写真屋はどこへ

デジタル時代の写真屋の居場所について考える・・・

AdobeBridge のプレビュー異常その後

2023年08月14日 | 日記

 Adobe BridgeのRAWデータのプレビュー異常は3月に改善した筈だったが翌月に再発した。SDカードの読み取り不良も一因かもしれないがどうも根本的な原因はソフトウエアかと思われる。ひと月の間にAdobeBridgeのアップデートがあったのでこれが原因かもしれない。
 WEB上に「<環境設定>で<ソフトウエアレンダリングを使用>にチェックを入れるとよい」という情報があったが私の場合は効果がなかった。

 同じBridgeの設定メニューには他に「CameraRaw環境設定」というのもあるので、これを上掲の画像の設定にしたところプレビュー画像は正常に表示されるようにはなった。この設定はデフォルトではないので何か欠落する機能があるかのもしれないが、とりあえずプレビューの異常はひとまず治まり8月に至る。

 

【新たな不具合】
 数か月前からBridgeよりPhotoshopoのバッチ処理を指定すると上掲の警告文が現れて複数のデータのバッチ処理ができなくなった。「最新バージョン」はすでにインストール済みなのに一方的に叱られてしまうのだ。これに関してAdobeフォーラムには多くの苦情が寄せられていたが、AdobeSystemsはクレームに一切回答しないし、復旧のアナウンスもしない。これはAdobeの既定路線である。数か月の間、数回のアップデートがあった復旧されず、先週のアップデートでようやく警告文が消えてバッチ処理ができるようになった。ならば、もしかすればGPU不具合の件も改善されているのかもしれないと思い<グラフィックプロセッサーの使用>をデフォルトの<自動>に戻してみたところ、この状態でも問題なくプレビュー画像が表示されるようになった。

 Photoshopがパッケージ版の時代、バージョンアップは2~3年に1回といったペースだったと思う。サブスクリプション契約となってからバージョンアップは頻繁に行われるようになったが、最近はその頻度が次第に上がっているようだ。AIの進化への対応や新しい顧客の獲得のためなど、それは理解できることだが、先走りしすぎてバグフィックスが追い付いてないのではないだろうか。
 今回の私のBridgeの不具合は3月より始まり、8月にようやく収束したが、果たして、メデタシメデタシ と言っていいのどうか・・・

 


2台目のMac Mini M1

2022年12月07日 | 日記

 主に自宅で使用していたMacBookProの代替として Mini M1を購入してから既に1年が過ぎた。スタジオでの画像処理用には先月までアルミ躯体の最終モデルであるMacPro 2012を騙し騙し使ってきたがこのモデルの最終OSのMojaveではPhotoshopの頻繁なバージョンアップについていけなくなっている。Mac Mini M1 を1年間使ってみて4億画素のデータ処理にもたつく事もなくPhotoshopでの静止画の処理には十分な能力があることがわかったのでMacProもMac Mini M1に入れ替えることにした。使用中のMacMiniはメモリが8GBのモデルだが、ネットで16GBの中古品を探すとSofmap系の店舗 で数多く販売されているのを発見、価格もリーズナブルな設定であった。型番から見ると販売品のほとんどは北米モデルで、海外からまとめて輸入された商品のように思われたが今の円相場から考えると昨年までに買い付けたものだろうか。程度は全てBランクの中古品となっていたが手元に届いたものは底部に僅かな擦り傷が一筋あっただけで上々のコンディションであった。USBポートが少ないのでSSDを仕込んだドッキングステーションに載せているが、それでも MacProと比べると驚異的に軽くて小さく、処理能力もはるかに上回る。これで数年はこのままいけそうである。


富士フィルムシステムの準備中

2021年06月27日 | 日記

  

  富士フィルムから一億画素を超えるミラーレスカメラ"GFX100s"が発売されました。”マルチピクセルシフト”の機能により静止物に関しては4億画素の画像作成も可能です。しかもこれまでのこのクラスのカメラの価格に対して挑戦的な値付けがされました。主に北欧の企業ですが、PhaseOneやHasselbladでは以前より1億画素を超えるカメラを販売しています。しかしどれも500万円以上という非現実的な価格でしたので、このGFX100の登場でついにデジタルカメラの新しい時代が始まったと言えましょう。いや、富士フィルムはすごい企業です。
 時代がフィルムからデジタルに移行してからずいぶん年数が経ちましたがその間に「これまで撮ってきた4x5リバーサルフィルムに匹敵する大きな画像データが欲しい」という要望が時々ありました。しかし使用中のニコンは最新機種とは言え現在ようやく約4,600万画素であり、数カットを分割撮影してつなぎ合わせるという作業を経ないとと作れませんでした。被写体は静止物に限りますが4億画素のデータでは350dpiでも畳1畳を越えるプリントサイズも十分にカバーできます。
 私が仕事で使っているのはニコンのシステムですが、私的には富士フィルムのXシステムのX-Pro1とX-T1を以前から愛用していてXシステムには馴染みがあり、よって迷わず購入することにしましたが、発注時には注文が殺到していたため手元に届くまで1ヶ月ほどかかりました。まずはソフトウエアから周辺システムの準備をしていきます。

 


あけましておめでとうございます

2019年12月31日 | 日記

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

ニッカはニッポンカメラの略語。キエフは当時はソ連だったウクライナの首都名。このキエフは10年ほど前にウクライナの店から数千円で購入したものです。Kievカメラの始まりついてははこのWikipediaに載っています。


スタジオを移転いたしました

2018年02月12日 | 日記

 昨年春から計画していたスタジオの移転がようやく終わりました。昨年は移転準備のほか、さまざまなことに時間を取られてブログ更新の余裕もなく1年が過ぎてしまいましたが、やっと落ち着きましたのでお知らせいたします。

 移転と言っても同じ敷地内の隣の建物への移動ですので所番地や電話等の変更はありません。これまで温存していたフィルム時代の不要な設備と機材を一掃し、コンパクトで使いやすいスタジオを目指しました。場所は旧スタジオの右側になります。