写真屋はどこへ

デジタル時代の写真屋の居場所について考える・・・

中華機材の日本語説明書

2020年08月21日 | 撮影機材

 スタジオの移転後、多くの照明機材を中華製品で切り替えました。地方ではプロ機材店というものが消滅してしまったこともありますが、それよりなによりとにかく「安い!」からです。操作が複雑な製品については当然ながらマニュアルがついていますが、言語は中国語と英語のみのものがほとんどで、たまに仏語、独語、西語などが加わっても日本語はまずありません。このことから日本はプロ機材のマーケットとして重要視されていないことが分かります。説明書の英語に難解な表現はないので、読めば大体わかりますが操作がややこしいところなどはやっぱり日本語のほうが素早く理解できます。

 写真機材ではありませんが、先月ドライブレコーダーを購入しました。中華人民共和国製。前後カメラがついて5千円以下! 民生品は販売競争が激しいためか、同梱のマニュアルには日本語も記載されています。しかしそれを読んでみると意味不明の部分が多く、どうもgoogle翻訳などが生成した文章をそのまま載せているようです。結局、英文を読まないと理解できず、日本語のページは客寄せパンダのようでした 。日本語は世界ではマイナーな言語なので周囲には読める人が誰もいなくて、多くの中国製品の日本語マニュアルはこの様な状態ではないでしょうか。救いは日本での販売取扱店からgoogle driveを通して正しい日本語版が配布されていることでした。

 

 コロナ騒動のなか、しばらくブログもお休みしていましたが今年は盆休みがあまりに長く、暇つぶしに以前購入したSentry ST522  という「色彩照度計」の日本語マニュアルを作りました。この製品は中国製ではなく台湾製ですが説明書は英文のみでした。
Google Drive

 

 まだ時間に余裕がありましたので、Godox V1と連携して使うワイヤレスコマンダーX1t(ニコン用)の日本語化にも手を付けました。時間的に全ページの日本語化はできませんでしたが操作上主要な個所はほとんど処理しました。また暇があれば全頁を完成させたいと思っています。

※追記:後日、ほぼ全ページを和訳しました。「CustomFunction」や「Operation Method」などの箇所では何が目的か理解できない部分もありましたが、実際に操作してみれば分かるのかしれません。

GoogleDrive

 

 昨年、GodoxのクリップオンフラッシュV1(ニコン用)のマニュアル全ページを日本語化しましたが、 良くできた X1tのマニュアルと比べると、V1のは編集が粗削りで、英文の説明通りに操作できない個所も見受けられました。キャノンやソニーなど数機種用のマニュアルを一度に急いで編集したような印象で、校正に手間どりました。この冊子はレイアウトが縦長だったのでスマホで読みやすい形態のPDFにしています。
GoogleDrive