しかしPhotoshio CS5が扱えるプロファイルの中にYUVというのはなく、動画っぽい名前にHDTV(Rec.709)というのがあったので検索してみるとどうやらこれを使えば良いみたい。編集中のスライドショーの100点ほどの全画像のカラープロファイルをこれに変換してとりあえず一件落着。(ちなみにPhotoshop ElementsではsRGBとAdobeRGBしか扱えないし、「アクションパレット」もないのでこの作業は全くできない)
 動画にはまだまだ良くわからないことがいっぱいである。Hdtv_2


Intel Quick Sync Videoについて

2012年05月26日 | Mac and Photoshop

 

Intel

 PowerDirectorよるビデオ編集をMacBookProのWindows7のもとで続けるのはやはり何かと苦しくて、専用マシンを導入する。Windows機を購入するのはNECのPC9801以来で、十数年ぶりだ。Macintoshもずいぶん安くなったとは思うが、今やWindows機はcore i7 2700K quad 搭載機でさえ気軽に買える価格にまで下がっている。使用中のMacBookProもCore i5なので編集作業についてはMacBookに比べてとびぬけた差は出ないが、エンコード時間は各段に早くなった。

 PowerDirector10では使用できるエンコード補助を使うかどうかを選択できる。MacBookではNVIDIAのCUDAが、新しいマシンは特にビデオカードを積んでないのでIntel Quick Sync Video が表示される。CUDAでは特に問題はなかったのでQSVを使ったところ、PCでの再生では問題はなかったがTVのプレーヤーで再生するとエフェクトの集中する場面での作動がガクガクになってしまった。動きの速いシーンという訳でもなく、最初原因が分からずいろいろ条件を変えエンコードしてみるとQSVが犯人であった。QSVを不使用にしてもさほどエンコード時間はかわらず、時間の差はやはりCPUに負うところが大きいようだ。以後マスターディスクの作成にハードウエア支援は使用しないことにした。ビデオ編集についてはまだまだわからないことが多い。


Photoshop Elements 10

2012年03月22日 | Mac and Photoshop

Photoshop_elements MacBook Pro内のWindows7上でPower Directorを使ってビデオ編集をしていると、テロップの作成やマスクの作成などPhotoshopでしなければならない作業が結構ある。Photoshop CS5はMac OSの領域にしか入っていないので、その都度編集作業を中断し、再起動してMacモードに切り替えるか、あるいはMacProでデータを作って転送しなければならなかった。これではとってもめんどくさいので、WindowsにもPhotoshopと思い書棚をあさってみたところ、Photosop Elements 2 とPhotoshop 3.0 LEJ(懐かしい!)がでてきた。ともにWin&Mac両対応版だが、調べたところ残念ながらどちらもWindows7では使用不可であった。10年以上前のやつだから、まあ、当然のことか。
 最新のElements10は試用版が30日間限定で全機能が使えるので、とりあえずこれをダウンロードし使ってみることにする。Photoshop CS5と比べるとクイックマスクがないなど、範囲選択機能がちょっと弱いが、調整レイヤー機能もあり、CS5にはない「パスに沿ったテキスト」機能もあって、テロップ作成にはこのほうが便利かと思える。CamereRawもレンズ補正もついているが、レンズプロファイルによる自動収差補正はさすがについていなかった。もしElementsでそこまでできるとなるとCS5の存在価値も、ひいては写真屋の存在価値もおびやかされる!?
 プルダウンメニューやツールの配置はおおよそCS5と同様だが、選択範囲の調整ツールの仕様に違いがあり少々まごつく。これに馴染んでしまうとCS5が使いにくくなりそうだ。それとも次のCS6はこう変わるということかもしれない。
 Elements10のバージョンアップ版は現在キャンペーンもあり実質6千円台だったのでこの機会にとこれを購入した。DVDが3枚入ったパッケージが届いたが、このディスクを使用することはなくて現在の試用版にシリアル番号を入力するだけでよく、これで堂々、正規版とあいなった。


DELL U2410 とColormunki

2011年07月05日 | Mac and Photoshop

U2410_2

 DELLのU2410型モニターはColormunkiでキャリブレーションができないといわれていたが、前回のLCD2690WUXi2のついでにダメモトでやってみた。アイワンなどのフィルター式センサーでは広色域モニターの調整は原則不可だが、分光式のColormunkiでもU2410は正しく測色できないと複数の報告がなされていた。実際にやってみた結果から言うと、ColormunkiはU2410でも問題なく使用可能だと思われる。U2410をAdobeRGBモードにして白色点5500°KでやってみるとLCD2690WUXi2とほとんど同様に調整されている。ソフトウエアのバージョンアップで改善されたのかと思い、Ver.1.1.1のリリースノートを読んでみると、「新機能」として「いくつかの DDC 対応ディスプレイをサポートします。」と記されているが、なぜか具体的な機種名は書かれてない。もしかしたらU2410もこの「いくつか」に含まれているのかも。まあ、とにかくこれは期待していなかったことなのでウレシイ。
(<PowerMac G5・MacOSX Leopard・AdobeRGBモード>の場合のみなのかは検証してないのでわからない・・・)


Colormunkiを使ってみる

2011年07月04日 | Mac and Photoshop

Xrite
後足がゴム製のため光沢紙だとスムースに滑らずちょっと使いにくい

 今回初めてプリンタのキャリブレーションをした。これまで頑なにデフォルトを守ってきたのはププリンタの色調を目視で合わせようとすると際限がないからで、多少の誤差はあるだろうがプリンタのプロファイルを信頼し基準にしてきたのだった。しかしながらやや黄が不足気味の傾向もあり、Colormunkiの導入を機にディスプレイとともにプリンタも調整してみることにした。
 最終的にはどちらも成功したが、前もって下調べをしておいたにもかかわらず、いくつかの事象が発生する。

1:作成したプリンタプロファイルで印刷できない
キャリブレーション後テストプリントをしてみると画像はなにも印刷されず、全面がライトシアン一色に。解決に手間取ったが、この原因はプロファイル名にあった。Colormunkiのソフトウエアが自動的に付けるプロファイル名には入力した用紙の名前が組み合わせて作られるが、これに全角文字が混ざるとダメで、半角英数に直したらあっけなく解決。これはX-rite社のウエブページにも記載がなくこちらからヒントをいただいた。

2:NECのソフトウエアからセンサーが認識されない
NECのLCD2690WUXi2は専用ソフトウエアのSpectraView2を使ってハードウエアキャリブレーションを行う。Colormunkiは対応センサーになっているのに認識されない。多分Colormunkiのソフトウエアが邪魔をしているのだろうが、プリンタの調整はこれで行っているので削除するわけにはいかない。これに関してNECはSpectraView2のマニュアルにはなにも記載がなくReadMeに、またX-rite社は、ウエブページのトラブルシューティングに記載されていたが、どちらも見つけにくい場所にある。

3:白色点についての疑問
これは問題というほどのことではないが、X-rite社では環境光が5000°Kであってもモニターの白色点は6500°Kを推奨している。それはこのような理由だそうで、まあそれは確かにそうだが6500°Kはちょっと高すぎるんでないのかな。ヒトの目は順応するので6500°Kでも悪くはないのだろうが、私の場合はプリントとの比較で5800°Kあたりに落ち着いた。

 Coloemunkiによるディスプレイの調整結果はこれまでのMonacoOptix XRで行ったものとほとんどかわらないものだったのでどちらも信頼してよいと推測される。プリントのキャリブレーション結果も良く一致していて、オペレーションガイドでも説明されているPhotoshopの「校正設定」を用いると更に精度が増す。総体的にはたいへん満足できる結果であった。
                              つづく・・・


銀一から Colormunki 届く

2011年07月02日 | Mac and Photoshop

 買おうか買うまいかとづっと悩んでいたX-rite社のColormunkiをやっと入手した。発売当初は7万円ほどしていたのが(これでも『破格の安さだ!』などと当時は評価されていた)円高のおかげか最近は4万円代前半まで下がってきた。フィルター式ではあるがキャリブレーションセンサーはすでに二機種持っておりディスプレイの調整はすんでいるので、colormunkiで新たにできることはプリンタのキャリブレーションだけということもあって、この価格でも購入を躊躇していた。
 先週、銀一のサイトでColormunki Designを2,8770円で売っているのを発見した。「箱潰れ棚ずれ品超特価」とある。数日間は眺めていたが「残りわずか。お急ぎ下さい」というコメントが出始めたので発注。銀一は歴史のあるプロ向け写真材料商でオリジナル商品も多く私たちの業種にはなじみが深い。インターネット以前の時代は名古屋から直接買えないので名古屋のプロ機材店を通じて購入していたがここ数年でほとんどのプロ機材店は倒産か廃業。銀一の商品も見ることがなくなってしまった。カメラ店がどんどん消え去って行く昨今、銀一が生き残っているのは喜ばしい。これからもがんばってほしいと思う。
 さて届いた商品は箱つぶれなど全くなく、スレなどもみうけられない完品であった。

Munki1


MacProのメモリ

2011年06月22日 | Mac and Photoshop

 初代MacProには同規格のサーバー用メモリも使用可能だ。サーバー用は供給量が多いので中古やバルク品などは値段がぐんと安く、1Gのバルク品(新品)2枚が1,500円で購入できた。ただし、ヒートシンクが薄型で見た目は専用品とはまったくちがう。iStat Pro というDashboardウィジェットを使ってメモリの温度を観察してみると、大型ヒートシンクのついたMac用に比べてやはり高い数値がでている。そこでヒートシンクを追加してみることにした。
 材料はホームセンターで見つけたアルミレール。食器棚等のガラス引き戸用らしい。形が純正品のものに似ており、取り付けたときの厚さがちょうど良いのでこれを切って熱伝導両面テープで薄型ヒートシンクの上に直接貼付けた。張面の高さが一様ではないので全面は密着しないが、まあこれは気にしないでおく。結果はどうかというと、使用状況にもよるが3~6°ほどは低く表示されていて、まあ一応の効果はあるようだ。
 費用はアルミレール(1mでちょうどメモリ4枚分とれる)が310円、熱伝導両面テープが480円(Amazone送料込)。価格的には汎用品とそんなには変わらなかったかも・・・

Mem


第七世代

2011年06月07日 | Mac and Photoshop

 Macpro
       <データ転送中・・・>
 
 MacintoshのCPUがインテルになってはや5年。やっとメイン機種をPowerMac G5からMacProに切り替えた。ただし時節柄中古なり。
最初に使ったPowerMac8100からこれで7代目。思い返してみるとG3までは最高機種といえども実用上、性能的にいっぱいいっぱいで頻繁にクラッシュに見舞われたものだ。G4からやっと余裕が出てきた印象で、G5では通常の使用において不満のないものとなった。負荷のおおきい3D レンダリングなどとは違い、せいぜいA3サイズまでのスチール画像の編集にG5は十分な性能で、まだまだ使うつもりだったがPhotoshopが CS5になってPowerPCのMacには対応しなくなってしまった。
 昨年MacBookProを購入した際にCS5も導入はしたものの、やはりノートPCでは使い勝手が悪く、かといって新しいMacProは高価で私にはオーバースペック。しかたなくPowerMacG5とCS4で使ってきたが最近はMacProの新機種の価格が下がるにつれて中古も下がってきたので、初代のMacProを買うことにした。ネットで探した中古ショップで6万円台後半。これにメモリ+6G、HD+2基を加えて諸費用も含め8万円台で収まった。なによりメモリの安くなったのは感慨深い。
 この初代インテルマックは驚くほどではないもののPowerMac G5よりは確実に早い。これで遅ればせながらCS5へ完全移行できることになった。


NEC MultiSync LCD2690WUXi2

2011年01月29日 | Mac and Photoshop

 Nec
(NECのソフトウエアはCDが1枚入っているだけなのに箱が異様にでかい。) 


 DELL U 2410のキャリブレーションはやっと完了したが、目視による調整で安定した状態をづっと維持するのは難しい。そこでメインモニターとしてカラーセンサーの使える機種を物色していたところ、昨年末に発売当初20万ほどしていたNEC MultiSync LCD2690WUXi2がモデル末期となり、7万円代前半まで下がったのでこれを入手する。ムラ補正とハードウエアキャリブレーションの機能がついていて、カラーセンサーは手持ちのEye One Display2もMonaco Optix XRも使用可能。両方を使用してみたところEye Oneはどうも赤に転ぶようでMonaco Optix XRの方が正確であった。
 専用ソフトウエア(別売)を使っての自動調整の効果は絶大で、キャリブレーションは簡単に完了したが、ムラ補正を最大にしても僅かではあるが色ムラは残存、かつ全体にわたって赤っぽいモヤを感じる。このモヤはDELL U2410にも見受けられるので、LG社製の広色域液晶パネルの特性のような気がする。このあたりが50万以上もする高級なAdobeRGB対応モニターとの差かもしれないが、私は高級モニターを使ったことがないので実のところはわからない。
 この僅かなムラやモヤは実用上ほとんど問題ないが、白い背景に白い被写体といった微妙な色調整の時には留意が必要だ。


スキャナを入れ替えた

2010年12月01日 | Mac and Photoshop

Scan
    (撮影用にすべてのランプを点灯させています) 

 ここ数年EPSONのGT-X700を使ってきた。その前に使っていたポラスキャン4×5から替えたとき、その諧調の滑らかさとコストパフォーマンス(50万vs5万)に驚き、づっと愛用してきたが、最近はめっきりフィルムをスキャンすることが減り、単なる反射用フラットベッドスキャナになっていた。先日、顧客から以前に撮影した4×5ポジのデータ化を頼まれ、久しぶりにフィルムスキャナとして稼働する。「はい、すぐできます」とは言ったのはいいけれど、やってみたら筋状のノイズは出るし、フィルムが湾曲しているためニュートンリングは出る、ピントはおかしい、だいたいキャリブレーションしてないので色が合わない、等等、問題多々。結局15枚ほどをスキャンするのに丸1日かかってしまった。
 この機種もすでに数世代前のものになっていて、新しい機種に替えたいが予算が乏しい。使用頻度からいえば中古でもいいかとオークションを覗くと、ちょうど『ACアダプターがないのでジャンク扱い』として現行機種GT-X970が出品されており、これを 格安で入手することができた。
 ジャンク扱いだったが機体の作動は全く問題なかった。しかしソフトウエアの動作がどうもおかしい。ColorSyncの設定にすると「選択されたColorSyncプロファイルが見つかりませんので、デフォルトに戻しました」というアラートが出てColorSyncでのスキャニングが不可。Webで調べてもあったのはこの記事くらいで、メーカーであるエプソンでも未だに解決法が見つかっていないようだ。このColorSyncの機能はGT-X700では使えていたので、改めてやってみるとあらら、同じアラートが出る。GT-X970のドライバをインストールするときにEPSONダウンロードページにあったスキャナ用のプロファイルを一緒にインストールしたので、これが原因か?症状はPowerMacG5(PowerPC) /MacOSX LeopardでもMacBookPro(Intel i5)/OSX SnowLeoprdでも同様だ。
 そこでMacのiccプロファイルの場所を調べてみると「AdobeRGB1998.icc」が3カ所に入っていた。
①/System/Library/ColorSync/Profiles
②/Library/ApplicationSupport/Adobe/Color/Profiles/Recommended
③/Library/ColorSync/Profiles

①はシステムフォルダの中にありOSに最初から入っているものと思われる。②はPhotoshopと一緒にインストールされたもの。③はGT-X970のドライバと同時にインストールしたもの。それぞれ違う階層にあるがすべて③に繋がっているので、③のフォルダを参照すると同じ名前が3つも並ぶことになり、それで迷ってしまうということか?
 そこで、③にある「AdobeRGB1998.icc」を削除してみると問題はあっけなく解決。なんか簡単すぎないか?