写真屋はどこへ

デジタル時代の写真屋の居場所について考える・・・

ハイアングル撮影

2010年03月31日 | 撮影機材

Boom
 すでに30年ほども前になろうか、かって大沢商会が写真器材商もしていた頃ののブームスタンド(マンフロット製)。長いアームの手元でヘッドの角度と方向が調整できるので現在でも重宝している。本来はライトスタンドだが、軽量なカメラでも十分な画質のデジタル時代となり、カメラも搭載して使用できるようになった。
 デジタルカメラはリモコン撮影ができるので俯瞰撮影などにも使える。ただし安定はよいとはいえず、スローシャッターのときは室内でしか使えない。このままで4.5mの高さまであがれるが屋外では風の影響をもろに受け、かなり揺れるのでシャッタースピードは高速に限られる。先日、ハイアングル撮影の依頼があったのでテストを兼ねてパノラマ撮影をしてみた。
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リモコンでアングルを決めるのには通常電動雲台が必要だが、このままでまあまあ使える。



 
 最高4.5mだからせいぜい2階から位の高さだが、足場になるところがなにもない場合にはこれで結構効果的である。普段面倒な合成作業だが、ステッチングにはPhotoshopCS4の進化した自動合成はとても有用。先日の4X5ビューカメラでのステッチ撮影の合成処理の時には大いに役立った。今まであまり使ったことがなかったが、自動でレイヤーマスクを作ってくれるなど、手作業に比べて大幅に作業時間を短縮することができる。

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