写真屋はどこへ

デジタル時代の写真屋の居場所について考える・・・

1億2千万画素!

2010年02月11日 | 撮影機材

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 数年前、まだデジタル一眼レフが600万画素の頃に買っておいたEOS用のビューカメラアダプター。画像をステッチして画素数を上げるのが目的でしたが、カメラはあれからあっというまに2,000万画素越えとなり、使用する機会はありませんでした。それでも、フィルムの時代には時々あったA1越えポスターの撮影などがあれば役に立つかと思っていましたが結局出番がないままロッカーの奥で眠っていました。そんななか、久々にA1ポスター用の依頼があり、やっと日の目を見る事ができたのでした。

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 画素数から割り出すとEOS 1Ds markIIIでも6枚位を繋ぐ必要があります。単純計算すると1億2,666万画素ということになりますが繋ぐには重複箇所が必要ですので実際は9千万~1億画素といったところでしょうか。
 撮影の手順としてはビューカメラのグラウンドグラスで構図を決め、そののちデジタルカメラを取り付け、ファインダーで確認しながらライズ/フォール/シフトのあおりを使って分割撮影をしていくのですが、一コマごとの撮影範囲の判別がなかなかに面倒です。ライズ/フォール/シフトの数値で追っていけば良いのかとも思いますがビューカメラのスケールは表示が小さくて難しいかもしれません。まあ、いろいろ考えてみようと思っています。
 高画素のデジタルカメラといえば、PhaseOne F+というスキャナタイプのカメラバックが1億3千万画素だったと思います。これでしたらA1サイズでも一発撮りが可能ですがお値段は500万円ほど。数年に一度の仕事ではいったい何年間使ったら元が取れるでしょうね・・・