秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

清掃と地球

2010-04-22 08:54:29 | 自然と科学
4月22日(旧暦3月9日 九紫 大安 壬寅 不成就日)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

昨日に続き、冷え込む朝となりました。やはりまだまだ足元が冷たく、ストーブをしまえない時期となっています。


今日のタイトルはなんだか適当に付けたような印象がありますが、今日は「清掃の日」「アースデー(地球の日)」と2つの記念日にあたっています。


「清掃の日」については、1954年(昭和29年)に「清掃法」という法律が制定された日となっています。

衛生面での清潔さを向上させる目的で、ゴミや汚物を法的に区分するという内容です。しかし、産業廃棄物に関しては明確な処理基準はなく、これ以降に始まる高度経済成長の、負の面である「公害」に対処しきれなくなるという事態となりました。

1970年(昭和45年)、11月に召集された臨時国会によって、清掃法を全面的に改正する形で「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」という法律が制定され、産業廃棄物に関する処理方法なども見直される形となりました。

「環境庁」が新たに設立されることも決まり、この国会は「公害国会」とも呼ばれるようになりました。


「アースデー」については、アメリカで盛んだった市民運動や学生運動に共感したネルソン上院議員が、1970年(昭和45年)に宣言したもので、「地球全体の環境を守るために、一人ひとりが考えて行動する」という日となっています。

これによって行政が動き、環境保護庁が設立されたり、日本など世界各地に環境意識の高まりを広げることとなりました。

アーズデー

当時は、世界的な交易の活性化と、東西冷戦や公害問題の真っ只中であり、各地で森林の破壊や海洋汚染などが発生していました。

その源流は産業革命であり、人々の生活向上や国家の成長が進む中で、地球環境が犠牲にされてきた面がありました。

経済成長の進んだ先進国が環境への危機意識を持ち、各国と協調することが、現在の環境に関する国際会議の流れへと進んでいきます。

3月23日「気象と環境問題」



奇しくも、「清掃の日」と「アースデー」の二つは、「1970年」が一つの大きな転機となっていたようです。

生活のゴミは、我々の豊かさとともに増えています。また建築などの仕事で発生する産業廃棄物も、建材の多様化とともに区分けが複雑化しています。

「混ぜればゴミ、分ければ資源」という言葉のように、まずはゴミを細かく分別すること。そして「ゴミを出さない生活の仕方、ゴミを出さない仕事の仕方」を心がけなければ、根本的な解決にはならないと思います。

「環境にやさしい」とは、すごくきれいな響きを持つ言葉ですが、実際行動するには多くの労力と厳しい考え方が必要で、それを継続する義務も伴うと思います。

毎日のように現場で出るゴミについては、「木くず」「おがくず」「紙」「布」「ダンボール」「ビニール」「プラスチック・樹脂」「発泡スチロール・断熱材」「コンクリートがら」「鉄」「アルミ」「ガラス・陶器」「サイディング」「石膏ボード」と、最低限これらを分けながら仕事をしています。

それ以上に、ゴミを出さないような設計計画、現場の段取りを心がけていきたいと思います。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
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