写真屋はどこへ

デジタル時代の写真屋の居場所について考える・・・

キャリブレーション続行

2010年11月16日 | Mac and Photoshop

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 前回の調整をよくよく検討するとやはりU2410の白色点は少し高い。そこででMacの「モニタキャリブレーションアシスタント」で補正を試みた。しかしこれは著しく使いにくい。目視でのガンマカーブの調整は難しく何度やり直してもトーンジャンプを招いてしまい、使用を断念。試行錯誤の結果、U2410のAdobeRGBプリセットの使用はやめて「ユーザーカラー」モードでゲインのみを調整することで落ち着いた。この方がAdobeRGBプリセットよりトーンジャンプが起きにくいようだ。
 これまで調整用のチャートとしてKodakのスキャナ用のものを使っていたが、ほかによいものはないかと探してみたところ日本カラーラボ協会のサイトに「DQツール」なるものを発見したので、これを使ってゲイン調整を行った。協会からリファレンスプリントも取り寄せ、比較してみる。送られてきたのは銀塩プリントだが、インクジェットの出力、モニターの表示と比較して銀塩のほうがやや濃度が高いが(使用印画紙がフジカラーペーパーという要因もあると思う)色調はよくあっていて満足できるものとなった。


(以下は備忘録として。ゲインは最大値が100になっていないが、これはファクトリーモードの工場設定値から換算したものを基準にしたからで、グレーチャートの色かぶりを抑えるにはやはりこのくらいが良いようだ。)
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使用プロファイル:DELL U2410 (Macデフォルト)
プリセットモード:ユーザーカラー
          /ゲイン R86   G81  B78
ガンマ:PC ?
コントラスト:100  輝度 27