ヒマ人クラブ

NO MUSIC NO LIFE! ジャズ、ロック、フォークが好きです。気ままにやっていきます。

マイ・コレクションの発掘第14回(日本のフォーク・ロック編その5)

2009-02-28 | マイコレクションの発掘

御大のMCにユーモアがあふれている。

かなりライブをこなしてきた成果であろう。

このアルバムでは片面で御大の唄がたっぷり聴ける。

アルバムにおける扱いもだんだん変わってきた。

SMS盤『幻のフォークライブ傑作集23 ’71フォーク・アウト・フォーカス』SM38-4031~32(2枚組)

’71年10月28日 日本青年館録音

SIDE1  1 無題(加川良)  2 こがらし・えれじい(加川良&西岡たかし)  3 教訓Ⅰ(加川良)  4 悲しい気持ちで(加川良)  5 夜汽車に乗って(加川良)  6 この世に住む家とてなく(加川良) 7 伝道(加川良)

SIDE2  1 夜中の二時(三上寛)  2 小便だらけの湖(三上寛)  3 夢は夜ひらく(三上寛)  4 犯されたら泣けばいい(三上寛)  5 妹売歌(三上寛)  6 誰を怨めばいいのでございましょうか(三上寛)  7 あなたもスターになれる(三上寛)  8 ひびけ電気釜(三上寛)

SIDE3  1 西岡サウンド・ストーリー(君知ってる~死ぬことの生きがい~もしも僕の背中の羽がはえてたら~ポケットの話~魚~ラブ・ソング) 語り 西岡たかし

SIDE4  1 そんなに愛が欲しいなら(西岡たかし)  2 何か考えてみて下さいよ(西岡たかし)  3 ちっちゃな ちっちゃな女の子(西岡たかし)  4 二人は(西岡たかし)

アルバムのタスキ文から

「フォークとは果たして、唄うことだけなのだろうか?西岡たかしの話術が生きてる。このサウンド・ストーリーを聞いて欲しい、そして、加川良の渋さ、三上寛の絶叫を聞いて欲しい。」

解説は、鈴木勝生氏。

さて、御大のA面の4「夜汽車に乗って」(詩・曲 シバ)とありますが、実はいとうたかお氏の「あしたはきっと」です。確か、’72年の春一番でも唄っていたと思いますが、御大の「あしたはきっと」のライブ録音は、大変貴重だと思います。

いとうたかお氏と御大は、’71年の中津川で出会っています。そして、いとう氏が唄う「あしたはきっと」を御大が聞いて、いとう氏にこの唄を唄ってもよいのかと声を掛けたのです。

その後、御大から渡氏に紹介されたいとう氏は、渡氏のアルバム『系図』で「あしたはきっと」を唄いました。

御大のUSEDツアーの中で、「あしたはきっと」の一部をアレンジしたリフをライブのオープニングで使っていました。残念ながら、USEDのアルバムには収録されませんでしたので、これを聴いた人はラッキーっ!でしたね。


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