”玲瓏”管理人のつぶやき

"玲瓏:羽生善治(棋士)データベース"管理人たいがーの独り言(HP更新情報含む)

第81期棋聖就位式、そして永世竜王を目指して

2010年09月19日 | 羽生善治
 昨日は棋聖就位式翌日、たくさんのアクセスをいただきましてありがとうございました。いや、その、あの、スイマセン。恒例の控え室たいがー訪問をきっと期待されてのことだと思いますが、かくいうわたくしめもしがないサラリーマン(苦笑)、はずせない仕事が午後6時まで横浜であったため赤プリ到着したのが午後7時、何とか駆けつけた格好なのでした、トホホ。茶々丸さんはいつもの如く控え室ご訪問されていて、記念の4ショットを撮られているのでちょっこし拝借(^^) 右から、羽生さん、会長、お父様、産経新聞住田社長。



 就位式当日午後7時ちょうど、会場のグランドプリンスホテル赤坂 五色の間「新緑」に入ってすぐ茶々丸さんを発見。オジサンnanaponさんらと挨拶を交わす。お腹が減っては戦はできぬと腹ごしらえ(笑)しながら、連盟時代のマンデーレッスン講師(伊藤)明日香先生と会話する。「お久しぶりー。来てると思いましたよ(^^)」てな感じの朗らかな雰囲気がまた心和みます。今日は子供教室の生徒さんも来場しているみたいで小学校の先生引率状態。ところで今晩の明日香先生は、(中村)桃子ちゃんと藤田綾ちゃんとご一緒。でもシャイな(どこが?:笑)たいがーは昔のよしみで明日香先生とお話するにとどまりました(笑)。茶々丸さんは「みなさん、お綺麗ですよねー」と声かけている、流石だ、見習わなくては(爆)

 会場を見渡すと、広瀬新王位、永世棋聖康光先生の姿もある。もちろん、羽生フリーク(本人は認めたがらないですが(^^;)の勝又教授もいる。ながの将棋まつり以来の生の田中悠一四段も見つける。立食パーティ、お皿を片手にいろいろなメニューを平らげながら会場をうろつきながら、フリーライターのナカピンさんや相崎記者、大川記者らともひとことふたこと。いろいろな人と挨拶かわしながら会場を一周していると、向こうでオジサンがヒゲのカメラマン弦巻さんとお話しているのを見つける。こちらにふらりと来たオジサンに弦巻さんを紹介してと頼み込み、ヒゲのカメラマンさんと話すことに成功する(^^)。写真集『棋士 羽生善治』、そして最近里見さんの写真集も出されている棋界を代表するカメラマン、オジサンとは旧来の呑み仲間なのだ。



 棋聖就位式恒例の次の一手解答の図。羽生さん自ら抽選し関係者が当選者を読み上げる。自分が直筆色紙に当選し直接羽生さんから受け取る願ってもない絵柄を創出したのが、この棋聖就位式次の一手でした。あの泰然自若な羽生さんを仰け反って驚かせたのは楽しい思い出。うーん、もはや懐かしいですね。
 
 マンデーレッスン仲間だった謎の占い師(笑)M氏とも再会。「ちょっと来て」と誘われるままに行くとある婦人を紹介される。何でも息子さんが奨励会三段とのこと。詳しく聞くと、森信門下の竹内雄吾三段のお母様ではありませんか?「今年のゴールデンウィーク、大阪で開催された一門祝賀会で教えてもらいました。応援していたんですけど今回は次点で残念でした。」と会話。いやあ、いろいろな出会いがあるものですね。

 「将棋を世界に広める会」では来る10月9日(土曜日)に羽生さんを招き講演会を行う予定である。当日のパネリストでもある寺尾さんに会場でお会いする。棋聖位防衛を決めたホテルフォレスタ、ねここ先生経由で初めてお会いしたHIDETCHIさんも当日のパネリストだとお聞きする。ちなみに、ねここ先生もパネリストである。会場のキャパを聞くと300人規模。・・・広める会会員出席回答は50人くらいらしいので250人あまりの席は空いているという。羽生さんが将棋普及をテーマに講演するのは珍しいし、一般の方は当日無料なのでご都合良ければ羽生ファンの本ブログ読者は詰め掛けてみてはいかがでしょうか?

 閑話休題・・・。

 『玲瓏』というサイトを立ち上げて早5年、自分にとってもみなさんと同じく念願の竜王奪取が視野に入りました。羽生さん御本人にタイトル奪取を話題にすればきっと「七番勝負、まだ1勝もしていないのでそれはちょっと・・・」と一笑に付されることと思いますが、そこはファン心理、名人と同じく竜王の挑戦者になること自体大変なことなので、このチャンスを生かしていただきたいと、羽生無双流掲示板トピ「JT将棋日本シリーズ」にてもつよさんが No.12108にて語っているように奪取に向けて特に日程のことなど気にしてしまいます。

 そこで、過去の羽生さん独占インタビューを思い起こして自分なりにベストなシナリオをちょっこし考えてみました。

「連覇記録はまた最初からとなると大変なので大事にしていきたいです。」
「タイトル戦は重複しない方がいろいろな面で戦いに集中しやすいです。」

 開幕局を制した王座戦は、第2局、第3局と2連勝して王座戦19連勝19連覇を成し遂げていただくことが期待されます。

 「公式戦は間が空いても調整が難しい。週に3局は(スケジュールが過密になり)大変ですが1局ないしは2局あるのが勝負勘が損なわれないんです。」

 となると、竜王戦だけでもいけない。思い起こせば2年前。棋界タイトル戦初の3連勝4連敗となった竜王戦。NHK 杯トーナメント3回戦の飯島六段戦しか公式戦がなかった。集中できれば結果がよくなるはずと思われる人も多いがそうではない。羽生さんの言葉から勝負勘が損なわれないことが大事と感じるのだ。そこで他の棋戦はと見る。まずは七大棋戦。王位戦リーグは来年の2月からだし、棋王戦は2回戦敗退なので、あとは10月から始まる王将戦リーグ。次に一般棋戦。銀河戦は終ったばかり、朝日杯は年末か年始、最強戦は春からなので、あとはNHK杯、JT杯。王将戦リーグは年内で6局こなします。NHK杯は年内は3回戦までなので勝ち進めば2局。JT杯も年内は決勝まで勝ち進めば2局。

 つまり、竜王戦以外には、年内王将戦6局+NHK杯1局(+1局)+JT杯1局(+1局)の8局(+2局)。竜王タイトル戦は2日制、前日検分前夜祭や翌日の移動があり4日拘束されるので、普通の公式戦とは事情が異なりますが、それ以外に8局(+2局)というのは、漠然とスケジュール過密にならないかという危惧を振り払い、実は羽生さんにとっていい感じ(勝負勘を損なわない)でタイトル戦に臨めるのではないかと思われるのだ。2年前の3連勝しての敗戦に漠然とした不安が降りかかってきたのは、今思えば羽生さんの対局が竜王戦以外になかった(実際は朝日杯があったが堀口戦は不戦局で奇しくも渡辺竜王との対局のみ)からなのかもしれない。今年はこれまた漠然としたものでしかないけど期待に胸膨らんでいます。