写真屋はどこへ

デジタル時代の写真屋の居場所について考える・・・

悩ましきマウス選び(その2)

2016年03月18日 | Mac and Photoshop

 M557とMacBook ProのBluetooth接続は特に問題はなく安定しているのでMacProの場合に生じる不安定さはPCとマウスの位置関係の問題なのかもしれない。MacProはキーボードにUSBポートがあるのでここにレシーバーをつければとマウスの距離は極めて近くワイヤレスには理想的でBluetoothに固執する必要もない。
 最後に選んだのはLogicoolのM820。これまでに購入した二つのワイヤレスマウスは共にLogicool製で、USB接続の安定性や本体の耐久性などで問題が生じたことはないので、このメーカーのラインナップから形状の良いものを探した。M820は右手専用設計になっていて持ちやすく、クリック音もM557より小さい。3ボタンと垂直スクロールだけのシンプルな構成なので千円台と安価だが質感もよく、動作も安定している。やっと良いマウスと出会えて喜ばしい。

 昨年に買ったエレコムのマウスを含めても4匹全部で7千円ほど。Magic Mouse一匹の値段を大きく下回る。結果として4匹のマウスは皆それぞれ MacPro Early2009、 MacPro Early2008、MacBookPro、Dell Latitude10のもとで活躍することになった。

 


悩ましきマウス選び

2016年03月17日 | Mac and Photoshop

 Macのデスクトップ機では私はアップル純正のマウスしか使ったことがなく、ここ数年はづっと有線のMighty Mouseを使ってきた。2009年からMagic Mouseが標準のマウスとなったが、そのデザインとBluetooth接続には魅力を感じるものの、どうも使いにくそうでおまけに値段も高いので、依然としてMighty Mouse(写真①)を使ってきたのだった。
 Mighty Mouseは形状とサイズが適切で良くできたマウスだが、スクロールボールが汚れが付着すると作動しなくなるのが難点で、時々分解清掃が必要となるのだが、最近はボール周りがすり減ってきたのか頻繁に清掃を要求されるにようなってきた。昨年、USBポートの少ないMacBook Pro のために安価で小型なBluetooth マウス(写真②)<ELECOM M-12BRSV>を買ったのだったがこれがまずまずの使い心地だったので、この際デスクトップ機もBluetoothマウスにしようと思い立つ。
 さてどれが良いか。なるべく手に馴染んだMighty Mouse に近い形状が近いものと思い、選んだのが(写真③)<Microsoft 6QL-00007>。値段も安いし。幅の狭いマウスが多い中、幅はMightyMouseに近く、大きさ、質感も良く、クリック音も割と低音。ただし独特のスクロールパッド方式は、使い易いとは言い難い。もう一つ買ってみてもいいかと、Appleでも同型を売っているこれ(写真④)<Logicool M-557>をAmazoneタイムセールで。買った中では一番高い二千円台。少し幅が足りないが長さはまずまず。クリック音が甲高いのが気になるがしばらくこれを使ってみようと思った。
 のだったが、使用してみるとBluetooth 固有の難点があることに気づく。接続が頻繁にON、OFFを繰り返すのはまだ良いとしても、時々ポインタが飛んだりカクカクと動いたりして接続が不安定になる時がある。電池が弱っているわけでもない。Magic Mouseだったらこのようなことは起きないのかも。最初からMagicMouseを買う気のない私はここでUSBワイヤレスマウスにしようという考えに至る。Windows機では以前からUSBのワイヤレスマウスを使っているが、接続で問題が起きたことは一度もないからだ。

  選んだのは(写真⑤)。④と同じLogicool の製品。(以下つづく)


Photoshop アクションでバッチ保存したファイルが上書きされてしまう問題

2016年03月13日 | Mac and Photoshop

 Photoshopのアクション機能を使って多数の画像ファイルを処理する時、保存指定したフォルダに複数の画像が生成されているはずなのに開けてみると、処理指定した全てのファイルが同じファイル名で上書きされて一つのファイルしか入っていないことがある。数十点の合成処理した複数レイヤーを持つ16bit画像に、[統合]→[8bit変換]→[ipgで保存] というバッチ処理をよく行うのだが、アクションが正常に作動する時とそうでない時があり原因がよくわからなかった。Adobeフォーラムを探してみると同じ現象についての質問が掲載されているが解決には至ってない。 

  問題の第一の原因はアクションの作成時にあると思われる。 アクション作成後、アクションパレットを開き  [▶保存] の箇所を開いて[保存フォルダー]を見ると指定したフォルダーの後にアクション作成時に使ったファイルの名が付いている時があるが、このフォルダー名の後はコロンのみで以降は空白でなければいけない筈だ。

(写真参照:「ピ_001.psd 」という名前のファイルを「保存フォルダ」という名のフォルダにjpg画像に変換して保存した状態。)

 このままアクションを実行すると処理した全てのファイルがこの名前で上書きされてしまう。ファイル名が比較的短い場合は問題が起きにくいのでどうもファイル名が原因のように思われ、少し実験をしてみた。

 調べた結果アクションを作るときに使うファイルの名前が問題なのは確かで、原因はその長さではなくファイル名に含まれた特定の2バイト文字のようである。とりあえず判明したのは「ぴ」と「ピ」。多分まだ他にもあるのだろうが、2バイト文字は種類が多すぎるので検証はしていない。この文字がアクション作成時のサンプルファイル名に含まれているとアクションの指定フォルダーの後ろにファイル名まで書き込まれてしまう。アクションを作成した後、アクションパネルを開いて保存フォルダ名の後が空欄になっていることを確認することが望ましい。アクションさえ正しく作成されれば処理されるファイルの名はPCで認められるファイル名なら「ぴ」や「ピ」が含まれていても問題ない。アクション作成に使うファイルの名前は短い半角英数字のものが無難だ。
 私の場合、エラーが起きたのはPhoshopでの作業中にファイルの「複製」を行うと「○○○○ コピー」という名のファイルが自動的に作られる。この名前をそのまま使ってアクションを作成したからであった。
 ユーザーの誤操作が原因ではなくこれはプログラムの問題だと思われる。随分前のバージョンからある現象のようで2バイト文字の問題だからアップデートで改善される可能性は低い。留意して使うしかないだろう。

 検証した環境は下記の通り

PC:MacBook Pro 13インチRetina display model
OS: Mac OSX El Capitan
Photoshop CS6

 

追記:Adobeフォーラムで質問した方のファイル名は「お子様うどん」だったのでこれも調べてみた。この場合の問題は「ど」だったが、すべての濁音、半濁音がダメなわけでもないので、判別は実際にやってみないとわからない。