Yosuke yamashita 『WIND OF THE AGE』(ヴァーヴ盤)
’97年に発売されたこのアルバムは、
山下洋輔(p)、セシル・マクビー(b)、フェローン・アクラフ(ds)で編成された山下洋輔ニューヨーク・トリオ結成10周年記念アルバムである。
ゲストにラヴィ・コルトレーン(ts & ss)を迎えて録音された。
何が「発掘」なのか。
このアルバムを見つけた時に、思わず笑ってしまった。
購入して、ビニール・カバーも封を切らず、約12年も寝かしていたのだ。
しかも、購入したことを、ずっと忘れていた。
切っ掛けは、ジャズ批評149号「特集 ワンホーン・カルテット」に取り上げられていた武田和命(ts)の『ジェントル・ノヴェンバー』の再発。
武田のサックスと山下のバラード・プレイに感銘した私は、いつものクセで、同時代の彼等の音源が聴きたくなった。
折りしも、山下洋輔トリオ40周年。
その記念アルバムを聴いて、さらに火が点いた。
山下氏のアルバムは、これも今夏再発された『寿限無』を2枚の中古アルバムで所有していた。
ジャケ買いをしたのである。
この他に、弟から送られた『プレイズ・ガーシュイン』を持っていた。
受験勉強中のこどもを図書館に送って行った際に、CDコーナーを散策。
所蔵枚数は少ないのに、山下氏のアルバムがいくつか収められていた。
このことは、後日紹介するとして、
先の『プレイズ・ガーシュイン』を聴こうと棚を探した。
これを見つけることは出来なかったが、
『WIND OF THE AGE』を見つけたのである。
このアルバムには、
「My One and Only Love」、「My Favorite Things」が収められており、ラヴィの音色を楽しむために購入したのを思い出した。
で、思わず苦笑したのだった。